
コットテントとは
便利なキャンプ用品として注目を集める『コットテント』は、テントにどのような機能が付属したアイテムなのでしょうか?まずは、コットテントの特徴について解説します。
「コット」と「テント」を組み合わせたアイテム
『コットテント』は、簡易型ベッドのようにして使える『コット』と、テントが組み合わさったアイテムです。コットテントには、コットとテントが一体化した『一体型』と、専用品または単にサイズの合うコットとテントを組み合わせる『分離型』の2種類があります。
一体型は、インナーテントとコットが分離できないようになっているのが基本です。中には、フライシート部分も一体化された折りたたみ式タイプも見られます。
分離型の場合、フライシート・インナーテント・コットを組み合わせて使うタイプが一般的です。『コット』『コットと組み合わせやすい形状のテント』をそれぞれ単体で用意するほか、コットとテントがセットになった商品もあります。
コットテントの選び方
コットテントを選ぶときには、どのような点に注目するとよいのでしょうか?使用目的にもよりますが、基本的なポイントを解説します。
コットテントの選びのポイント
製品のタイプや使用目的で選ぶ
先述の通り、コットテントには主に『一体型』と『分離型』があります。一体型は、コットとテントが一体化したタイプで、折りたたみ式になっていることがほとんどです。
テントを広げるだけで簡単に設営できるので、素早くテントを組み立てたい人は一体型が適しています。ただし、大型の場合はかさばることも多く、複数人で組み立てなければならないケースもあるでしょう。
一方の分離型は、コットとテントが別売りになっているか、取り外せるようになっています。各部品を別々に収納できるため、できるだけ荷物をコンパクトにしたいソロキャンプにもおすすめです。
コットやテントのサイズに注目する
コットテントは、1~2名向けが主流です。使う人数に合わせて適切なサイズを選択しましょう。
一人で使うときに大型のものを選んでしまうと持ち運びがしにくく、2人以上で使うときに小型のものを選ぶとスペースが足りなくなります。
テントのサイズだけでなく、コットのサイズも確認が必要です。ベッドとして使用したときに十分なサイズがあるか、体形に合っているかもチェックしましょう。
組み合わせて使うタイプのおすすめのコットテント
コットテントの中には、2way・3wayタイプや、別売りのコットと組み合わせて使う商品もあります。主なおすすめアイテムを紹介します。
サウスウインズ「スコーピオンテント」
コットあり・コットなしのどちらでも使える、2wayタイプのテントです。耐水圧は約2,000mmあり、雨が降っても問題ありません。
フライシートは約660g、インナーテントは約917gと軽量で、持ち運びもしやすいソロ向けです。収納袋に入れれば、コンパクトに携行できます。
長さ190~200cm、幅60~68cmのコットに対応しており、市販品と自由に組み合わせることが可能です。テント内部にはLEDランタン用のフックが付いており、夜間や見通しの悪い場所でも快適に過ごせます。
サウスウインズ スコーピオンテント
サイズ:200×66×108cm 収納サイズ:44×9cm 重量:917g
ゴーグランピング「SKY EYE CT 自立式 コットテント TC」
3wayタイプで、コットあり・コットなしのどちらでも使いやすいテントです。こちらはテント本体のみの販売で、フライシートとコットは別売りとなっています。
展開時のサイズは約190×68×100cmなので、対応するサイズのコットを別途準備しましょう。ハイコット・ローコットの、どちらも使用可能です。
テントはポリコットンとポリエステル、ポールはアルミ合金でできています。耐水圧は約3,000mmと高い防水性能を備えており、総重量は約2.25kgと軽量な点も魅力です。
ゴーグランピング SKY EYE CT 自立式 コットテント TC
サイズ:約190×68×100cm 収納サイズ:約50×14×14cm 重量:約2.25kg
まとめ
キャンプの際は、眠るときやくつろぐときの環境を整えて、自然を存分に楽しみたいものです。コットテントを用意すれば、簡易ベッド付きのテントを簡単に設営できます。
設営の容易さが魅力の一体型と、組み合わせて自由にカスタマイズしやすい分離型があるため、好みや目的に合わせて選びましょう。
高床式タイプのコットテントなら、湿気のある場所やデコボコした場所でも、快適な環境をキープできます。キャンプでコットを活用したいと考えているなら、コットテントも検討してみましょう。