料理家として活動する筆者が、実際に全6種類を食べながら徹底レビューします。
夏野菜のミネストローネ
1品目のスープは「夏野菜のミネストローネ」。
「揚げ茄子やとうもろこしなどの夏野菜を使ったスープです。トマトのうまみを生かして仕上げました。」
とのことで、パッケージのカラフルな色合いが食欲をそそります。
スープはどれも熱湯220mlを注いでかき混ぜ、1分ほど待つだけで完成。
フリーズドライなので調理が簡単で、手早く作れるのも嬉しいですね。
ちなみに原材料を確認してみると、具材は揚げ茄子やとうもろこし以外に、ズッキーニや赤ピーマンが入っているとのこと。
完成したスープがこちら。
ゴロッと大きめの揚げ茄子がたくさん入っていて、予想以上にボリューミーです。
一口食べてみると、最初はトマトの酸味でさっぱりですが、後味に玉ねぎやチーズのコクも感じられて風味豊か。
具材もフリーズドライとは思えないほど食感がしっかりしていて、かなり食べごたえがあります。
朝食にトーストと合わせたり、ランチにパスタと合わせたり、ディナーに肉料理に合わせたり……。キャンプでも活躍の場が多そうな味わいのスープです。
ねばねば野菜と海藻のスープ
2品目は「ねばねば野菜と海藻のスープ」。
「オクラとモロヘイヤに、わかめやめかぶなどを合わせたスープです。鰹だしのうまみを生かして仕上げました。」
とのことで、ねばねば好きの方が歓喜しそうな食材のオンパレード。
原材料を確認してみると、ゆず果汁やゆず皮も入っているようで、一体どんな風味が味わえるのか楽しみです。
こちらが完成したスープ。
予想以上に具材がたっぷりで、シェラカップの中がねばねば食材で埋め尽くされてしましました。
一口食べてみると、たしかに最初はねばっとしていますが、ゆずの香りのおかげで後味さわやか。
輪切りオクラの食感も小気味よく、また鶏肉が入っているおかげで、この一杯でしっかりお腹にたまります。
夏場のキャンプなら、そうめんやうどんなどの麺類にかけて食べても美味しそうなスープです。
根菜と押し麦のスープ
3品目は「根菜と押し麦のスープ」。
「根菜の滋味深い味わいと押し麦の食感が楽しめるスープです。昆布と鰹のうまみを生かして仕上げました。」
ということで、パッケージも他に比べて落ち着いた色合いです。
具材はごぼうにれんこん、しょうがに押し麦、さらにキャベツ、にんじん、ねぎとお野菜たっぷり。
野菜に押し麦が加わることで、どんな食感に仕上がっているのかが楽しみです。
こちらが完成したスープ。
落ち着いた色合いの中に浮かぶ、にんじんのオレンジが色鮮やかですね。
一口食べてみると、ごぼうもれんこんもフリーズドライとは思えないほど食感しっかり。
さらに、キャベツとねぎのシャキシャキ食感、しょうがの香りのおかげで後味さっぱり。
押し麦も程よくプチプチしていて、今回紹介した中で最も食べごたえがあるかもしれません。
そのまま一品としてはもちろん、ごはんや肉・魚と一緒にメスティンに入れて、炊き込みごはんにしても美味しそうです。
トマトといんげん豆のメキシカンスープ
4品目は「トマトといんげん豆のメキシカンスープ」。
「トマトや玉ねぎなどの野菜に、鶏肉を合わせたスープです。ライムの酸味を生かして仕上げました。」
ということで、南米・中南米で愛されているインゲン豆をたっぷり使用している一品です。
原材料を確認してみると、ライムの他にもセロリやレモン、おろしにんにく、コリアンダー(パクチー)なども入っているよう。
メキシカンという響きとパッケージ写真の色合いからスパイシーな印象を受けますが、辛みは無さそうです。
こちらが完成したスープ。
沈んでしまって良く見えませんが、ゴロッと大きめのいんげん豆がたっぷり入っています。
一口食べてみると、いんげん豆と鶏肉のうま味がジュワッと口の中に広がります。
さらに、ライムとコリアンダー、ダブルのさわやかな風味が追いかけて来て、まさにメキシカン!
