東海・中部でおすすめのオートサイトがあるキャンプ場11選
東海でおすすめのオートサイトがあるキャンプ場
【1】静岡県|雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場
住所:静岡県賀茂郡松崎町雲見塩谷83-1
営業:通年
テントサイト:28
その他の宿泊施設:2棟
モデル料金:5,000円(サイトはソロ専用)
展望広場から眺める、海に沈む夕日は必見!
西伊豆にある眺望抜群のソロ専用キャンプ場。駿河湾はもちろん、はるか遠くに富士山の雄姿を拝める。駿河湾に沈む夕日、そして夜は海に浮かぶ漁り火が美しい。無料の展望風呂からの眺望もおすすめ。
【2】静岡県|南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場
少人数限定で過ごせるパノラマ空間
伊豆半島の南端の高台に位置し、目の前は太平洋を見渡せる大パノラマが広がる。プライベート感が高いサイトも魅力。家族以外は1グループ2名までの制限があるので、静かな環境でひとときを過ごせる。海に沈む夕日を、のんびりと眺めていられる。
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【3】静岡県|天城スカイラインキャンプ場
住所:静岡県伊東市池895-81
営業:通年
予約:2か月前の1日より
テントサイト:43
その他の宿泊施設:なし
モデル料金:7,500円
日の出から星空まで空の移ろいが魅力
標高800mから相模湾を一望。湘南や初島、房総半島などが眼下に広がる。海から昇る朝日から夜の星空まで、一日中空の移ろいを堪能。開放的な空間が星までの距離を縮めてくれる。
【4】岐阜県|無印良品南乗鞍キャンプ場
営業:5月1日~11月上旬
テントサイト:221
その他の宿泊施設:なし
モデル料金:4,000円~(大人2名+子供1名+車1台で1泊利用した場合のレギュラーシーズンの金額)
冴えた空に佇む名峰。さんざめく星とともに
標高1,600mの高原地。草原、湖畔、林など自然のままを活かしたサイトが魅力だ。乗鞍岳と御嶽山の名峰に見守られながら、輝く星の数々を。場内には絶景の露天風呂もあり!
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【5】静岡県|朝霧ジャンボリー オートキャンプ場
広大な風景と富士山の圧倒的コラボレーション
標高800mの高原に、370平方キロメートルの広さを誇る広大なキャンプ場は、すべて区画なしのフリーサイトが魅力。開放感抜群のロケーションで、主役を張る富士山の眺めは一級品。一日中眺めていても飽きない。
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【6】静岡県|negura campground

negura campgroundオーナーの 渡部竜矢さん 。都内の金融系IT企業に13年間勤め、2021年に退社。半年後にはキャンプ場を開設。釣りとキャンプが好きで、フロンティア精神は北海道の開拓者である祖父譲り。「毎日変わる景色に 感無量です」
営業:通年(日・月曜休)
予約:2か月前より*予約はオンラインのみ
テントサイト:約30
モデル料金(ソロ):3,000円
クラファン支援の達成でスタートアップ!
坂道を登りきった先に広がる絶景に思わず感嘆の声が漏れる。富士山に沼津アルプス、駿河湾まで一望できる、絶好のロケーション。ここは、伊豆の入口に位置する函南町に、2021年12月にオープンした「negura campground」だ。
「1年かけてこの場所を探し当てました。毎日同じ場所に立ってみると、夕日の落ちる場所が日々変わることに気づく。都会で暮らしていたらこんな感動には出会えないんじゃないかな」
オーナーの渡部さんは、東京からここ函南町に移住したが、新幹線で都内に通いIT関係の仕事をしていた。
「もともと釣りやキャンプが好きで移住したんですけど、こっちで出会った友達は、デザインの仕事をやっていたり、木工で作品を作っていたりと自由業の人が多くて。自分も好きなことを仕事にしたい、と思いキャンプ場を作ることを決めました」
開拓中も含めたら、総面積は2.1ヘクタールと広大!

