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前室つきテントがおすすめな理由
どうしても荷物が増えてしまいがちなキャンプでは、雨よけや荷物置きとしても活用できる前室付きのテントが便利だ。急な雨や夜露から荷物を守ったり、雨や風があってもテント内で簡単な調理ができたりなど、キャンプの幅が広がる。
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オガワ|ステイシーST-Ⅱ
ogawa(オガワ) ステイシーST-Ⅱ
ひとりでゆったり過ごしたいソロキャンパーからの絶大な人気を誇る2~3人用テント。そのヒミツは、収納時のコンパクトさからは想像できないほど広く、居住性、使い勝手の良い前室だ。前室の奥行きは110cmもあり、フライ全閉時でもテント内換気がスムーズなビッグサイズのベンチレーターを装備している。
サイドドアのジッパースライダーにゴム紐が付いていて、上へジッパーを引くと、ドアの裾が追従する仕組みで、雨で地面が濡れていてもドアパネルが汚れにくい。日本ブランドならではの気づかい満点な作りが印象的だ。 収納ケースには圧縮ストラップ付き。雨で濡れたあとはゆったりと収納し、バックパッキング時にはギュッと絞り込んでコンパクトにすることができる。
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コールマン|ツーリングドーム/ST
Coleman(コールマン) ツーリングドーム/ST
インナーテントの後ろ側2か所にポール先端を受け止める袋状のポールポケットがあり、ひとりでも簡単スムーズに設営できるように工夫されている。
クロスポールに加え、フライ前面の出入り口を大きく前にせり出すサブポールがあり、広い前室が確保されている。また、標準装備されているのはグラスファイバーポールだが、別売りのアルミポールセット/STにすれば軽量化も可能だ。
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出入り簡単! 広々とした前室! 快適に過ごせるしかけが満載!
ツーリングドーム STの出入りは前後、両方から行なえる。ふたりで使ったとしても、相手をまたぐことなく外に出ることが可能だ。
前室は210mm×105mmと、広めのつくりになっている。タープポールを使ってひさしを上げれば、前室の長さは105mmから150mmへと拡張できるのもグッド。土間スペースとして簡単な調理をしたり、ローチェアを入れてくつろいだりできる(テント中は火気厳禁だ。また、たとえテント前の空間であっても、火器類の使用には十分注意しよう)。
この前室部はフライシートのサイドを上げることで、レイアウトを変更することが可能。天気が良いときは両サイドを上げて開放的に使っても◎。もちろん、日差しを遮るために半分だけ下げてもOK。フライシートはUV加工が施されているので、日焼け対策としても安心だ。
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スノーピーク|ミニッツドーム Pro.air 1
Snow Peak(スノーピーク) ミニッツドーム Pro.air 1
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BUNDOK|ソロティピー1
BUNDOK(バンドック) ソロティピー1
ポール1本で設営ができるため、付属品も少なく軽量かつコンパクト収納が可能。一人でも持ち運びしやすいのが特徴だ。これなら、駐車場からキャンプエリアまで距離が長くても、重くて持ち運びが大変、なんてこともない。
1つのテントで3つのスタイルが楽しめる
ソロティピー1は、好きなスタイルでテントを張ることができる。テントの前室を利用してカスタマイズすることで、いくつかのスタイルを楽しめるのだ。
タープのような広々とした空間スタイル
インナーシートを取り外すことで、タープのような使い方をすることができ、広々とした空間を確保することができる。テントが屋根のような役割になり、その下に荷物をたくさん置けるため、荷物が多いキャンプスタイルにはおすすめだ。
インナーシートがなく開放感が感じられるほか、テントの出入りも楽になるというメリットがある。
機能性と快適性をフル活用したスタイル
外側のフライシートを全開放させ、インナーシートを設置した、機能性と快適性をフル活用したスタイル。暑い日でも、空気の通りがいいため涼しいのがメリット。
簡易型ベッドであるコットなどがなくても、インナーシート内にマットとシュラフを持ち込めば、そのまま就寝することができるスタイルだ。
プライベートを確保しやすいスタイル
フライシートの半分を閉じたスタイル。お隣との距離が近い場合、気になる側のシートを閉じることで視界をさえぎり、プライベート空間を確保することができる。
このスタイルなら、人に見られたくない荷物などを幕内に隠すことも可能だ。なお、この3つのスタイルは、フライシートの前面を全て閉じることもできる。
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アライテント|トレックライズ2DXフライ仕様
ARAI TENT(アライテント) トレックライズ2DXフライ仕様
軽量かつコンパクト
「トレックライズ2DXフライ仕様」の重量は、テントとフライシートを合わせて1990gとかなり軽量。本来登山での使用が想定されているため、バックパックでも持ち運びが可能なほどコンパクトに収納できるつくりになっている。
キャンプツーリングでは登山ほど重量に敏感になる必要はないが、キャンプサイトにバイクを横付けできないときなどは荷物をサイトまで持ち運ばなくてはならない。したがって、軽くて小さいテントほど負担が軽減されておすすめだ。
広々とした前室
このテントには、本体から70cm張り出された前室がある。さらに、その前室は高さもテント本体と同じくらいあるため、立体的に広い空間を作り出すことが可能になっている。
前室にテーブルなどのキャンプ道具を置いても、スペースには余裕があるほど。お座敷スタイルを作れば、前室でもゆったり過ごせそうだ。雨天時のキャンプなど、テント内でしか過ごせないような状況であっても、広い前室を使えば快適にキャンプができる。
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エムエスアール|ハビチュード6
MSR(エムエスアール) ハビチュード6
MSRは「Mountain Safety Research」の頭文字で、1969年に登山家ラリー・ペンバシーがシアトルで創業。アメリカを代表する山岳テント&登山用具ブランド。6人用の大型ドームとはいえ、これほど直感的に設営できるシンプルな構造は珍しく、ビギナーにもおすすめできるモデルだ。
長いクロスポールと両サイド用の短いクロスポール2セットだけで簡単に立ち上げられるセルフスタンディング・タイプ(自立式)のテント。インナーテント4面のサイドウォールが大きく外側に向けて押し広げられる独自のフレームワークにより居住性が良い。従来、クロスドームの弱点であった内部の狭苦しさを解消し、広々とした空間が大きな魅力になっている。
また、正面のドアが限りなく垂直に近い状態まで立ち上がるので、とても出入りしやすい。大きいわりに出入り口が正面のひとつしかないのは玉に瑕ではあるが、正面ドアが大きく開くので、出入りそのものはとてもスムーズ。
天井がメッシュ地のインナーテントは吊り下げ式で、フライシートとの間に十分な空間ができるため、フライシート両サイドの裾部から外気がテント内にスムーズに入り、通気性も抜群。
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