コンパクトで軽量ながら、クリアで広範囲を観察することができる高性能双眼鏡だ。
レンズフィルターでは国内シェア1位。ケンコー・トキナー
発売したのは、光学製品の専門メーカー「ケンコー・トキナー」。
2011年に「ケンコーフィルター」で知られるケンコーと一眼レフカメラ用の「トキナーレンズ」で知られるトキナーが合併してできた会社だ。
「ケンコー・トキナー」は、高品質なレンズ用フィルターを多数扱っていて、レンズフィルターの製造・販売では国内シェア1位。そのほかにも、多くの海外ブランドの写真用品を取り扱っている。
光学製品専門メーカーが発売する高性能双眼鏡の実力
今回発売された双眼鏡の最大の特徴は、EDレンズ。
対物レンズ群に使用されているEDレンズは、軸上色収差を極限までに補正してくれる。
また、接眼レンズにも、EDレンズを使用。対物レンズ群に見合った接眼性能の高いレンズが採用されていて、倍率色収差、像面湾曲補正の強化がされているのだそう。
EDガラスのイメージ。
以下、この双眼鏡の特徴を3点に整理したので、参考にしてほしい。
（1）クリアな視界
マルチコート採用。
レンズやプリズムの全透過面にはマルチコートが施され、プリズムには超高反射な誘電体多層膜を採用。
最高透過率94％以上の明るい視界と自然な色味が実現された。
（2）小型・超軽量ボディ
小型・軽量ボディ。
8倍の「Avantar 8×32 ED Ⅱ 」は410g、10倍の「Avantar 10×32 ED Ⅱ」は415gと、小型で軽量。
長時間観察で首にかけていても苦にならない。
（3）ツイストアップ＆ハイアイポイント
ツイストアップ見口。
ロングアイレリーフ設計の接眼部にはツイストアップ見口を採用。アイポイントも簡単に変えられ、眼鏡を掛けたままでも快適に使える。
そのほか、フィールドでの見やすさを追求し、見掛視界60°以上を確保。一度に広範囲を観察することができる上、防水設計なので、レンズが曇りにくく、突然の雨でも安心して使用できる。
Avantar 8×32 ED Ⅱ
価格：47,300円
倍率：8倍
対物レンズ有効径：32mm
プリズムコーティング：誘電体多層コート、フェイズコート
実視界：8.3°
見掛視界：60.3°
ひとみ径：4mm
明るさ：16
1000m先の視野：145.1m
アイレリーフ：15.2mm
眼幅：56～73mm
最短合焦距離：2m
サイズ（眼幅最大時）：115ｘ124ｘ49.5mm
重量：410g
材質：本体ボディ；PPS樹脂、本体ラバー／転輪ラバー／目当てラバー；EPDM
Avantar 10×32 ED Ⅱ
価格：51,700円
倍率：10倍
対物レンズ有効径：32mm
プリズムコーティング：誘電体多層コート、フェイズコート
実視界：6.7°
見掛視界：60.7°
ひとみ径：3.2mm
明るさ：10.2
1000m先の視野：117.1m
アイレリーフ：15mm
眼幅：56～73mm
最短合焦距離：2m
サイズ（眼幅最大時）：115ｘ124ｘ49.5mm
重量：415g
材質：本体ボディ；PPS樹脂、本体ラバー／転輪ラバー／目当てラバー；EPDM
光学専門メーカーが作る高性能双眼鏡が気になる
レンズフィルターではトップシェアの光学製品専門メーカーが手掛ける高性能双眼鏡だけに、その見え方はとてもクリア。また、軽量ということとなると、一度、その性能を自身で確認してほしい。
ファミリーキャンプなど、自然を楽しむアウトドアに持っていくと、新しい発見ができるかもしれない。
