ママキャンプの達人に教わるお役立ち情報満載の、BE-PAL×CAMP HACK連携企画。
第7回目は、ちょっとした心構えや準備でキャンプがより楽しくなる「キャンプの心得」を紹介。キャンプに何を求めるか、何に重点を置くかは、家族構成などで異なりますよね。今回は大きなお子さんのいる菅谷家、小さなお子さんのいる飯田家、それぞれに、キャンプの心得を教えてもらいました!
【菅谷由理子さんファミリー編】
キャンプ歴15年以上の大ベテラン。年間8回、20泊程度しているそう。娘のえみりちゃんは中学生なので、準備の段階から大活躍! テントやタープの設営が終わったら、焚き火を囲んだり、体を動かしたりと、家族でのんびり過ごすのがお決まりのパターンだ。
テントサイト作りは役割分担制!
設営時はママが小物類を組み立て、テントはパパ&娘が担当。自然とそのような役割分担になったとか。お互いに得意分野を担当すると設営も楽しくなるはず。
キッチンスペースをテントサイトから排除
食材を洗ったり切ったりするのはキャンプ場の炊事場で行なうことにしているため、調理台等はない。焚き火を中心に、チェアとミニテーブルを3組、レイアウトしている。この手があったか! と、目からウロコ。
キャンプでは少しくらいのケガもいい経験に!?
菅谷家は大の焚き火好き。えみりちゃんは、いつしか焚き火番長に。小枝拾いも積極的にしているそうだ。「小さいころから子供を焚き火のそばに行かせていました。火のそばにいても大丈夫なように、焚き火ポンチョを着せるなど、安全面にも気を付けてはいますが、ケガしてナンボってこともありますよね」と菅谷さん。親の目が届く場所で、危ないことを体験させるのも大切なことかもしれない。
夜はヘッドランプをつけて、自分で前を見て歩く習慣が身につくように、あえて、ガイラインにライトなどをつけていないそう。「危ないことを体で覚えてほしい」という親心だ。
家族みんなで遊べる道具を持っていく
菅谷家の定番はバドミントン。広い空の下、思い切り体を動かしてストレス発散!
微妙な年ごろの親子のコミュニケーションをとるのにもぴったりだ。
【飯田みどりさんファミリー編】
6歳の男の子と3歳の女の子がキャンプを楽しめる年齢になったのを機に、2年ほど前から、ママ主導でファミリーキャンプ・デビュー。安全面に気を配った道具選びなど、小さい子どもがいるファミリーならではの心得に注目~。
テントサイト設営時には子供用遊びアイテムを用意
テント設営時は子供の相手ができないので、集中して遊んでもらえるよう、まず最初に、子供用テーブルやおもちゃを出しておく。これなら、子供が勝手に遊びにいってしまうことがないので、安心だ。おもちゃ類は個人装備のリュックに詰めておくと、小さな子供たちも、ある程度、自分で管理できるようになる。
リビングはちゃぶ台スタイルが安全
小さい子どもの場合、チェアだとよっかかりすぎて倒れてしまうことがあるので、ロースタイルにしている。チェアがない分、広く使え、雨の日などは遊び場にもなる。
子供の着替えは3~4パターン準備する
「子供は水遊びが大好き。川やプールに入ることも多いので、3~4パターンは持っていきます。レイヤードも考えて、はおるものは多めがいいかな。兄妹でおそろいにしたほうが目立つので、迷子になったときにも安心ですね」。備えあれば憂いなし、ですね~。
キャンプ場ならではの遊びをしよう!
シャボン玉を吹いたり、バッタを探したり……、自然の豊かなキャンプ場ならではの遊びを楽しむようにしている。「徹底的に遊ぶ! と決めたら、料理も冷凍もの利用し、時短をしているんです」とか。親子で思い切り自然遊びをして、楽しい思い出を作りたいですね~。
BE-PAL×CAMP HACK連携企画・第8回は「もしものときのお助けグッズ」。エマージェンシーグッズやスキンケア用品など、常備しておきたいお役立ちアイテムを紹介します。お楽しみに~♪
取材協力/キャンピカ富士ぐりんぱ
https://www.pica-resort.jp/campica-fuji/
文=松村由美子 撮影=はぎひさこ