こだわりにフォーカスする!
ナンガの寝袋には〝こだわり〟の素材や技術がいっぱいに詰まっている
かつては他社ブランドのスリーピングバッグ(以下、寝袋)をOEM生産していたナンガ。それがいまや、寝袋をはじめアパレルなど多くの高品質なダウン製品を作り出す、日本屈指のダウンメーカーに成長。アメリカのアウトドアショーに初出展した2017年以降は、世界でもその名を知られる存在となっている。
そんなナンガの発信源となったのは、登山やさまざまなアウトドア活動に欠かせないダウン寝袋だ。
中綿として使う羽毛は、使用モデルやシリーズによって、最適なフィルパワー(FP)やダウンとフェザーの混率などが適用されている。
またオーロラテックスRライト・シリーズには、濡れると保温性が低下するダウンを濡れから守るために、独自開発の「オーロラテックスRライト」という防水透湿性を持つ表地を採用。
UDDシリーズでは、中綿の羽毛自体に超撥水加工を施した高性能ダウンを使うことで、安定した保温力を確保している。
そして、従来の寝袋ユーザーの誰もが経験したであろう、ジッパースライダーによる生地の噛み込み対策も講じている。
ナンガの寝袋には、ダウンだけではなく、こうした〝こだわり〟の素材や技術がいっぱいに詰まっているのだ。
ダウン
ハンガリー産シルバーグース<930FP>
国内洗浄したダウンのみを使用し、ダウンとフェザーの割合は95:5。
SPDX<860FP>
国内洗浄したダウンのみを使用し、ダウンとフェザーの割合は93:7。
DX<760FP>
スペイン産ホワイトダックダウンを国内で洗浄。ダウンとフェザーの割合は90:10。
UDD<770FP>
DXの羽毛に超撥水加工を施した、"湿気を通し、水を吸わない"高機能ダウン。
生地
高いレベルでの防水透湿性を実現した「オーロラテックス®」を独自開発。オーロラテックス®ライト、レベル8シリーズの寝袋に採用。
ジッパー
生地の噛み込み原因となる隙間を減らすため、ジッパースライダーに特殊パーツを装着。蓄光樹脂が使われ、暗闇でも操作しやすい。
フットボックス
足が冷たいと眠れない。そんな状況を軽減するため足もとにはダウンを多めに封入し、足先が窮屈にならない形状になっている。
オーロラライト 600 DX
¥62,700
760FPのスパニッシュダックダウンを採用した、4シーズン対応モデル。快適使用温度:マイナス4度C、下限温度:マイナス11度C。
オーロラライト 750 DX
¥69,300
上のモデル同様、耐水性に優れた表地「オーロラテックスライト」を採用。快適使用温度:マイナス8度C、下限温度:マイナス16度C。
UDD バッグ 630
¥66,000
超撥水加工を施したダウンを採用した、3〜11月の使用に向くモデル。快適使用温度:マイナス5度C、下限温度:マイナス10度C。
レベル8 −13オーロラライト
¥82,500
日本の厳冬期登山での使用を想定したモデル。超撥水加工ダウンを採用。快適使用温度:マイナス8度C、下限温度:マイナス13度C。
問い合わせ先:ナンガ TEL:0749(55)1016
※各モデルの価格はショート、またはレギュラーサイズの価格です。
NANGA SHOP HARAJUKU
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-16-19 原宿WATビル101
電話:03(3409)1941
営業時間:11:00〜20:00
定休日:水曜日
※構成/坂本りえ
(BE-PAL 2024年9月号より)