今回は不用品から作る0円ギアをご紹介。
0円アウトドアpart3 Crafts+Gear making編
教えてくれた人
バンキャンプコーディネーター
逸見マオさん
0円モノ探しはスピード感重視で
祖父の持っていた空き家を譲り受けたことが、マオさんのDIYライフのはじまり。
「築40年の事務所を自宅にするには内装をリノベーションする必要があったし、家具まで買ってられないな、って思いまして」
そこで覗いてみたのが、地域の情報サイト“ジモティー”。
「メルカリのようなフリマアプリだと、ブランドものが多く、0円はまずない。でもジモティーを利用する人は、引っ越しなんかで早く処分したい人が多く、0円モノも意外にある。これが欲しいと思ったら、なるべく早く行動するスピード感が大事」
ジモティーの場合、取りにいかなければならないので、自宅から50㎞圏内で、5000円以内とマイルールを決めている。
「基本、リメイクして使います。これをどう使おう、って考えるのが面白いので、取りに行ってみたら大きすぎた、なんてこともあるんですけど、とりあえずもらってきて使い道を考えます。おかげで家は不用品だらけ!」
オフィス家具の天板を着せ替え
システムキャンプテーブル
オフィス家具の天板はことのほか重いため、天板をはずし、家の壁の端材を使い、はめ込み式の天板をリメイク。
天板は2分割し、ツーバーナーを置ける仕様。
たこ焼き機を挟めば、食堂のカウンター風。
側面は棚受けにシェラカップなどを吊せる。
飲料ケースに自作の天板をセット
ボックスツール
コーラや日本酒などの飲料ケースは箱型で頑丈なので、天板を乗せてスツール兼テーブルに。左は蝶番で固定したフタ式。ケースには飲料や食材などをストックすることもできる。
0円で家具がゲットできる「ジモティー」とは?
地元の掲示板としても知られるジモティーは、不用品を販売する、または無料で引き取ってもらうときに活用できるサービス。売りたい人の地元で待ち合わせて商品を手渡しするのが基本。登録料、手数料は無料。やりとりはジモティーのチャット機能で行なう。こまめにチェックするのがコツ!
※構成/大石裕美 撮影/三浦孝明
撮影協力/ぼくらのミナノベース https://www.instagram.com/bokurano_minanobase/
(BE-PAL 2024年7月号より)