ドラム缶風呂をキャンプで楽しもう!作り方や入れるキャンプ場も紹介
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    2024.08.26

    ドラム缶風呂をキャンプで楽しもう!作り方や入れるキャンプ場も紹介

    ドラム缶風呂をキャンプで楽しもう!作り方や入れるキャンプ場も紹介
    いつものキャンプに変化を加えるなら、ドラム缶風呂がおすすめです。キャンプでドラム缶風呂を自作する方法や、入る際の注意点を解説します。ドラム缶風呂に入れるキャンプ場も紹介するので、昔ながらのお風呂体験をしたい人はチェックしましょう。

     

    ドラム缶風呂作りに必要な道具

    ドラム缶風呂作りに必要な道具は、ホームセンターやAmazonなどの通販サイトでも入手可能です。ドラム缶風呂作りに挑戦してみたい人に向けて、まずは必要な道具を解説します。

    必須アイテム!ドラム缶とすのこ

    いうまでもなく、ドラム缶がないと始まりません。ドラム缶を選ぶときは、容量200L以上、内径50cm以上を目安にしましょう。写真だけでは大きさを判断できないため、スペック表は要チェックです。

    ドラム缶風呂を作るには、すのこも必須アイテムです。ドラム缶の底は火にかけると熱くなるので、すのこを置く必要があります。

    ドラム缶風呂用の円形のすのこが販売されているので、ドラム缶の内径より一回り小さいものを選びましょう。ドラム缶とすのこを別々でそろえるのが不安な人は、セット商品を選ぶと安心です。

    火おこしの土台を作るブロック

    ブロックはドラム缶の底と地面の間にすき間を作り、火をたくために必要です。ブロックはドラム缶の両サイドに配置するため、偶数個そろえましょう。

    ブロックの種類はセメントブロックが一般的ですが、U字溝ブロックやレンガでも問題ありません。セメントブロックの重さは、一般的なサイズであれば1個あたり10kg前後です。

    U字溝ブロックは溝があるため、じか火を避けるのに便利です。ただし、重さが20kgを超えるケースがあり、持ち運びにくさがネックになる可能性があります。

    レンガは1個あたりの高さが低いため、複数個積む必要があるでしょう。その際は、しっかりとバランスを取って崩れないようにすることが重要です。

    出入りするための脚立

    ドラム缶風呂に出入りするには、脚立が必要です。ドラム缶の高さは90cm程度で、ブロックに乗せると120cm程度になります。そのため、高さ80cm程度の脚立を選ぶのが望ましいでしょう。

    脚立は、通常のはしごを組み合わせたタイプでもよいですが、入浴後は足がぬれているので、滑らないよう注意が必要です。天板のある足場台なら、足全体で天板を踏めるので安定感がありおすすめです。

    ドラム缶風呂の作り方・入り方

    材料がそろったら、いよいよドラム缶風呂作りに挑戦しましょう。ドラム缶風呂への安全な入り方も解説します。

    ドラム缶風呂の作り方

    ドラム缶風呂の作り方は、以下の通りです。

    1. ブロックを組み、ドラム缶を乗せる
    2. 水を1/3から半分くらいまで注ぐ
    3. 火おこしする
    4. すのこを置いて入る

    まずは平らで安定する場所を見つけ、ブロックで土台を組みます。ドラム缶に入れる水の量の目安は、1/3から半分ぐらいがよいでしょう。水の量が多いと入るときにあふれてしまい、火が消える可能性があります。

    気温や火力にもよりますが、火おこしをしてから30分前後で適温に温まります。水温計を用意しておけば、適温かどうか確認できるのでおすすめです。お湯が温まったら、すのこを入れてドラム缶風呂を楽しみましょう。

    ドラム缶風呂の入り方

    ドラム缶風呂の底は直接火にかけられているため、非常に高温になっています。やけどを防ぐために、必ずすのこを入れてから入浴しましょう。すのこは水に浮かびますが、足で底に押し込むようにして入るのがポイントです。

    なお、ドラム缶の底は熱いものの、側面など体に触れる部分はそこまで熱くなりません。キャンプ場でドラム缶風呂に入る際は、水着やぬれてもよい服装に着替えましょう。キャンプ場には他の利用者もいるため、全裸での入浴はNGです。

