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初めてのキャンプはどんな準備をすればいい?
「今年こそはキャンプに挑戦しよう!」と思い立ったものの、キャンプには事前に準備したり考えておいたりすることがたくさんあります。
- 何を持っていけばいいのか
- どんなキャンプ場を選べばいいのか
- 着いてから何をして過ごせばいいのか
などが分からず、二の足を踏んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、キャンプに必要な道具と選び方、キャンプ場の選び方、キャンプでの過ごし方をキャンプ歴10年超えの著者が解説します!
初めてのキャンプで、右も左も分からないとお悩みの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
キャンプに必要な道具と選び方
キャンプには必要な道具がたくさんあります。
種類や性能も多岐に渡るため、初心者が最初につまづきやすい箇所です。
そこで、最初に揃えておきたい道具と、選び方のポイントを紹介します。
テント
テントはキャンプにおける家の代わりとなるもの。雨風、暑さや寒さ、虫などから身を守ります。
写真のようなドームテント、真ん中に1本のポールを立てて設営するワンポールテントなどがあります。
使う人数にもよりますが、軽量でコンパクトなものを選ぶと持ち運びや設営の際に楽ですよ!
寝袋
寝袋(シュラフ)は布団の代わりになるもの。写真のような寝返りも打てる広さの封筒型、体の形のようなマミー型の2つのタイプが主流です。
中綿は化繊とダウンがあり、化繊は安価で水に強いが重くかさばりやすい、ダウンは軽量でコンパクトだが水に濡れると保温力が低下しやすいという特徴があります。
また、寒い時期に使用する場合は保温力が重要です。必ず、使用可能温度を確認してから購入するようにしましょう。
マット
マットは寝る時に寝袋の下に敷きます。寝袋だけで寝ると石などの感触が背中に直接伝わるため、安眠のための必需品です。それ以外にも、地面からの冷気をシャットアウトするという大切な役目も。
写真のようなウレタン素材などのクローズドセルタイプは、持ち運びの際にはかさばりやすいものの、軽いのが特徴です。軽さと寝心地を重視する方におすすめです。
クーラーボックス
クーラーボックスは、肉や魚などの食材、飲み物を冷やすために使います。特に、夏は食材が傷みやすいため持参が必須です。
ハードタイプとソフトタイプがあり、1~2泊のキャンプには50L程度のハードタイプを持って行くと安心。重量はありますが、頑丈なので椅子の代わりにもなります。
写真の私物はソフトタイプで、軽量でコンパクトに折りたためる点が強み。350mlサイズのお酒や少量の食材であれば問題なく入り、少人数のデイキャンプであればこのサイズでも十分です。
ランタン
電気のないテントサイトではランタンが照明の代わり。暗い夜にトイレなどに行く際にも役立ちます。
ガス、ガソリン、電池式と3つのタイプがありますが、テント内で使う際には写真のような火を使わない電池式がおすすめです。
食料
キャンプでの醍醐味といえば料理!焚き火で肉や海鮮などを焼くだけで、家で食べる時とは違った美味しさが味わえます。
キャンプ場の近くで買えない場合もあるので、出発前に家の近くなどで買っておくと安心です。
調理道具
意外と忘れがちな調理道具。炒め物をするためのフライパン、汁物やカレーなどを作る小鍋があれば、大半の料理は作ることができます。
写真のお弁当箱のような形をしたメスティンは、外でも米が美味しく炊けるほか、蒸し物なども作れる万能ギアです。
箸やフォーク、スプーンなどのカトラリーも忘れないようにしましょう。
椅子・テーブル
キャンプで快適に過ごすために欠かせない椅子とテーブル。食事やリラックスタイムの際に役立ちます。
ハイスタイルとロースタイルの2つのタイプがあり、どのような過ごし方をしたいかで好みのタイプを選ぶことをおすすめします。
どちらもかさばりやすいため、なるべく軽量でコンパクトな物を購入するといいでしょう。
キャンプに行く際の場所の選び方
キャンプ場は日本全国に無数にあり、初心者はどこを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
口コミの高いキャンプ場を選べば大きな失敗はありませんが、抑えておきたいポイントを紹介します。
設備の充実度
初めてのキャンプで、特に意識すべきなのが設備の充実度。トイレや洗い場、売店や自動販売機などが該当します。
