いったいどんな体験やサービスを提供してくれるのか?その気になる中身をチェックしてみた。
自然の中で生き抜く力を。新会社NOYAMAの事業とは
「NOYAMA」の初年度に提供されるサービスは大きく2つある。
1つ目は、自然の中にあるもの“だけ”を使って、サバイバル力をみんなで楽しく身に着けるためのコンテンツ・コミュニティサービス「冒険の学校」。
2つ目は、プラグインハイブリッドEV(PHEV)とアウトドアギア・電化製品をまるっとレンタルできるというサービス「e-Outdoor」。自然の中で家電を使う体験を通じて、アウトドアでいざという時でもスマートに楽しく生きる術を体験できる。
なお、中期的には、プラットフォームビジネスとして、EC事業、広告配信事業、データコンサルティングなど、幅広い事業展開を目指したいそうだ。
「豊かなアウトドアと体験価値を提供したい」と思いから設立
コロナ禍以降、アウトドア市場は拡大し続けていて、多くの生活者がキャンプなど豊かな自然体験を楽しんでいる。
その一方で、昨今は地震や風水害などの自然災害も頻発。AIの急速な発展によって社会や⽣活環境が⼤きく変化する中、改めて自然との接し方やリアルの大切さを見つめ直すことにも注目が集まっている。
このような環境で、顧客接点の開発・マーケティング知見を持つ博報堂と、冒険心を呼び覚ますモビリティライフを提供する三菱自動車の両社の強みをかけあわせ、アウトドアに特化したプラットフォームビジネスを提供する新会社を設立したというわけだ。
「NOYAMA」という社名は、原っぱや野山を駆け回った子どものころの原風景を想起し、そのような原風景への回帰や自然の中での冒険を求める人々へ、豊かなアウトドアの時間や新たなアウトドアの体験価値を提供したいという思いが込められている。
また、「NOYAMA」は、社名だけでなくプラットフォームサービスの名称にもなるという。
2つのサービスで新しいアウトドア体験が拡充する予感
以下、新会社が提供する2つのサービスの中身を詳しくみてみよう。
(1)「冒険の学校 ―みる、つながる、やってみるー」
自然で生きる技術や知恵をゼロから学び、新たなアウトドアの楽しみ方を共有・共感できるアウトドアコミュニティサービス。
最小限の道具を持って、野外(主に自然環境下)で生活をしたり、アウトドアを楽しんだりするためのスキルや技術であるブッシュクラフト。主な対象は、このブッシュクラフトや自然探索に興味のある人だという。
メンバーシップに加入すると、自然の中での生活をより楽しむための「ノウハウ動画ライブラリー」と「オンラインコミュニティ」、「リアル体験イベント情報ポータル」という3つのサービスにアクセスすることができる。ワクワクドキドキできる体験に出合うチャンスがありそうだ。
(2)「e-Outdoor」
「アウトランダー」と「エクリプス クロス」は、大容量バッテリーに蓄電された電力を電化製品に使用できるプラグインハイブリッドEV。
e-Outdoorは、この2車種と便利なアウトドアギア、電化製品を一括で借りられるレンタルサービス。
キャンプをこれから始めたい人はもちろん、いつものキャンプとは趣向を変えたい人にとっても、新たな体験が手軽にできる。
まだ立ち上がったばかりの「NOYAMA」だが、今後さらにサービスが増えていくそう。アウトドアの新たな体験の場として注視したい。
株式会社NOYAMA
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