    ドラム缶風呂に入る際の注意点

    ドラム缶風呂に入る際には、いくつか注意点があります。マナーに関わるポイントもあるので、気持ちよく利用するために、以下のポイントを知っておきましょう。

    やけどしないよう温度を調節する

    ドラム缶風呂は、ずっと火をたいているとどんどん熱くなるので、必要に応じて給排水して温度調節する必要があります。あらかじめバケツに水を用意しておき、必要に応じて水を足すのがよいでしょう。

    火を消してしまうのもよいですが、時間がたつにつれてお湯がぬるくなったり、次の人が入るときにたき直したりするのは面倒です。可能であれば、火力調節をする係を決めるのがおすすめです。交代制にすれば、お互い気持ちよくドラム缶風呂を楽しめるでしょう。

    一気に排水しない

    後片付けの際に、一気に排水するのは避けましょう。川に流すならまだしも、地面に排水すると辺り一面が水浸しになってしまいます。

    100L近くの水が入ったドラム缶をひっくり返すのは難しいので、ドラム缶の側面に水抜き栓を設けておくと便利です。ただし、栓を取り付けるにはDIYしなければならないため、自信がない人は『サイフォンの原理』を使いましょう。

    サイフォンの原理とは、水が高いところから低いところに流れる原理を利用した仕組みです。必要なのはホース1本のみなので、非常に簡単です。

    やり方は、まずホースを水に沈めて、完全に空気を抜きます。排水する方の口を抑えて、流したい場所に持っていって手を離すと、勝手に水が流れ出ます。

    ドラム缶風呂に入れるキャンプ場

    キャンプの休憩タイム

    (出典)pexels.com

    数は多くありませんが、ドラム缶風呂を用意しているキャンプ場もあります。手軽にドラム缶風呂を楽しみたい人に向けて、おすすめのキャンプ場を三つ紹介します。

    琴川キャンプ場(山梨県)

    山梨県にある琴川キャンプ場では、手作りのドラム缶風呂に入れます。3式用意されており、グループでの利用も可能です。

    現地受け付けも可能で、薪1束が用意されているため、自分で持っていく必要はありません。火おこしから体験でき、子どもとの思い出作りにぴったりです。

    琴川キャンプ場では、『サウナ琴川』と呼ばれるテントサウナも利用可能です。ドラム缶風呂と同じ場所に設置されており、水風呂とデッキチェアも用意されています。

    ドラム缶風呂とテントサウナを同時に利用すれば、自然の中でととのう体験ができます。

    山梨の琴川キャンプ場

    飛雪の滝キャンプ場(三重県)

    三重県と和歌山県の境にある飛雪の滝キャンプ場では、レンタルの形で火おこしから湯沸かしまで、全てセルフでドラム缶風呂を体験できます。ドラム缶風呂には水抜き栓が付いており、後片付けも楽です。

    ドラム缶風呂へ安全に出入りできるよう、利用は二人から受け付けています。たき物も料金に含まれているため、手ぶらで楽しめます。

    また、フィンランド式サウナとロシア式サウナの体験も可能です。テントサウナの隣には滝つぼがあり、天然の水風呂でととのえるのもポイントです。

    飛雪の滝キャンプ場 – 三重県最南端のキャンプ場

    グリム冒険の森キャンプ場(滋賀県)

    滋賀県にあるグリム冒険の森キャンプ場では、たき付けから入浴、後片付けまでをセルフで行うドラム缶風呂体験が可能です。

    ドラム缶をブロックに乗せるタイプではなく、羽釜のように釜の上に設置する本格的なドラム缶風呂が楽しめます。ドラム缶風呂は簡易的な屋内に設置されているため、周りの目が気になる人も安心です。

    キャンプ場にはAC電源サイトが8サイトあり、初心者も利用しやすくなっています。キャンプ場の名前は、グリム兄弟が童話を集めるためにたどったメルヘン街道に似ていることから、名付けられました。

    グリム冒険の森 公式ホームページ | キャンプ場・オートキャンプ・コテージ

    まとめ

    ドラム缶風呂は、昔ながらのお風呂体験をするにはもってこいのアクティビティです。自作も可能で、材料はホームセンターや通販で簡単に入手できます。

    ドラム缶風呂を用意しているキャンプ場なら準備なしで楽しめるため、気軽に体験してみたい人におすすめです。やけどや服装、排水方法に注意し、非日常を体験してみましょう。

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