「THULE(スーリー)」と聞くと、車のルーフに取り付けるキャリアのイメージが強い人もいるだろう。しかし、近年人気を集めているのが、街中からアウトドアまで幅広く使えるバックパックだ。
今回は、2024年に発売したばかりのバッグを試す機会があったので、4泊5日の出張で使ってみた感想をお伝えする。
優秀な収納力!長期出張や旅に便利なバッグ
今回紹介するのは、スーリーのラゲッジコレクション・サブテラ2のひとつで、ダッフル(ショルダー)バッグとバックパックの2WAYで使えるシェル型のバッグ。サブテラ2は、同ブランドが生まれたスウェーデンらしいシンプルな美しさと、現代のライフスタイルにフィットした機能性を備えた新コレクションである。
サイズは35×21×55cmで、機内持ち込みに対応。容量は40Lで重量は1.7kg。登山向けバックパックの中型サイズにあたる大きさだ。何よりサイドポケットやフロントポケットなど細かい収納部が一見ないように見えるが、外付けではなく内蔵型なのでスッキリして見えるのが特徴。
筆者が普段の旅や出張で使っているものは、登山向けの36Lバックパックやキャリーケースが多く、今回のようなビジネスでも使えるスマートバッグは初めて使う。ここからは、写真と一緒に各部位の機能を紹介する。
続いて、収納部をチェックしよう。
最後に、気になるメインコンパートメントについて紹介しよう。
ここまでで、5箇所のポケットや随所に取り入れたメッシュ生地、そして内蔵パッドなど多彩な機能が備わっていることを紹介した。個人的には、2箇所からメインコンパートメントにアクセスできるのと、メッシュ生地を使うことで見やすさや通気性を確保しているところが魅力だと感じた。
次は、実際に使った感想をお伝えする。
まるっと収納した4泊5日分の荷物
「コンバーチブルキャリーオン 40 L」で出張した際の荷物を見てみよう。メインコンパートメントの大枠には衣類と入浴セット、ケーブルケースを入れ、小枠には圧縮袋とレインウェアを収納。PCとタブレットは付属のアタッシェケースに入れて、これで4泊5日の出張ができた。
「サブテラ2 コンバーチブルキャリーオン 40 L」を使ってみた
機能を紹介したところで、次はバッグに荷物をしっかり入れて背負ってみた。ショルダーハーネスは体にぴったり付くようにフィッティングするとしっくり感じ、逆にハーネスを緩くしてしまうと、重心が後方へ向かってしまい、後ろへ引っ張られるかのような感覚で疲れやすくなった。
次はボストンタイプにして使ってみた感想を紹介する。
ショルダーハーネスは底部のフックから外すことで、背面パッドの裏側に収納することができる。そして、ショルダーストラップをD環に引っかければボストンバックに早変わり! ものの数分でチェンジできる。
最後に、そのほかの機能を紹介しよう。
結論として、初めて使ったスマートバッグは収納性に優れ、普段なら外付けの収納ポケットにあれやこれやと入れて膨れてしまうのが嘘のようにすっきりして見えるのにびっくり。また、パッドも十分クッション性がありたくさんの荷物を入れても体への負担を軽減してくれたことも大きな発見だった。
厚みがあることで不便に思った点も
機内に持ち込めて、なおかつ4泊5日分の荷物が入っているとは思えないくらいスッキリした佇まいに驚いた筆者だが、唯一気になったのは電車内。特に朝の満員電車だとこの厚みが足かせとなった。
電車内では座席上の棚にバッグなどの荷物を置かないようにしており(以前に大事な荷物をそのまま置き忘れてしまった苦い過去があり)、前に抱きかかえるようにして背負っているが、前に重心がかかるようになり、長時間立っていて非常に疲れた。今後は満員電車を避け、休める際はバッグを下ろせるようにしたいと感じたのだった。
一軍入り決定! 今後も使いたいと思えるバッグ
今回使ったスーリーの「コンバーチブルキャリーオン 40 L」は、新たな発見もあり今後の旅や出張でガンガン使いたいと感じた。海外ではどうなのか、キャンプでも何か使えるのか、など試してみたい。
商品概要
スーリー「サブテラ2 コンバーチブルキャリーオン 40 L」
サイズ:35×21×55cm
重量:1.7 kg
容積:40 L
カラー展開:ブラック、ダークスレート、ベチバーグレー
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