夏キャンプの暑さ対策で選ぶべき寝具とは?スタイル別に"快眠度"をチェックしてみた
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    2024.07.29

    夏キャンプの暑さ対策で選ぶべき寝具とは?スタイル別に"快眠度"をチェックしてみた

    夏キャンプの暑さ対策で選ぶべき寝具とは?スタイル別に"快眠度"をチェックしてみた
    暑さで目覚めることほど、不快なものはなし。夏キャンで頼れる快適寝具を、最高気温35度C超えの猛暑日に一斉テスト!

    猛暑を乗り越えられる寝具はどれ?編集部員がフィールドテスト

    エントリー1 
    新進気鋭! この夏の話題ギア「テントコット」

    KZMアウトドア/
    ニューブラックコットテント ¥25,800
    フィールドコットマックス ¥23,800

    テスター・ライターオオイシ

    シルバーコーティングの生地も相まって、炎天下でも十分涼しく感じた。テントの四方をメッシュにできるので、狭さも感じず、かな〜り快適。

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    バックルでコットを固定すれば、凹凸のある場所でも快適に寝られる。キャノピーは2倍に伸ばせる。テント単体での使用も可能。

    問い合わせ先:萬祥  TEL:03(5806)9360

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    テント内部の全面に紫外線遮断性にすぐれたシルバーコーティングが施され、涼しさ倍増!

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    最涼!
    平均温度差4.38度C

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    寝転がった際の地表からの高さは38㎝。地面からの熱を感じず、風も通るので快適。夏は高床式に限る!

    エントリー2
    心地よい揺れと風を感じる「ハンモック」

    モンベル/
    フィールドハンモック ¥13,420
    バグプルーフ ハンモックネット ¥8,800
    ハンモック スタンド ¥20,900

    テスター・編集ハラボー

    肌触りがサラサラで寝やすかったけど、布に包み込まれる分、少し熱が籠もったのかも。日向と日陰では1度Cの差があり。

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    720gと軽量で、ハンモックネットと組み合わせれば、虫もガード。操作が簡単なツリーストラップも付属。

    問い合わせ先:モンベル・カスタマー・サービス TEL:06(6536)5740

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    平均温度差 5.76度C

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    スタンドを使うと地表からの高さは20㎝。木に取り付ければ、高さが確保できて涼しさも増しそう。

    エントリー3 通気性抜群で暑さを溜めない「エアーラッセル仕様のマット」

    エスカルゴ/
    エスカルゴマットワイド 
    ¥14,300

    テスター・編集タカセ

    床に直接敷いたので、地熱を受けて体は結構暑かった。でも驚きなのは、暑くてもマットが全然ベタつかないこと。さすがの通気性!

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    95%以上が空気でできた、エアーラッセルという中材を採用。通気性抜群で、体圧を分散させるので体が沈み込みにくい。

    問い合わせ先:北沢 TEL:06(6328)0488

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    生地表面はメッシュ地のようにサラサラしていて、手触りもいい。

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    平均温度差 5.93度C

    実験のルール

    1  12時から17時までの1時間ごとに、それぞれの寝具にテスターが10分間ずつ寝る。

    2  10分後に、A.寝具周辺の温度、B.背中の中心部と寝具の間の温度を計測。

    3  AとBの温度差の、6時間分の平均値を計算。平均値が小さいほど、背中裏の温度の上昇が抑えられている。

    ※テスト実施中の外気温は平均34.7度C。天気は晴れときどき曇りでした。

    コット、ハンモック、マットで検証した結果…

    夏キャンプの寝苦しさを一度でも経験すると、キャンプ好きとはいえ、二の足を踏んでしまう。熱帯夜でも快眠を貪るために、我々が快適寝具を実証実験。

    ハ:「やっぱ、風に揺られるハンモックですよ。見るからに涼しそう」

    タ:「いやぁ、僕は地に足がついてないと眠れないからな」

    ハ:「じゃあ、涼しそうなマットでも探してみたらいいですよ」

    タ:「冷たいな〜」

    オ:「私は新進気鋭のテントコット、いってみます!」

    ハ:「でも、コットの上だけって狭くないですかね?」

    タ:「落ちるんじゃないですかぁ」

    オ:「💢空間が広いほうが涼しそうではあるけど、モノは試し!」
     
    各々温度計を片手に、マイ寝ぐらに潜り込む。

    ハ:「気持ちいい〜。うん? 太陽出てきたらあっついわ」

    タ:「寝るの夜だからぁ。おっと、山岳テントだとそもそもあんまり空気通らなくて暑いな、クソ」

    ハ:「ちょっと! でも確かにスクリーンテントならよかったかも」

    タ:「ホント。マット自体はサラサラしてて気持ちいいから、組み合わせが大切なんだね」

    ハ:「テントコットどうですか?」

    オ:「……………」

    ハ・タ:「寝てるんかいっっ!」

    どうやら広さよりも、通気性と地表からの距離が重要なよう。今回の軍配は、テントコットに上がりました!

    ※構成/大石裕美 撮影/中村文隆

    (BE-PAL 2024年8月号より)

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