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厚手レジャーシートの特徴とメリット
厚手レジャーシートは、文字どおり『厚みがあること』が最大の特徴です。厚さの目安や、厚みによるメリットを詳しく見ていきましょう。
厚さの目安は「3mm」
厳密な決まりはありませんが、『厚手レジャーシート』というときは3mm以上の厚さのものを指すのが一般的です。
厚手レジャーシートは、表地・中地・裏地で構成された3~4層構造になっているケースが少なくありません。厚さ1mm程度のシートが3~4枚重なっている状態と考えれば、レジャーシートの厚さは3mm以上にはなるというわけです。
底付き感や冷気を感じにくくなるのがメリット
レジャーシートに厚みがあれば、地面の凸凹・固さを感じにくくなるのがメリットです。座り心地が地面のコンディションに影響されにくく、お尻の痛みや着座時の不快感を軽減できます。
また、厚手レジャーシートは、起毛素材や断熱素材を採用したものが多いのも特徴です。保温性に配慮された厚手レジャーシートなら、地面から上がってくる冷気をシャットアウトできます。
寒い季節のピクニックやキャンプで使用すれば、薄手のレジャーシートよりも暖かく快適に過ごせるでしょう。
厚手レジャーシートの選び方
厚手レジャーシートを選ぶときは、『サイズ』『素材』『機能・デザイン』に注目するのがおすすめです。厚手レジャーシートの選び方について、詳しく見ていきましょう。
使用人数に合わせて選ぶ
厚手レジャーシートは、使用人数によって必要な大きさが異なります。キャンプやピクニックに行く人全てが快適に座れるよう、十分なサイズを確保しておくことが大切です。
厚手レジャーシートの使用人数・サイズは、以下を目安としましょう。
- 一人:長辺の長さ約90cm~
- 二人:長辺の長さ約120cm~
- 三人:長辺の長さ約150cm~
- 四人以上:長辺の長さ約200cm~
上記は、『座ること』のみを想定したサイズです。厚手レジャーシートに快適性を求めるなら、想定される使用人数より1サイズ以上大きめがおすすめです。
キャンプやピクニックでは、寝転んだり動いたりすることが想定される上、荷物の置き場やテーブルの設置スペースも必要となります。人数ギリギリのサイズのレジャーシートを購入すると、『狭い』『動きにくい』などと不満が出てくるかもしれません。
材質をチェックする
厚手レジャーシートの座り心地や使用感は、使われている素材によって異なります。厚手レジャーシートに期待する効果や使用するシーンを想定して、ニーズに合う素材を選ぶことが大切です。
例えば、寒い季節にはレジャーシートの保温性・クッション性が、座り心地に大きく影響します。表地にフリース素材や起毛素材が使われていたり、中綿が入っていたりするレジャーシートを選択しましょう。
雨や降りやすい季節や霜の降りやすい季節なら、レジャーシートに防水機能が付いていると安心です。裏面にPVCコーティングが施されているものや、アルミが使われているものをチェックしてみましょう。
機能面・デザイン性も重要
ピクニックやキャンプで厚手レジャーシートを使う場合は、収納性・携行性も重要です。
厚手レジャーシートの収納性に大きく関わるのが、『コンパクトに畳めるかどうか』です。広げたときのサイズだけではなく、畳んだときのサイズもチェックしましょう。
また、厚手レジャーシートを持って移動する可能性がある場合、持ち手ベルト付きのものや、収納袋付きのものがおすすめです。片手で持てるので、持ち運びの負担を低減できます。
このほか、おしゃれなアウトドアシーンを演出したい人なら、デザインのチェックも欠かせません。他のアウトドアギアとの相性を考慮して、しっくりなじむデザインを選択しましょう。
【使用人数別】おすすめの厚手レジャーシート
厚手レジャーシートは、窮屈感なく座れるものを選ぶことが大切です。使用人数別に、おすすめのアイテムを紹介します。
コールマン「レジャーシートデラックスミニ」
質の高いキャンプギアで人気を集める、『コールマン』の厚手レジャーシートです。サイズは約150×100cmあり、大人二人が座れるくらいの大きさになっています。
本商品の特徴は、四方に付いたスナップボタンです。縁を立ち上げれば砂・泥の侵入を防ぎやすく、シートの上をクリーンな状態に保てます。
裏地には、防水性の高いPEVA素材が採用されており、湿った場所でも水が染みにくいのも高ポイントです。3層構造でクッション性が高く、柔らかい座り心地を実現しています。本体にはハンドルとストラップが付属しており、収納性・携行性も良好です。
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- 商品名:コールマン「レジャーシートデラックスミニ」
- 公式サイト:商品はこちら
WAQ「BIG PICNIC MAT」
