キャンプファイヤーの定番ソング3選
キャンプファイヤーの夜には、みんなと歌うことで特別な一体感が生まれます。まずは、キャンプファイヤーで盛り上がること間違いなしの、3曲の定番ソングを紹介します。
幕開けにぴったり「燃えろよ燃えろ」
『燃えろよ燃えろ』は、夜を照らす炎の力強さを表現しています。キャンプファイヤーで広く親しまれている曲で、夜を盛り上げる定番ソングです。
歌詞がたき火と直結しているので、聞くだけでも火の燃え上がる様子が目に浮かびます。実際の炎を見ながら歌うことで、いっそう雰囲気が出るでしょう。
短く反復する歌詞は覚えやすく、初めて参加する人でもすぐに歌えます。シンプルで耳に残るメロディーは、年齢や音楽の経験にかかわらず誰でも楽しめるでしょう。
手遊び歌でもおなじみ「アルプス一万尺」
『アルプス一万尺』の原曲は、アメリカの『Yankee Doodle』という民謡です。
一方、日本で歌われている『アルプス一万尺』とは、日本アルプス山脈を指しています。作詞者は不明ですが、山の雄大さや自然の素晴らしさを感じさせる歌詞が特徴です。
手遊び歌として有名で、振り付きで歌える子どもも少なくありません。子どもがメインのキャンプファイヤーなら、歌だけではなく手遊びを取り入れてみるのもよいでしょう。
盛り上がりどころに「大きな歌」
『大きな歌』の歌詞は、自由や平和、夢がテーマになっており、シンプルで覚えやすくなっています。輪唱できる歌なので、歌詞を知らない人でもすぐに参加できるのが特徴です。
『大きな』という歌詞を繰り返すことで、歌の持つスケール感や力強さを感じられます。輪唱することにより一体感が生まれ、共に歌う楽しさが倍増するでしょう。
この曲は全7番まであり、『働く力は明日を動かす』や『雨風吹こうと恐れはしない』など、頼もしい歌詞が印象的です。みんなで力を合わせるキャンプやアウトドアに、ぴったりな歌といえるでしょう。
キャンプファイヤーで踊れる歌3選
キャンプファイヤーは、夜景に映える炎とともに、仲間との交流を深める絶好の時間です。そんなイベントをさらに盛り上げる、楽しく踊れる歌を紹介します。
一体感が生まれる「マイムマイム」
イスラエル発祥の『マイムマイム』は、開拓農民たちが水を見つけて喜び合う情景を表現したフォークダンス曲です。『マイム』とは、ヘブライ語で『水』を意味します。
明るくリズミカルなメロディーは、踊る人々を自然と元気にし、活気付けます。輪になってみんなで手をつないで踊るため、より一体感を感じられるでしょう。
「マイムマイム」と歌いながら中心に集まる部分が、盛り上がりどころです。ダンスステップは簡単で覚えやすく、子どもから大人まで誰でも楽しむことができます。
すぐに踊れるダンス「幸せなら手をたたこう」
『幸せなら手をたたこう』は、親世代にも子どもにもなじみ深い楽曲で、多くの人に愛されています。この歌は、幅広い世代が参加できるシンプルなダンスが特徴です。
歌詞に合わせて手をたたいたり、足を踏み鳴らしたりと、簡単で覚えやすい動作を繰り返すだけなので、幼い子どもでもすぐに踊れます。
キャンプファイヤーの際、子どもたちが楽しみながら体を動かす様子には、見ている大人も思わずほほ笑みがこぼれてしまうでしょう。
運動会でも大人気「ジャンボリミッキー!」
『ジャンボリミッキー!』は、運動会でもおなじみの大ヒット曲で、幅広い世代に親しまれています。この楽曲は、元気で楽しいリズムに合わせて踊る、運動量の多いダンスが特徴です。
子どもたちが思いきり体を動かせるのが、大きなメリットです。楽しいひとときを過ごしつつ、あり余るエネルギーを発散させられます。
鮮やかな炎に照らされながら、キャンプファイヤーの夜空に音楽を響かせる『ジャンボリミッキー!』は、きっと参加者全員の心を躍らせることでしょう。
キャンプファイヤーを締めるバラード曲3選