シャワー付きのキャンプ場を選べば、夏や冬のキャンプでも快適に過ごすことができます。事前にホームページなどで確認しましょう。
アクセスの良さ
アクセスの良さも重要です。キャンプ場は山の中などにあることが多く、中にはカーナビで表示されずに迷ってしまうことも・・・。
自家用車ではなくバスなどでアクセスする場合は、公共交通機関の時間を事前に確認しておきましょう。
周辺のアクティビティ
キャンプ場の周辺に何もないと、せっかく来ても時間を持て余してしまいがちです。
歩いて行ける場所に温泉や観光施設があれば、天気が急変した時などでも楽しむことができます。
キャンプでの過ごし方とおすすめのアクティビティ
「キャンプに行っても特にやることがない!」と思っているあなた。キャンプは非日常を体験できる絶好のチャンスです。
キャンプでの過ごし方とアクティビティの一例をご紹介します。
自然観察
キャンプと自然観察は相性抜群。バードウォッチングや山菜採りなど、楽しみ方もさまざまです。
私は富士山の見えるキャンプ場で、焚き火に当たりながら山々を眺めているだけで、時間があっという間に過ぎていったことを覚えています。
ハイキング
体を動かしたい方にはハイキングもおすすめです。キャンプ場の中をぐるりと一周してみるだけでも、思いもよらぬ発見があるかもしれません。
ただし、山の中のキャンプ場では遭難や熊に襲われる危険があるため、明るいうちに行いましょう。
釣り
海や川に隣接したキャンプ場では釣りもおすすめです。釣った魚をその場で焼いて食べることは、キャンプならではの醍醐味です。
釣りもキャンプ同様に持参するものが多いので、こだわりのない方は竿などがレンタルできるキャンプ場を選ぶといいでしょう。
読書
読書は手軽に楽しめる過ごし方の1つ。特に、時間を持て余しがちなソロキャンパーの方におすすめです。
普段はスマホ中心でまったく本を読まないという方も、たまには自然の中で気になる本を読んでみてはいかがでしょうか。
キャンプファイヤーやバーベキュー
家族や友人同士のキャンプには、キャンプファイヤーやバーベキューがおすすめ。最近では器具がレンタルできるキャンプ場も多くあります。
ただし、終わった後の火やゴミの後始末は徹底して行い、大声で騒ぐといった他のキャンパーに迷惑のかかることは控えましょう。
知っておくと安心の安全対策
自然の中で過ごすキャンプでは、日常では思いもよらぬことが起きることも。
起こりうるリスクを把握し備えておきましょう。
火の取り扱い
キャンプでは焚き火や料理などで火を扱いますが、テントなどの近くでは引火して火災を引き起こす危険があります。
火の近くには燃えやすいものを置かず、いざという時のために消火用の水をペットボトルなどに用意しておくと安心です。
また、直火禁止のキャンプ場で焚き火をする場合は、必ず焚き火台を使用しましょう。
天候や気温の変化への対応
キャンプでは急な天候の変化がつきものです。夜になると夏でも冷え込む場合があるため注意が必要です。
私の実体験として、春先に山の上のキャンプ場でテント泊をしたところ、夜は氷点下を下回る気温になり眠れなかったことがあります。
そのため、キャンプに行く前には昼と夜の気温を確認し、雨天時に着るレインウェアや、寒い時に重ね着できる服などを持参するといいでしょう。
予期せぬ怪我の応急処置
キャンプでは日常では行わないこともするため、予期せぬ怪我をすることがあります。
慣れないうちは焚き火での薪割りの際に誤ってナタで指を切ったり、焚き火台を触ってやけどをする方が多くいます。また、森の近くのキャンプ場ではスズメバチに刺されるなど、キャンプには思わぬ危険がたくさんあります。
焚き火の際は耐熱グローブなどを身につけ、応急処置用の絆創膏や消毒液を持参しておくと安心です。
キャンプのマナーとルール
どのようなキャンプ場でも、基本的に守るべきマナーとルールは以下です。
・基本的に生ゴミは家に持ち帰る(場所によっては、ペットボトルや缶は捨てられるところもあります)。
・直火禁止のサイトで焚き火をする際は焚き火台を使用し、火の後始末をしっかりとする。
・他のキャンパーに迷惑をかけるような大声を出したり、大音量で音楽を流さない。
そのほか、キャンプ場独自のマナーやルールが決まっています。予約や受付の際に確認しておきましょう。
初めてのキャンプを良い思い出に!
キャンプは日常の生活から離れ、非日常を体験できる場です。キャンプを通して世界感が広がったり、将来やりたいことのヒントが見つかることもあります。
キャンプでは準備するものがたくさんありますが、まずは道具が一通りレンタルできるグランピングでお試しで体験してみることもおすすめです。
この記事を読んで、あなたの初めてのキャンプが良い思い出になることを願っています!