レクビィのキャンピングカー「タウンランダー」は車内アレンジ自在で、水回りを外に持ち出せるぞ!
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    2024.08.14

    レクビィのキャンピングカー「タウンランダー」は車内アレンジ自在で、水回りを外に持ち出せるぞ!

    レクビィのキャンピングカー「タウンランダー」は車内アレンジ自在で、水回りを外に持ち出せるぞ!
    キャンピングカーの達人、伴 隆之が注目のニューモデルをずばっとレビュー!今回はバンコンビルダー・レクビィのライトバンコン「タウンランダー」をご紹介。

    趣味の基地として活躍する、頼れる相棒

    タウンエースバンベースでも「コット」とは異なる方向性

    前回、老舗バンコンビルダーであるレクビィの「コット」を紹介しましたが、今回は同じく同社のライトバンコン「タウンランダー」を紹介しようと思います。

    軽キャンより広~い! カップル車中泊にはレクビィのライトバンコン「コット」が便利

    このタウンランダーはサブブランドネームとして「ホビクル」の名を冠したモデル。ホビクルとは、趣味(=ホビー)とクルマ(=ビークル)の造語。キャンプ道具をはじめ、自転車やサーフボードなど、趣味のギアを満載して遊びに行けるアクティビティ派に向けて製作された、趣味の基地として活躍する、頼れる相棒に仕立てているのが特徴となっています。

    今までも、ホビクルシリーズとしてハイエースをベースにしたオーバーランダーW/IVSLの3モデルをリリースしていますが、タウンエースバンをベースに新たに誕生したのが、このタウンランダー。

    それではさっそく細部を見ていきましょう。

    ミリタリーテイストのワイルドスタイルが魅力

    RECVEE「townlander」。乗車定員:5人/就寝定員:2人。全長×全幅×全高:4065×1665×1930mm

    取材車のエクステリアはホワイトとグレーのツートーンに加え、アルミホイールにホワイトレタータイヤ、ルーフキャリアとサイドオーニングなどでまとめられたアウトドア仕様(すべてオプション)。全長約4mとコンパクトなタウンエースバンならではの取りまわしのよさは街中はもとより、山道などでの細道でも扱いやすいのが魅力。

    インテリアのほうは、オリーブとベージュを基調にしたシートやベッドマットの生地に加え、パネルや家具類にウッドを採用しミリタリーテイストでまとめられ、冒険心と落ち着きあるクールさを兼ね揃えた雰囲気。

    ベージュとオリーブの生地にウッドを入れた落ち着きあるインテリア。

    セカンドシートはキャンピングカー専用であるREVOシートで、フラットや反転などがしやすく、就寝や休憩時もシート展開がしやすくなっています。

    リビングモードは、反転させて後ろ向きにしたセカンドシートと荷室のベッドマットとの間にテーブルをセットするだけ。またセカンドシートを前向きにしたままでもテーブルがセットできるので、荷室が道具などでいっぱいになっていても、ここで食事や休憩ができて便利です。

    2人が向き合ってくつろぐこともできるし、セカンドシートに並んで座って足を荷室のベッドマットに伸ばしてくつろくこともできる。

    荷室に荷物がたくさんあるときは、セカンドシート前にテーブルをセットして食事や休憩などができる。

    荷物に合わせて組み替えられる! 便利なマルチベッドシステム

    先日紹介したコットとはデザインもそうですが、最も大きな違いが荷室のアレンジ。コットでは左右にキャビネットやキッチンを搭載していましたが、タウンランダーはキャビネットをあえて廃して荷室スペースを広く取っているのが特徴。左右にはホビクルシリーズで定評あるアルミフレームを装備し、荷物の量やシーンに合わせて3つの高さにベッドマットがセットできる「マルチベッドシステム」を採用しています。

    ベッド展開時はフラットにしたセカンドシートとの荷室のベッドマットが同じ高さで、フロアからベッドマットまでの高さは28cmです。さらに、2段目にセットすれば45cm、3段目(一番上)では75cmもの高さが得られるので、荷物に合わせて調整できて便利です。ほかにもアルミフレーム部分には「ベッドレールエクステンドスライダー」機構が備わり、上段ベッドのセットがしやすいだけでなく、追加でベッドマットを増やせばチャイルドベッドなどとしても活用できるようになっています。ちなみ標準装備のベッドマットは3枚です。

    荷室左サイドには脱着式のキャビネットを装備。給排水タンクを内蔵しているので、車内外での利用ができるようになっているのも大きなポイント。

    フラットにしたセカンドシートと荷室のベッドマット3枚でベッドモードに。サイズは長さ1800×幅1200mm。

    特許取得済みの「ベッドレールエクステンドスライダー」機構により、上段ベッド長を伸ばすことができる。

    上段ベッド下で高さ75cm、ベッドからルーフまで46cmのスペースを確保。 オプションのベッドマットがあれば、上段をチャイルドベットした2段ベッドとしても利用が可能。

    就寝時は最上段にセットしたマット上を荷物置き場として利用できる。もちろん、ベッド下も収納スペースとして使える。

    リビングモード時はベッドマットを荷物棚として利用。

    標準装備の左側キャビネットはボルトでサイドレールに固定が可能。脱着もしやすい。

    キャビネットは給排水タンクを内蔵。取り外せばキャンプサイトなどで外部水場として利用できる。

    老舗ビルダーだけあり、作りの質が高く装備も抜かりなし

    断熱材入りのフロアやトリムをはじめ、家具類の作り込みは老舗ビルダーらしく質の高さが感じられるもの。リアクォーターウインドウ部はインナー窓枠トリムが装着され、プライバシー保護とサイドモールシステムによる使い勝手のよさを両立。飾り板付きのLED照明に右後方のスポットライトなども標準装備で夜間も安心。

    さらにオプションのFFパッケージがあれば、車載用暖房装置であるFFヒーター、外部コンセント、室内コンセント、ポータブルバッテリー用室内充電ソケット、AC/DCコンバーターなどがセットになっており、さらに快適度もアップ。

    左右上部にはアイアンバーを装備し、衣類や小物などを吊すのに重宝する。右側のみ12Vダクトレールが備わり、USBポートやスポットライトを任意の位置に移動させて利用可能。

    左右のリヤアクォーターウインドウにはインナー窓枠トリムを装備。サイドモールシステム付きなので、小物などを収納するのも楽々。

    標準装備される3枚のベッドマットのうち、1枚は裏返すとフック付きのカウンターボードとなる「リバーシブルラゲッジボード」となってるのも、ユーザー目線で生まれたアイテム。

    ソロや2人で道具をたくさん載せて車中泊旅を楽しみたい!という人はぜひともチェックしたい1台。気になる価格は2WDで4092000円〜。

    問)レクビィ

    伴 隆之さん

    編集者・ライター

    大学卒業後、自動車専門誌の編集者として勤務し、その後独立。1999年から2年ほどカリフォルニアに住んでいたこともあり、アウトドアと旅が趣味。ニュージーランドでのキャンピングカー旅が特に好きで南北計4回ほど走破。現在は旅やキャンピングカーを中心にアウトドアやオートバイなどの誌面や動画を製作。愛車は1967年式イノチェンティ・ランブレッタと日産エルグランドをベースに自身で製作した車中泊カー。他誌にて全国のRVパークを巡り、その魅力を紹介中。

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