展望抜群の草原エリア「tsudoi」「mujina」が2段に分かれ、その後ろの高台に林間の「komichi」「kokage」の2サイトが開放されている。

開拓前は雑草だらけ。

トイレの建設は地元の大工さんが協力者。

4日ほどかけて5〜6人でスコップを使って区画作り。重機に替えたら半日で完成。
場所を探し当てたはいいが、当初の貯金は10万円。そこで、SNSを通してクラウドファンディングで資金を募ったところ、約1か月半で、1200万円の資金調達に成功(2021年9月)。しかも、集まったのはお金だけじゃなく、渡部さんの思いに共感した地域の人や技術者などの開拓仲間。すべての作業は極力DIYで、と公言していた渡部さんにとって、心強い味方だった。
「大学生から50代後半の人まで。職業も地元の園芸屋さんや大工さん、重機会社の人もいたりして。わからないことがあってX(旧Twitter)で呟くと、みんなが答えてくれる。クラファンとXがなければ、こんなに早く夢を実現できませんでしたね」
管理棟!? がキャンパーとの団欒場所

開拓作業後に焚き火を囲み、みんなでダラダラとコーヒーを飲みながら談笑するのが至福の時。
直火ピットを囲んで豪快な焚き火も

草原エリアは石で囲まれたピットなら直火もOK。薪(ナラ、クヌギ、スギ)は、1kg100円で販売。
そんな夢のキャンプ場だが、完成度は40%。現在も週末になると有志が集い、開拓を続ける。
「僕はキャンプ場はロケーションが8割だと思っています。なので、ほぼすべてのサイトから富士山が見えるようにしたい。それでいて林間サイトには野趣を残し、トイレなどのインフラも高規格で快適に。今後は管理棟も建てたいですね」
キャンプでテントを立てることはいわば巣作り。その巣作りから連想される「寝ぐら」からこのキャンプ場の名は”negura campground”と名付けられた。
「neguraって、アウトドアの本質を表わす言葉のような気がして。これからも仲間と居心地の良いneguraを作っていきます」
どこでも直火OKの林間サイトもあり

草原エリアからさらに上に上がると、木々に囲まれた林間サイトもある。ブッシュクラフトにおすすめで、どこでも直火ができる。
施設&設備はみんなで手作り

ホースは樹皮で目隠し。

アイアン工房が協力して作ってくれた炊事場。

トイレは地元の大工さんとの共作。支援者の名前が定礎に刻まれている。

清潔感抜群の水洗トイレ。
このキャンプ場のこだわり3か条
- 自分だけでできると思わず迷わず周りに協力を仰ぐ
- 拡散力とシェア能力が強いX(旧Twitter)がメインツール
- 景色、野趣、高規格のいいとこ取りがモットー
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【7】静岡県|キャンプベアード
営業:通年(フリーサイト/火・水曜休、オートサイト/水・木曜休)
予約:2か月前より *予約はオンラインのみ
テントサイト:37
モデル料金:5,500円〜
クラフトビールをとことん飲める!お酒好き垂涎のキャンプ場
キャンプベアードは、クラフトビールのブルワリー、ベアードブルーイングが“いかにクラフトビールを美味しく飲んでもらえるか”をコンセプトに掲げ、2018年にオープン。
「2014年にキャンプ場の跡地に醸造所を建て、できたてを飲んでほしいと思い開業しました」
と、スタッフの神田航平さん。鮎釣りで有名な修善寺・狩野川のほとりに位置し、とにかく水がいいのが特徴。水道水は一滴も使わず、ビールの仕込みもすべて軟水の湧き水を使っている。原料となるホップの一部も敷地内で無農薬栽培され、夏には収穫体験もできる。まさに自然と一体のブルワリーだ。
チェックイン時にウエルカムビール!?

受付はブルワリー3階のタップルーム。フリードリンクチケットが1人1枚もらえる。3階から見える醸造工房では、定期的にブルワリーツアーを開催。
「アウトドア好きやビール好きが宿泊でき、時間を気にせず施設内の自然を楽しめる、そんなビールと自然の楽園を目指したキャンプ場です」
このキャンプ場の最大の魅力は、なんといってもできたての生クラフトビールをキャンプしながら楽しめること。今回は無類のお酒好き、編集・町田と、ラム酒専門バーに勤める高橋彩子さんが我こそは、と志願。
まずはブルワリーのタップルームで受け付けを済ませる。ひとり1杯無料のフリードリンクチケットが手渡される。
「早速、飲んじゃおっかな〜」
目を輝かせるふたり。常時約20種類のビールが並び、どれひとつとして同じ味のものはない。
「うちはビールを飲んでもらうことが前提なので、デイキャンプは受け付けてないんです。まずは味わってみてください!」
できたてのクラフトビールがサイトに直行