大阪に本拠地を置くアウトドアメーカー『WAQ』の、厚手レジャーシートです。サイズは約195×195cmあるので、大人四人程度で座れる厚手レジャーシートを探している人におすすめできます。
はっ水加工済みのキルティング生地で、水や汚れが付着しにくい仕様です。四方を立ち上げるためのスナップボタンとドローコードが付いているほか、ペグで固定するための穴もあります。
収納用の袋も付属しており、撤収・持ち運びも苦になりません。日常のピクニックから泊まりがけのキャンプまで、幅広いシーンで使えるのが魅力です。
- 商品名:WAQ「BIG PICNIC MAT」
- 公式サイト:商品はこちら
WAQ
BIG PICNIC MAT
サイズ:展開時:約195cm*195cm(縁の立ち上げ時高さ5cm) 収納時:約50cm*22cm*18cm 重量:約1.7kg
L.L.Bean(エル・エル・ビーン)「ウォータープルーフ・アウトドア・ブランケット」
アウトドアシーンのおしゃれさを重視したい人も満足できる、『L.L.Bean』の厚手レジャーシートです。赤と黒のプラッド柄には温かみがあって、キャンプシーンのおしゃれなアクセントとなるに違いありません。
サイズは約203×183cmあり、大人四人程度で快適に使えます。レジャーシートの表生地には起毛感の強いフリース生地が使われており、柔らかく快適な座り心地です。
一方、裏面にはポリウレタン加工済みのナイロン生地が配されており、地面からの水分をしっかりとシャットアウトします。雨後の湿った場所でも快適な座り心地を確保できるのは、非常にうれしいポイントです。収納袋付きなので、気軽にどこへでも携行できます。
- 商品名:L.L.Bean「ウォータープルーフ・アウトドア・ブランケット」
- 公式サイト:商品はこちら
【座り心地重視】おすすめの厚手レジャーシート
座り心地を重視する人は、レジャーシートの厚さや素材に注目しましょう。底付き感を覚えにくい、おすすめの厚手レジャーシートを紹介します。
Hankins「レジャーシート」
フカフカとした座り心地を実感できる、4層構造の厚手レジャーシートです。約200×200cmサイズは、五人程度での使用を想定している人におすすめできます。
肌に当たる1層目にダウンジャケットと同じ『春亜紡』、2層目にPP綿、3層目に不織布、最下部にアルミ膜を配しているのが特徴です。肌当たりの柔らかさ・通気性・防水性・防汚性を備えており、地面のコンディションを気にせずに使えます。
使用後は洗濯機で丸洗いできるため、お手入れの手間もかかりません。持ち手ストラップと収納袋も付属しており、持ち運びも簡単です。
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- 商品名:Hankins「レジャーシート」
- 公式サイト:商品はこちら
SONGMICS「レジャーシート 厚手」
表地にフランネル素材を配置した、温かみのある厚手レジャーシートです。約200×200cmの大判サイズで、大人四人以上でも窮屈感なく使えます。
レジャーシートは、上からフランネル・スポンジ・防水アルミの3層構造です。肌当たりがよい上、底付き感を覚えにくく、凸凹した地面でも快適な座り心地を実現できます。
裏面のアルミ層は、湿気や水気を防ぐため、湿った地面でも水がシートに染み込む心配はありません。撤収時はくるっと丸めて収納でき、水での丸洗いが可能です。お手入れや携行の手間が少なく、どんな場所にも気軽に持ち運びできます。
- 商品名:SONGMICS「レジャーシート 厚手」
- 公式サイト:商品はこちら
Durikant「レジャーシート」
中材に柔らかいスポンジを配した、3層構造の厚手レジャーシートです。広げたときのサイズは約300×300cmと大きく、大人が八人以上も座れます。
中材に使われているスポンジは厚さ約4mmあり、クッション性の高さが魅力です。地面の凸凹が伝わりにくい分、薄手のレジャーシートよりも体の痛みや疲れを感じにくくなります。
最下層に使われているPEVA素材は、防水・防湿・断熱効果を期待できる素材です。地面の水分や冷たさの影響を受けにくく、湿気の多い場所でも不安なく使用できます。
- 商品名:Durikant「レジャーシート」
- 公式サイト:商品はこちら
【デザイン性重視】おすすめの厚手レジャーシート
映えるキャンプシーンを演出したい人は、レジャーシートのデザイン性も重要です。見た目に妥協したくない人におすすめできる、おしゃれな厚手レジャーシートを紹介します。
OutPort「チェック柄 レジャーシート」
耐久性の高いナイロン素材の厚手レジャーシートです。レジャーシートのサイズは約200×150cm、または約200×200cmの2種類です。小さめサイズは大人五人まで、大きめサイズは大人六人までの使用に適しています。
