コンビーフとは
塩漬けにした牛肉を煮沸してほぐし、調味料などを加えたものがコンビーフです。その歴史は古く、長期航海や軍隊で使われる食料として作られたのが発祥です。日本では、1950年に初の国産コンビーフが発売されました。現在では、スーパーやコンビニなどで身近に入手できる缶詰め食品として浸透しています。
コンビーフは既に味付けされているのでそのまま食べても美味しい食べ物です。日本ではほぐして食べるのが一般的ですが、海外では大きく切り分けて食べることもあります。保存期間は長く、コンパクトで持ち運びもしやすいため、キャンプや登山といったアウトドアとの相性が良い食材です。
コンビーフを使った簡単おすすめレシピ4選
材料を入れて混ぜるだけ!コンビーフ混ぜごはん
はじめにご紹介するのは、コンビーフを使った混ぜごはんです。コンビーフの味がご飯全体にいきわたり、ぺろりと平らげてしまえるお手軽レシピです。
材料はご飯大盛り1杯に対し、コンビーフ半分・玉ねぎ一片・コーンスプーン山盛り1・彩り用の乾燥パセリ。
作り方は、温かいごはんに乾燥パセリ以外の材料を混ぜて最後にパセリをかけるだけと、とてもシンプル。冷凍食品のスライス玉ねぎを解凍して使えば、包丁も使う必要がないのもポイントです。
キャンプや登山でも材料さえあれば手軽に作れるので、あまり手の込んだ調理をしたくない方や、調理が苦手な方におすすめです。特に調味料を足さなくても美味しいですが、塩コショウや味変でマヨネーズをかけてもGoodですよ。
すぐにできて朝食にも!コンビーフポテサラサンドイッチ
次にご紹介するのは、朝ご飯にぴったりなサンドイッチです。材料は、食パン2枚・コンビニなどで入手できるポテトサラダ1袋・コンビーフ半分です。
このコンビーフポテサラサンドイッチの作り方は、材料を混ぜてパンに挟むだけ。簡単かつ既に調理済みの食品を使うので、失敗することがまずない、という安心レシピです。ポテトサラダがコンビーフに足りないボリューム感をしっかり補ってくれるので、食べ応えがあって満腹感も得られます。
また、すぐに作れてボリュームもあるので、ファミリーキャンプをはじめとした複数人でのキャンプにおすすめです。中濃ソースや醤油を少し足してみると、簡単にアクセントを加えられます。
汁物にもできる!コンビーフ野菜スープ
3品目も包丁不要の簡単レシピ、コンビーフを使った野菜スープです。スープといえば魚介や野菜を使った出汁を使うことが多いですが、このレシピでは代わりにコンビーフを使います。
材料はコンビニやスーパーで売られているカット野菜1袋・コンビーフ1缶・醤油大さじ2です。
作り方は簡単。沸かしたお湯にコンビーフとカット野菜を入れ、醤油で味を整えて完成です。コンビーフはお肉がほぐされているので、味がすぐにスープに染み込みやすいです。そのため、野菜を加熱しすぎて歯応えが無くなる前に作ることができるので、野菜の食感を保ったまま食べられる、というメリットがあります。
メインの具は野菜になりますが、スープを飲むとしっかりコンビーフの存在感があってジューシーな飲み応え。野菜だけのスープだと物足りない、という方にはピッタリのレシピです。
1年中楽しめるおすすめレシピ!ブロッコリーコンビーフ和え
最後にご紹介するのは、ブロッコリーコンビーフ和えです。材料は冷凍ブロッコリー1袋・コンビーフ半分・醤油大さじ2・チューブわさび小さじ1です。
冷水か常温で解凍したブロッコリーにコンビーフを加えて混ぜ合わせ、わさび醤油を加えて完成です。キャンプではクーラーボックスに入れてブロッコリーを冷やしておけば、夏はひんやりとして食べやすい和えものとして。秋冬には加熱して温野菜にできるため、オールシーズンで食べやすいレシピとなっています。
スープと同様、コンビーフと相性の良い醤油を加えるので香りが良い上に、食べるとコンビーフの味もしっかり感じられます。子どもに提供する時はわさびを抜いて醤油とマヨネーズを使ったり、わさび醤油ではなく市販のドレッシングを使ったりすると、選択肢がとても広がります。
コンビーフを使ってアウトドア料理を楽しもう
しっかりした味付けに食べやすく、長期保存もできる万能選手、コンビーフを使ったレシピはいかがでしたか。
今回、少し手を加えるだけで作れてしまう簡単レシピをご紹介しました。この他にも主役にも名脇役にもなるものまで、コンビーフレシピは沢山あります。フィールドでの食事を存分に楽しんでください。