お値段209万円から!ホンダのSUV「WR-V」はかっこよくて安全機能もスゴイぞ
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • 試乗記

    2024.08.13

    お値段209万円から!ホンダのSUV「WR-V」はかっこよくて安全機能もスゴイぞ

    お値段209万円から!ホンダのSUV「WR-V」はかっこよくて安全機能もスゴイぞ
    皆さんのクルマ選びの基準はなんだろうか?使い勝手や積載性の高さ、それとも走りの良さ?

    もちろん見た目が一番という人も多いだろう。さらに言えばこれらの要素を満たしつつ、予算内に収まるお手頃なクルマがあれば何より最有力候補になるはず。

    最近はそんなモデルも増えてきているが、そのなかでも特に注目したいのがホンダ「WR-V」だ。

    ホンダWR-Vってどんなクルマ?

    角ばったフォルムがSUVらしい力強さを感じさせるWR-V。試乗車は中間のZグレードで、上級モデルのZ+はルーフレールガーニッシュ(「ただしルーフレール機能はなし)などが追加される。

    最近、ホンダからはヴェゼルやZR-Vといった都会的なクロスオーバーSUVとともに、フィットやフリードでアウトドア風味を強めた使い勝手のいいバリエーションが次々とリリースされている。そのなかで独特の存在感を放つのが、今年3月に発売された「WR-V」だ。

    WR-Vが注目を集める理由はいくつかある。そのひとつはスタイリングだ。前述のモデルたちが弓形のスタイリッシュなデザインを纏っているのに対し、WR-Vは力強さを全面に押し出したスクエアなフォルムを特徴とする。コンパクトSUVながらもどっしりとした安定感に惹かれる人も多いだろう。

    運転席のヒップポイントは高く、ボディの四隅も確認しやすいため、街中での取り回しが楽なのもWR-Vの美点。

    広々とした室内も魅力のひとつ。ホイールベースはひとまわり大きいZR-Vと同等の長さが確保されており、特に後席は大人が座っても足元や頭上には余裕がある。さらにラゲッジルームは標準状態で458ℓという大容量を確保。コンパクトSUVクラスでトップレベルを誇るというから、ソロはもちろんファミリーや仲間でいくキャンプでも目一杯ギアを積み込める。

    写真でも確認できるように後席の足元は広々しており、シートの厚みもたっぷり取られているため居心地が良い。生産国のインドではその広さを生かして運転手付きのショーファーカーとしても利用されているそう。

    ラゲッジルームの実寸は最大幅約135cm、前後長約84cm、開口部高さ約88cmで、容量は458ℓを確保。後席は前倒しのみとなって段差ができるが、荷物を積むには十分な広さが確保されているのが嬉しい。

    そしてもうひとつ見逃せないのが価格設定だ。ベーシックモデルのXグレードはなんと2098800円スタート。軽自動車でもこの価格帯が一般的になっている現在だから、特にリーズナブルに感じられるだろう。実際、3月の発売から1か月で月販計画の4倍を受注したというから、ホンダファンのみならず多くの人に待ち望まれていた価格のモデルと言える。

     リーズナブルな価格が実現できた理由のひとつは、WR-VはタイのホンダR&Dアジアパシフィックで開発され、インドで生産されるという点にある。SUVテイスト雰囲気たっぷりではあるものの駆動方式は前輪駆動のみ、パワートレインは1.5ℓ直列4気筒の自然吸気のみに割り切った点もコストを抑えられた要因に違いない。

     コスパの良さが光る一台

    シンプルなレイアウトと装備がかえって使いやすいWR-Vのインストルメントパネル周り。ステアリングはチルト&テレスコピックが備わっているためポジションが合わせやすく、パドルシフトも備わっていてエンジンパワーを適切に引き出せるのがいい。

    外装だけでなく内装も余計な装飾がなく、シンプルなデザインとレイアウトで仕立てられていて清々しい。もっとも、そこに配されるエアコンはフルオートだし、サイド&カーテンも含めエアバッグの安全装備はもちろんのこと、アダプティブクルーズコントロールやレーンキープアシストなどで構成される最新の運転支援システム〝Honda SENSIG〟も標準で備わるから、装備面でも不満はないはずだ。

    WR-Vの走りっぷりにも隙はないといっていい。先述したようにエンジンは1.5ℓ4 NA、トランスミッションはCVTというベーシックな構成だから、パワートレインの味わいや楽しさのようなものが突出しているわけではないが、かとって不満もない。低速域から十分なトルクを発揮し、1200kg台前半という軽量な車体とも相まって、街中や高速、山道でもストレスのない、軽快なフットワークを披露してくれる。本格的な登山靴というよりは、スニーカーに近いトレッキングシューズのような性格のSUVといえるだろう。

    ベーシックなXグレードなら209万8800円からというリーズナブルな価格を実現したWR-V。写真のZと比べても、フォグランプの有無やホイールサイズの違いのみで、安全&快適装備に大差がないのも嬉しいポイントだ。

    様々なアウトドアグッズを試してきた人なら経験があるかもしれないが、実際のところ、シンプルで使いやすく気負いすぎていない造りのギアこそ手元に残り、長く愛用することになる。ホンダWR-Vはそんな資質をもった一台であり、あなたの日々の生活はもちろん、週末に出かけるアウトドアアクティビティにぴったりとフィットしてくれるモデルとなるに違いない。

    【ホンダ  WR-V  Z】

    • 全長×全幅×全高:4,325×1,790×1,650mm
    • 車両重量:1,230kg
    • 最低地上高:195mm
    • 最小回転半径:5.2m
    • エンジン:1,596cc 直列4気筒自然吸気
    • 最高出力:87kW118PS)/6,600rpm
    • 最大トルク:142Nm4,300rpm
    • WLTC燃費:16.2km/ℓ
    • 車両本体価格:2,349,600円(税込み)

     

    問い合わせ先

    Honda

    お客様相談センターTEL0120-112010

    桐畑 恒治さん

    ライター&エディター

    1973年生まれ。琵琶湖のほとりで生まれ育ち、学生時代はスキー、スノーボード、サーフィン、釣りなど、ひと通りのアウトドアアクティビティを経験。自動車専門誌の編集記者となって以降はその活動も停滞気味だったが、フリーランス・ライターとなった現在は改めて外遊びを満喫したいと目論む今日この頃。まずは自分自身の相棒(愛車)選びも含めてクルマの魅力を探り、紹介していきたいと思います。

    NEW ARTICLES

    『 試乗記 』新着編集部記事

    小さくたためてよく走る!車載できる電動オートバイ「タタメルバイク」ってなんだ?

    2024.09.14

    4輪バギーで泥んこ遊び!専用コースなら安心して思いっきり楽しめるのだ

    2024.09.02

    街中で「ランクル250」に「ランクル300」のオーナー・ピストン西沢が乗ってみた!どこが違う?

    2024.09.01

    スズキ・ジムニーからレクサス・LBXまで!たくさん積めて安心な「人気ソト遊びグルマ」8選

    2024.08.30

    ホンダ「WR-V」の自慢はコスパだけじゃない! サイズは?内装は?フィールドテストでわかったこと

    2024.08.29

    トヨタのランクル70に乗ってみた!内装もチェック!抜群の基本性能に安全技術も付いてて安心

    2024.08.28

    ホンダの新型「フリード」にはキャンプにも便利な車椅子仕様あり! 手堅い走りで使いやすいが、気になる点も…

    2024.08.15

    生まれ変わったジープ・ラングラー。アウトドア重視なら「ルビコン」がいいぞ!

    2024.08.10