瓶ビールを3本買うとバケツと氷付き。

4〜10月の土曜日にはサイト内のアウトポストでクラフトビールの量り売りも。

オリジナル鹿ソーセージも販売!
サイトは工場前に位置するフリーテントサイトとキャンピングカーサイト、少し離れた川沿いのオートサイト&キャビンサイトのエリアに分かれる。
「グラウラーのリース(500円)をしているので、サイトへ生ビールを持ち帰ることもできますよ。もちろん、マイボトルをご持参いただいてもOKです」
生ビールを1L、瓶ビールも買い込み、川沿いのサイトに移動。テントの設営もそこそこに
「まずは、カンパーイ!」
「あ、売店で買った鹿のソーセージでも焼きましょうか」
「あぁ、この香りはヤバイ。ビールが進んでしまう〜〜!!」
川のせせらぎに身を委ね、否、ビールの川にドップリ漬かり、ご機嫌な一日が過ぎていく。
3か所のサイトから好みの場所をチョイス

薪は針葉樹(¥500)と広葉樹(¥800)のほか、お得なミックスの薪ボックス¥1,500も。

フリーサイト。

下がオートサイト。
このキャンプ場のこだわり3か条
- ビールをとことん楽しむためデイキャンプは禁止
- ビールの奥深さを知るブルワリーツアーを開催
- 20歳未満のキャンパーのみの利用はNGを徹底
▼参考記事
【8】岐阜県|Alpen Outdoors しろとりフィールド
営業:4月上旬~12月中旬
予約:3か月前の1日より
テントサイト:38
モデル料金:6,500円〜
ノルディスクやムラコなど憧れのギアが借りられる 新キャンプ場
スポーツ用品店、売り上げ国内1位のアルペンが、2022年7月に、自社所有のスキー場を中心とした複合リゾート施設「ウイングヒルズ白鳥リゾート」(岐阜県郡上市)内に初の直営キャンプ場をオープンした。
広大な敷地内に、第1期として、ソロやオートキャンプ、ペットと泊まれる3タイプの林間サイトと、眺望オートサイトを稼働。その後もテントサイトを拡張している。
最大の特徴は、同社のアウトドア専門店で販売している人気ギアを、低価格で借りられるところ。例えば、10万円を超えるテントは1000円代で利用でき、テントだけでラインナップは18種類。また、設営・撤収をしてくれるサービスもあり、使って気に入れば、新品をネットで購入できる。
施設は標高1100mの高原にあり、晴れた夜には満天の星に照らされる。ほかにもゴンドラを使ったトレッキング、夏場のシャワークライミング、昆虫採集など、アクティビティーの豊富さも魅力だ。
こんな会社が運営!
アルペン

総合スポーツ店のほか、アウトドア専門店の「アルペンアウトドアーズ」を全国で計19店舗展開する。
眺望サイトと林間サイト

夏でも木陰で涼しい林間サイト。車を横付けできるタイプとできないタイプ、ソロ用などがある。

美しい山並みが目の前に広がる眺望サイトは9区画ある。全区画オートサイトで1区画120平米以上と広々。
レンタルで試してからネットで購入ができる
食事付きの手ぶらセットなどレンタルも充実。多くのレンタル品は、ECサイトや実店舗で購入できる。
天然温泉もある

キャンプ場利用者は、併設の温泉施設(本館のみ)を無料で利用できる。
充実のアクティビティー

飛騨牛を使ったBBQセット、岐阜県産の鮎、鶏ちゃんなど地元グルメの食材もあり。

トウモロコシの収穫体験のほか、トレッキング、星空観察など、アクティビティーも充実。
このキャンプ場のこだわり3か条
- レンタルでギアを試して買える
- 進化し続けるキャンプフィールド
- 眺望の良さにもこだわる!
▼参考記事
【9】静岡県|magichour.camp
シーズンにはホタルが見られる。完全オフグリッドの循環型キャンプ場
地図には載らない秘密のキャンプ場。1区画10人までの5区画限定にしている。区画内ならテントは何張りでもOK。水は雨水を利用し、コンポストトイレ、明かりはソーラーライトと完全オフグリッドだ。希望者には10Lの湧き水を用意。オーナーの打越文彦さんは就農し、自然から学びながら、その偉大さが伝わるキャンプ場を目指す。
敷地内には電線がなく、マジックアワーの美しさ、天然プラネタリウムが楽しめる。
富士山、駿河湾、伊豆半島が眺められる。
▼参考記事
【10】静岡県|FUJI CAMP VILLAGE
サイトから富士山が眺められる!
2022年4月にオープンした個人開拓のキャンプ場。第1サイトは水遊び向きの小川が流れる区画サイト、第2サイトはワイルド系の林間フリーサイトで、富士山を眺められる。お湯の出る炊事場(第1サイト)、水洗トイレなど、管理が行き届き、快適!
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