香辛料は入っているもののさっぱり食べられるので、チャーハンやガーリックライスなど、ガッツリ系のキャンプ飯との相性が良さそうなスープです。
春野菜とマッシュルームのスープ
5品目は「春野菜とマッシュルームのスープ」。
「菜の花とアスパラガス、キャベツに、マッシュルームを合わせたスープです。きのこのうまみを生かして仕上げました。」
とのことで、パッケージのやさしい色合いが目を引きます。
原材料を見ると、松茸と並ぶほどの芳醇な香りを持つと言われる「ポルチーニ」のペーストも入っているよう。
果たして、フリーズドライでどこまで風味豊かに仕上がるのか楽しみです。
こちらが完成したスープ。
菜の花とアスパラガスの緑のグラデーションが目にやさしい色合いで、木のカトラリーとも相性ピッタリですね。
一口食べてみると野菜はザクザク食感しっかりで、噛むと春らしい甘みと程よい苦みを感じることができます。
さらに、きのこのうま味が全体をやさしく包み込んでくれていて後味ほっこり。
パンやパスタにピッタリなのはもちろん、ごはんやチーズと一緒にリゾットにしても美味しそうなスープです。
ひよこ豆とコリアンダーのハリラスープ
最後にご紹介するのは、「ひよこ豆とコリアンダーのハリラスープ」。
商品説明によると「トマトやキャベツなどの野菜と豆を使ったモロッコのスープです。スパイスをきかせて仕上げました。」とのこと。
冒頭でも紹介した通り、私は料理家として活動していて、仕事柄いろいろな国の料理について勉強したり作ったりします。
しかし、このハリラスープというのは初めて食べるので、購入時からレビューするのを楽しみにしていました。
原材料には野菜以外にも、ターメリックにパプリカ、クミンにこしょうなどがブレンドされていて、紹介文通りにスパイスたっぷり。
果たして、どんな香りが味わえるのか楽しみです。
こちらが完成したスープ。
ちなみに、モロッコは北アフリカの国で、アフリカだけでなくヨーロッパやアラブなどさまざまな文化が融合している国。
スープの見た目や香りにも、そんなお国柄が反映されているような気がします。
一口食べてみると、最初に飛び込んでくるのはターメリック独特のほろ苦い風味。
さらに、具材を噛むと豆のうま味やトマトの酸味、コリアンダーのさわやかな香りがブワッと広がります。
まさに様々な国の文化が混ざりあったような風味で、牛肉を加えてシチューのようにしても美味しそうなスープです。
無印の「やさいを食べる」シリーズはキャンプだけでなく色々なシーンで大活躍!
今回、実際に6種類のスープを食べてみましたが、どれも本当に野菜がたっぷりで、1食ごとにお腹いっぱいになりながら撮影していました。
「やさいを食べる」シリーズは持ち運びに便利で調理が簡単だけでなく、肉や魚などの具材をプラスしたり、ごはんやパスタと合わせたりと、アレンジがしやすいのも嬉しいポイント。
そのため、キャンプはもちろん、職場や学校に持っていくお弁当や災害時の備えとしてもピッタリ。
気になる方は、ぜひ無印良品の実店舗やオンラインショップをチェックしてみてください!
やさいを食べる 夏野菜のミネストローネ
内容量:16g
価格:1個¥190、20個¥3,600
やさいを食べる ねばねば野菜と海藻のスープ
内容量:16g
価格:1個¥190、20個¥3,600
やさいを食べる 根菜と押し麦のスープ
内容量:16g
価格:1個¥190、20個¥3,600
やさいを食べる トマトといんげん豆のメキシカンスープ
内容量:16g
価格:1個¥190、20個¥3,600
やさいを食べる 春野菜とマッシュルームのスープ
内容量:16g
価格:1個¥190、20個¥3,600
やさいを食べる ひよこ豆とコリアンダーのハリラスープ
内容量:16g
価格:1個¥190、20個¥3,600