寸前に値上げするラクダ
砂丘へ行くためラクダを予約しましたが、乗る直前にいきなり値上げしたラクダのオーナー。理由を訊いても「I don’t Know」しか言わない無精な奴です。足元を見て商売してるアコギな奴。
じゃあ、キャンセルしますね。砂漠まで歩きますよ!と断ったら、
「ゴビ砂漠を甘く見るんじゃねーよ。歩けるもんなら歩いてみればいいさ(顔付きから察するに)」
負け惜しみのコメントをいただきましたが、なんとかなるでしょう。
ゴビ砂漠は見えます。そう遠いようにも思えません。目測3km。夕暮れまで4時間。往復6km×20分=120分。楽勝じゃんって思ったのですが、甘かったです、この素人計算。
近くて遠いゴビ砂漠
歩いても歩いても近づかない砂漠でして、もしかして蜃気楼じゃないですよね?
しかも途中で川が横たわっていて、邪魔臭いったらありゃしない。川は浅いけれど、岸は2メートルくらいの崖。飛び込むには高い。低い岸を探しまわって、遠回り。見えているのに近づかない。
日没まで2時間を切りました。どういうわけか、砂漠はまだまだ先です。とてもたどり着けそうにないので、諦めます。涙の撤収~。
ラクダのセクシーなお尻に手を振り、近いようで遠いゴビ砂漠よ、また会う日まで。
次回は、いよいよ草原のど真ん中でキャンプ。
間違いなく、死ぬまでに絶対行きたい世界のキャンピング、ベスト5にランクインします!
ぐるりと360度、遮るものない絶景ですから。
続きは、次回「第3回 猛吹雪の青空トイレ」へ。
石澤義裕・祐子
住みやすい国をリサーチしようという話から2005年から世界一周をスタート。アメリカ、カナダなどをスクーターで旅行し、オーストラリアをキャンピングカーで回ったのをきっかけに2015年の夏から軽キャンピングカーで旅を始めた。