キャンプファイヤーの夜にぴったりなバラード曲は、心温まるひとときをつくり出してくれます。キャンプの夜を締めくくる、おすすめの名曲を紹介します。
どこか懐かしい「カントリーロード」
『カントリーロード』は、ジョン・デンバーの名曲『Take me home, Country Roads』の日本語バージョンで、アニメ映画『耳をすませば』の主題歌としても知られています。
原曲の歌詞は『故郷へ帰りたい』という趣旨になっていますが、日本語は『故郷の記憶が支えになる』と捉えられる歌詞になっており、まるで反対の意味になっているのが印象的です。
懐かしさを感じる歌詞と旋律に、歌いながら胸が詰まるような感覚を覚える人もいるでしょう。輪唱もできるので、キャンプファイヤーの締めくくりにおすすめです。
胸にしみる名曲「今日の日はさようなら」
『今日の日はさようなら』は反戦運動の最中に作られた曲で、『明日を夢見て信じ合おう』という前向きなメッセージが込められた楽曲です。
現代では送別会や卒業式など、節目の場でよく歌われる名曲でもあり、そのメロディーと歌詞は聴く人の胸に深く響きます。
友情や希望を歌うこの曲でキャンプファイヤーを締めくくれば、仲間との絆もよりいっそう深まるのではないでしょうか。
原曲はクラシック「遠き山に日は落ちて」
『遠き山に日は落ちて』は、ドヴォルザークの交響曲第9番『新世界より』の第2楽章を原曲とした名曲です。穏やかなメロディーと感傷的な歌詞により、熱くなった心が鎮まっていきます。
自然の美しさと静けさを感じられるこの曲は、キャンプシーンにぴったりです。共有した時間と経験を振り返り、感動的な余韻とともに一日の出来事を思い出すきっかけになります。
日が落ちることをテーマにしているため、キャンプファイヤーという特別な時間が終わりに近づく象徴ともなるでしょう。夕焼けが山々に沈む光景を目にした後なら、より自然との一体感を感じられそうです。
覚えておこう!キャンプファイヤーのマナー
キャンプファイヤーで心から楽しい時間を過ごすためには、マナーを守ることが大切です。最後に、キャンプファイヤーを安全に楽しむための基本的なマナーについて解説します。
周囲のキャンパーに迷惑をかけない
キャンプファイヤーを行う際には、まず使用する施設の規則を確認しておきましょう。一部のキャンプ場では、火の使用が制限されていることもあります。
また、音楽のボリュームにも気を付ける必要があります。静けさを求めてキャンプに来る人も多いため、大音量で音楽を流すと不快感を与えかねません。
ファミリーキャンプでは、幼い子どもを早い時間に寝かせることもあるため、あまり遅くまで騒ぐことのないように注意しましょう。
確実に消火する
キャンプファイヤーの終了時には、火が完全に消えたことを確認しなければいけません。消火しないまま放置すると、風によって火が広がり、周囲の森林や草地に延焼する危険があります。
終了時間に合わせて薪の量を調節すれば、無駄な薪を燃やすことなく、効率的に消火できます。また、火消しつぼを使用すると、早く片付けることができるため便利です。
消火には火の始末だけでなく、残された灰や燃え残りの処理も含まれます。次の利用者が、安全で快適にキャンプ場を利用できるように配慮しましょう。
まとめ
キャンプファイヤーは、アウトドアでの楽しみを倍増させるすてきなイベントです。大きな炎を見るだけでも気分が上がってきますが、より場を盛り上げるなら、歌を歌ってみてはいかがでしょうか。
『燃えろよ燃えろ』のような、よく知られた定番ソングなら、みんなで一緒に歌えます。歌うだけだと飽きてしまいそうな場合は、途中でダンス曲を挟むとよいかもしれません。
締めくくりには、しっとりとしたバラード曲がおすすめです。施設や周囲のキャンパーへの配慮を忘れず、気持ちよくキャンプファイヤーを楽しみましょう。