旅から出張までこれで完結!スーリーの「シェルのような多機能バッグ」を試してみた
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    2024.07.29

    旅から出張までこれで完結!スーリーの「シェルのような多機能バッグ」を試してみた

    ブランドロゴ

    「THULE(スーリー)」と聞くと、車のルーフに取り付けるキャリアのイメージが強い人もいるだろう。しかし、近年人気を集めているのが、街中からアウトドアまで幅広く使えるバックパックだ。

    今回は、2024年に発売したばかりのバッグを試す機会があったので、4泊5日の出張で使ってみた感想をお伝えする。

    優秀な収納力!長期出張や旅に便利なバッグ

    商品の外観

    スーリー「サブテラ2 コンバーチブルキャリーオン 40 L」¥40,150

    今回紹介するのは、スーリーのラゲッジコレクション・サブテラ2のひとつで、ダッフル(ショルダー)バッグとバックパックの2WAYで使えるシェル型のバッグ。サブテラ2は、同ブランドが生まれたスウェーデンらしいシンプルな美しさと、現代のライフスタイルにフィットした機能性を備えた新コレクションである。

    サイズは35×21×55cmで、機内持ち込みに対応。容量は40Lで重量は1.7kg。登山向けバックパックの中型サイズにあたる大きさだ。何よりサイドポケットやフロントポケットなど細かい収納部が一見ないように見えるが、外付けではなく内蔵型なのでスッキリして見えるのが特徴。

    筆者が普段の旅や出張で使っているものは、登山向けの36Lバックパックやキャリーケースが多く、今回のようなビジネスでも使えるスマートバッグは初めて使う。ここからは、写真と一緒に各部位の機能を紹介する。

    生地の寄り

    生地は引き裂き強度に優れている800デニールナイロンを採用。ファスナーは水が入りにくいYKKジッパー。

    背面

    背面はメッシュ生地を使ったパッドを配しており、背中への負担を軽減する。中央には、キャリーケースのハンドルに引っかけるループ付き。

    ショルダーハーネスの寄り

    ショルダーハーネスのパッドは薄すぎず厚すぎず。しかも体に接する部分はメッシュ生地になっており、汗をかいても不快感なし。

    ブルーサイン認証タグ

    横にはブルーサイン認証のタグ。作る工程で安全かつ環境に配慮したことを意味する。

    続いて、収納部をチェックしよう。

    収納ポケット

    上部には3つのファスナーがあり、一番手前はメッシュポケット付きの収納ポケット。ある程度のマチがあり、財布から名刺入れ、メガネなども問題なくしまえる。

    メインコンパートメント

    2番目のファスナーを開けると、メインコンパートメントに通じている。

    背面ポケット

    背面の横にもポケットがあり、パスポートやメモ帳が入るサイズ。

    最後に、気になるメインコンパートメントについて紹介しよう。

    メインコンパートメント全体

    3番目のファスナーをぐるっと1周してフタを開けると、メッシュの仕切り付きのメインコンパートメントが登場。

    メッシュポケット

    メッシュの仕切りにはポケットも配しており、A4サイズの書類や未使用の圧縮袋などを収納できる。

    メインコンパートメントの寄り

    メインコンパートメントには仕切り板があり、取っ払うことが可能。左の大枠は衣類や洗面用品などを収納でき、右の小枠にはサンダルが入る。

    フタの裏

    開けたフタの裏にはPCケースを収納するポケット付き。

    ここまでで、5箇所のポケットや随所に取り入れたメッシュ生地、そして内蔵パッドなど多彩な機能が備わっていることを紹介した。個人的には、2箇所からメインコンパートメントにアクセスできるのと、メッシュ生地を使うことで見やすさや通気性を確保しているところが魅力だと感じた。

