ファッション事業から始まっていることもあって女性向けのイメージがありますが、ニッチなニーズを形にした「便利グッズ」「アイディアグッズ」を意欲的に創出するブランドでもあります。
「こういうのを待っていた！」というユーザーの気持ちにハマると、シーズン終了を待たず早々に完売することも。
その名のとおり300円（税込330円）商品を中心としますが、価格は数千円程度まで幅があります。とはいえ、いわゆる「プチプラ」でアウトドアアイテムやガジェット、ちょっとした家具まで手に入ってしまうので、目的に合うものがあったら利用価値大です。
今回は私が「買ってよかった！」と思った、キャンプや車中泊向けアイテムをご紹介します。
おしゃれ雑貨「だけじゃない」3COINSで発見！
ドリンクホルダー＆タブレット立て付き折りたたみテーブル（税込880円）
キャンピングカーでは腰かけて食事ができる、リビングとダイニングを兼ねたような空間を「ダイネット」と呼びます。人気なのは家庭の食卓のように対面で座れる対座ダイネットで、ほかに横並びのカウンタースタイルがあります。
キャンピングカーのダイネット（イメージ）。
ベッドとダイネットがそれぞれ独立して常設されているのがもっとも贅沢な形ですが、現実には就寝準備をするとダイネットが使えなくなるモデルが多数派。
そんなときの代替手段として、ベッド上にテーブルを出す「お座敷スタイル」「ちゃぶ台スタイル」があります。ただ、キャンピングカーの純正テーブルは重い、厚い、大きいものが意外に多い。
そこで市販の折りたたみテーブルが活躍。3COINSの「ドリンクホルダー＆タブレット立て付き折りたたみテーブル」（税込880円）は、コンパクトサイズながらしっかりした造りで大満足でした。
天板は13インチのノートパソコン＆マウスがちょうど載るくらい。ごく小さな軽量テーブルです。
ドリンクホルダーが1つ付いており、通常サイズの500mlペットボトルなら適合、太めの650mlペットボトルは入りませんでした。
脚にラバーのクッション素材が付いた丁寧な造りが好印象。耐荷重は約10kgです。
注目したいのはタブレットスタンド。10インチのタブレットもしっかり立てることができ、車中泊の夜時間を充実させてくれます。寝具の上だとパタンと倒れてしまう小型スタンドよりも安定するようになりました。普通車での車中泊にも活躍するはずです。
折りたためば板状になるため、車内のちょっとした隙間に収納できることも助かりました。これまで愛用していた竹製テーブルよりさらに軽く、扱いやすいです。
予算の都合ではなく「使わない」という理由からTVレス・モニターレスのキャンピングカーも多い昨今。これからはタブレット使用を前提としたキャンピングカーも増えてくるかもしれません。
折りたたみバケツテーブル（税込2,750円）
次に挙げるのはレジャーアイテムのカテゴリーから、2WAYの「折りたたみバケツテーブル」（税込2,750円）。
品切れも多いですが、同じカラーリングでクーラーボックスやキャリーなどが揃い、トータルコーディネートが楽しめます。SNS映えするビジュアルながら実用性も兼ね備え、毎年完売するという人気のシリーズです。
写真はスモーキーな風合いがおしゃれな「ネイビー」で、ほかに「ベージュ」あり。上部と下部に分割でき、下部は容量17Lの折りたたみバケツになっています。
このバケツが絶妙サイズ！ 丸みを帯びた長方形で、やや低めの全高。開口部や床面が広い造りになっているため、水を使った作業が圧倒的にしやすいです。
（左）一般的な10Lバケツ （右）3COINS折りたたみバケツ
深さのある筒状のバケツだとやりにくい作業もばっちり。ちょっとした衣類の手洗いや靴洗いなど、作業用バケツにするのがおすすめです。
本格的な容量がありながら、普段は折りたたんでおけるのが便利。上部と下部はロック機構でしっかり連結できるので、運搬中に外れてしまうことはありません。
上部は折りたたみ式の脚を出すことで、ミニテーブルになります。カトラリーなどを入れられる小物入れ付き。
さらに天板にはタブレットスタンドあり。10インチタブレットの場合、横置きできるほどの余裕はなく、小型のタブレットかスマートフォン向けサイズです。
ピクニックを想定した2WAYアイテムですが、車中泊旅なら洗濯に食器洗いにと、バケツを使い倒したくなるアイテムです。販売は一部店舗限定で、ほかに公式オンラインストアで購入できます。
スプリングダストボックス（税込880円）
「スプリングダストボックス」（税込880円）は、折りたたみ式のアウトドア用ゴミ箱。普段は薄いボードのようになっています。
ストッパーを外すと、自然にポップアップして自立します。
内側にはゴミ袋を留めるためのクリップ付き。25Lから30Lくらいのゴミ袋だと口径がぴったり合いました。RVパークやキャンプ場などで有料・無料のゴミ袋をもらえることがありますが、おおむねフィットするでしょう。
本体ヘリをくるむように折り返して留めたい場合は、別途ピンチがあるとよいです。本体がまったく汚れなくなります。
開口部が大きいので、調理をしながらどんどんゴミを入れられるのが便利！ 風の強い日には、ゴミ袋をセットする前に底面に重しを入れるとよさそうです。
構造要件の緩和により今後減ってくるかもしれませんが、床の掘り下げ加工でギャレーの高さを確保しているキャンピングカーがあります。普段は床下収納として使えるのですが、私はここをポータブルトイレ使用後のゴミ入れや洗濯物入れにしていました。
今回のスプリングダストボックスは、少し高さを縮めてあげれば床下収納にもフィット。帰宅後に一気に汚れ物を持ち帰ることができるようになり、片付けが楽になりました。
完売の場合は「再入荷メール登録」
人気アイテムは完売してしまうことも多い3COINSですが、最低購入金額1,650円（税込）から注文できる公式オンラインストアがあります。完売アイテムは再入荷を知らせる「再入荷メール登録」が可能です。
雰囲気重視のインテリア雑貨だけに留まらず、意外な便利グッズが見つかることの多い3COINS。最近ではジャグ付きウォータータンクや多機能グッズといった新着「防災グッズ」が人気＆完売に。続々登場する新製品もチェックしたいです。
SAYAさん
フリーライター
グルメ、トラベル、車中泊、クルーズなどの記事を執筆しているフリーライターです。バンコンタイプのキャンピングカーで全国を巡っています。太陽も昆虫も苦手なインドア派ですが、車中泊×観光の組み合わせに無限の可能性を体感中。車を拠点にした遊びの話題をお届けします。