レジャーシートは3層構造になっており、ナイロンを織り込んで作られたタータンチェックの表地は本格仕様で、プリント生地のようなチープ感がありません。
中材はスポンジ、裏地はTPE素材です。防水性・クッション性に優れており、凸凹した場所でも快適性を維持しやすくなっています。カラーバリエーションは赤・青・緑の3色があり、好みに合わせて選択できます。
- 商品名:OutPort「チェック柄 レジャーシート」
- 公式サイト:商品はこちら
Eluvina「レジャーシート」
清潔感のある、白地×ブルーストライプの厚手レジャーシートです。サイズは約150×200cmで、大人三人がゆとりを持って座れます。
素材は、上からポリエステル・ポリウレタン・PEVAの3層構造です。フカフカした柔らかい肌当たりになっている上、軽度なはっ水性も備えています。底面のPEVAは、地面からの水の浸入を防ぐため、水や汚れを気にせずにピクニック・キャンプを楽しめるでしょう。
撤収したいときは丸めるだけなので、面倒な手間もありません。まとめたときは約42×14cmとコンパクトになり、持ち運びも楽々です。
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- 商品名:Eluvina「レジャーシート」
- 公式サイト:商品はこちら
【機能性・耐久性重視】おすすめの厚手レジャーシート
機能性・耐久性が気になる人は、レジャーシートの素材や仕様をしっかりとチェックしましょう。機能性・耐久性重視の人に、おすすめの厚手レジャーシートを紹介します。
キャプテンスタッグ「キャンピングフロアマット260×260cm」
日本生まれの人気アウトドアブランド『キャプテンスタッグ』には、テント内のマットとしても使える厚手レジャーシートがラインアップされています。ブランド名がプリントされた印象的なデザインは、キャンパーたちの注目を集めるでしょう。
3層構造となっており、表面にはポリエチレン、中材には発泡ポリエチレン、裏面にはアルミが採用されています。中材がクッション性を、裏面が保温性を担保しており、地面の冷たさが気になる季節でも暖かさ・快適さを維持しやすい仕様です。
サイズは約260×260cmあり、約270×270cmのテントフロアサイズにちょうどよくマッチします。専用のキャリーバッグ付きで、かばんと同じような感覚で持ち運べます。
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- 商品名:キャプテンスタッグ「キャンピングフロアマット260×260cm」
- 公式サイト:商品はこちら
キャプテンスタッグ
キャンピングフロアマット260×260cm
サイズ:(約)2600×2600×厚さ4mm 収納サイズ:(約)670×140×450mm 重量:(約)1kg
アイリスオーヤマ「極厚レジャーシート 200×200」
座り心地や快適性を重視したい人に最適な、極厚レジャーシートです。サイズは約200×200cmあり、大人六人程度で使用できます。
レジャーシートに厚みを生みだしているのは、中材の糊なしポリエステル綿です。綿が空気をしっかりと取り込むことで、生地の間に厚みを確保します。厚さ約10mmのレジャーシートにははずむようなクッション性があり、快適な使用感です。
また、安定した使用感を実現できるペグ穴があり、ペグとペグ用収納袋も付属しています。縁を立ち上げるためのスナップボタンや、持ち運び用のキャリングベルトも付いており、機能面に不足はありません。
- 商品名:アイリスオーヤマ「極厚レジャーシート 200×200」
- 公式サイト:商品はこちら
JOYme「キャンプマット」
厚さ約20mm、XPE素材のレジャーシートです。耐久性が高く、傷や衝撃を気にせずに使用できます。クッション性の高い表面はあえて凸凹状に作られており、湿気や冷気を遮断しやすいデザインです。
サイズは約187×56cmで、一人での使用に適しています。折り畳んだときのサイズは約56×14×15cmとコンパクトな上、重量は約315gと超軽量です。どこへでも気軽に持ち運びしやすく、車中泊時のマットや寝袋マット、キャンプマットとしても使えます。
- 商品名:JOYme「キャンプマット」
- 公式サイト:商品はこちら
まとめ
厚手レジャーシートとは、3〜4層構造で作られた厚みのあるレジャーシートです。はっ水性・防水性を備えているものが多く、地面のコンディションを気にせずに使用できます。気温が下がる季節や、地面の湿気が気になる季節には、特にメリットを実感しやすくなるでしょう。
ただし、厚手レジャーシートにはさまざまなサイズ・機能があります。使用前に、使用人数や用途を想定し、必要なサイズ・機能を見極めることが必須です。
長く愛用するならデザイン性も重要なポイントとなるので、複数の商品の特徴・デザインをしっかりと比較検討しましょう。