    次は、実際に使った感想をお伝えする。

    まるっと収納した4泊5日分の荷物

    荷物

    PCとタブレットは付属のPCケースに収め、衣類は仕分けケース2点に収納。使い終わった衣類は圧縮袋に入れてコンパクトに。

    「コンバーチブルキャリーオン 40 L」で出張した際の荷物を見てみよう。メインコンパートメントの大枠には衣類と入浴セット、ケーブルケースを入れ、小枠には圧縮袋とレインウェアを収納。PCとタブレットは付属のアタッシェケースに入れて、これで4泊5日の出張ができた。

    「サブテラ2 コンバーチブルキャリーオン 40 L」を使ってみた

    背負った状態

    使ったバッグは、ダークスレートというシックな色。

    機能を紹介したところで、次はバッグに荷物をしっかり入れて背負ってみた。ショルダーハーネスは体にぴったり付くようにフィッティングするとしっくり感じ、逆にハーネスを緩くしてしまうと、重心が後方へ向かってしまい、後ろへ引っ張られるかのような感覚で疲れやすくなった。

    横から

    バッグの底部が仙骨に乗り、登山系バックパックと同じような背負い心地。

    次はボストンタイプにして使ってみた感想を紹介する。

    D環の寄り

    ストラップを引っかけるD環は中に入っている状態で、引っ張ればすぐに出てくる。

    ボストンバッグに変更

    荷物の出し入れが多い人は、ボストンタイプにすることでもっと楽になる。

    ショルダーハーネスは底部のフックから外すことで、背面パッドの裏側に収納することができる。そして、ショルダーストラップをD環に引っかければボストンバックに早変わり! ものの数分でチェンジできる。

    最後に、そのほかの機能を紹介しよう。

    チェストストラップ

    チェストストラップを使うことで、フィット感がより楽に調整できて便利。

    アタッシェケース

    フタの裏側に入っていたアタッシェケースは、ショルダーストラップを付ければ単体で持ち運べる。

    サイドポケット

    バッグの片側には、折り畳み傘やドリンクボトルを収納できるポケットがある。使わない際はファスナーでしまうことができる。

    結論として、初めて使ったスマートバッグは収納性に優れ、普段なら外付けの収納ポケットにあれやこれやと入れて膨れてしまうのが嘘のようにすっきりして見えるのにびっくり。また、パッドも十分クッション性がありたくさんの荷物を入れても体への負担を軽減してくれたことも大きな発見だった。

    厚みがあることで不便に思った点も

    背負っているところ

    フロント部にもパッドが入っており、外からの衝撃を軽減してくれる。

    機内に持ち込めて、なおかつ4泊5日分の荷物が入っているとは思えないくらいスッキリした佇まいに驚いた筆者だが、唯一気になったのは電車内。特に朝の満員電車だとこの厚みが足かせとなった。

    電車内では座席上の棚にバッグなどの荷物を置かないようにしており(以前に大事な荷物をそのまま置き忘れてしまった苦い過去があり)、前に抱きかかえるようにして背負っているが、前に重心がかかるようになり、長時間立っていて非常に疲れた。今後は満員電車を避け、休める際はバッグを下ろせるようにしたいと感じたのだった。

    一軍入り決定! 今後も使いたいと思えるバッグ

    背負った状態

    今回使ったスーリーの「コンバーチブルキャリーオン 40 L」は、新たな発見もあり今後の旅や出張でガンガン使いたいと感じた。海外ではどうなのか、キャンプでも何か使えるのか、など試してみたい。

    商品概要

    スーリー「サブテラ2 コンバーチブルキャリーオン 40 L」

    サイズ:35×21×55cm
    重量:1.7 kg
    容積:40 L
    カラー展開:ブラック、ダークスレート、ベチバーグレー

    商品の詳細はこちら

    私が書きました!
    『ロウホウ』代表
    小川迪裕
    アウトドア&ファッションメディアの編集者、ライター、コンテンツディレクター。雑誌、WEBメディアの編集と執筆に加え、ブランドのホームページやブックレットの製作も行う。日産・エクストレイルの上にルーフトップテントを載せて車上泊をするのがキャンプスタイル。愛犬のジャック・ラッセル・テリアと旅をするのが今の夢。https://www.michihiro-ogawa.com/

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