釣りの大敵「根掛かり」とは?地球を釣らないためのコツ3選
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    2024.09.06

    釣りの大敵「根掛かり」とは?地球を釣らないためのコツ3選

    釣りの大敵「根掛かり」とは?地球を釣らないためのコツ3選
    海底にある岩などの障害物にルアーをひっかけてしまう「根掛かり」。「地球を釣る」と形容されることもありますが、釣りを行う上で最も避けなければならないことのひとつです。
    この記事では、海のルアーフィッシングで根掛かりを回避するコツを3つ紹介します。

    コツ1.フローティングタイプのルアーを使用する

    トップウォータープラグと、フローティングミノー

    水面で魚を誘うトップウォータープラグ(上)とリールを巻くことで水中を潜航するフローティングミノー(下)

    根掛かりがよく発生するポイントは、海底が岩場になっていたり障害物が存在するような地形です。

    根掛かりを回避するもっとも有効な手段は、フローティングタイプ(浮くタイプ)のルアーを使用し、海底に接触させないことです。

    イナダなどの回遊魚は水面付近を泳ぐこともあり、海底付近を丹念に探らなくても十分に食いつかせることができます。

    また、海底に潜む魚であっても活性(魚のやる気)が高ければ、水面までルアーを追いかけて食いつくこともよくあります。

    フローティングミノーの拡大写真

    フローティングミノーはリールを巻くことでリップと呼ばれるプレート部が水を噛んで潜航し、ルアー本体の浮力と釣り合うことで、一定の水深を自動的に泳がせることができる。

    海のルアーフィッシング初心者であれば、フローティングミノーは根掛かりを回避するルアーとして大変おすすめです。

    コツ2.ハリを外したバイブレーションで水深を把握する

    樹脂製・金属製の「バイブレーション」2種

    樹脂製のバイブレーション(上)と、より深く沈む金属製(下)

    初めて釣りをする場合、水深や、どこに障害物があるのかなど、水中の様子は分かりません。

    深そうな見た目とは裏腹に実際には水深が浅く、1投目のキャスト(ルアーを投げること)で根掛かりを起こしてしまうことは、よくあります。

    そのような場所であらかじめ水中の様子を把握する有効な手段は、ハリを取り外したバイブレーションタイプのルアーをキャストしてみることです。

    ルアーからハリを取り外すところ

    ハリの脱着には、スプリットリングプライヤーというアイテムを使用。

    バイブレーションはフローティングミノーと同様に巻くだけで自動的に泳いでくれるルアーですが、フローティングミノーに比べて深い水深を泳ぐ特徴があります。

    ハリを外したバイブレーションを数回使用してみて、ゴツゴツと海底に接触する感触があればフローティングミノーを使用。海底に接触しなければそのままハリを取り付けてバイブレーションを使用。こうすれば海底に潜む魚を効率よく探ることができます。

    コツ3.ルアーのハリ・エギのカンナを折る

    カンナの揃ったエギと、下半分のカンナを折ったエギ

    エギの場合は、根掛かりに影響しそうな下半分のカンナを折る。

    専用のルアーであるエギでアオリイカを狙うエギングなど、狙う魚種によってはどうしても海底付近を探らなければならない時があります。

    そんなときに根掛かりを回避する有効な手段は、ハリやカンナ(エギ独自のハリ)を折ってしまうことです。

    ルアーによく使用されているトレブルフック(3本をひとまとめにしたハリ)であれば、真っ先に海底に接触する下側の1本を折ることで根掛かりの確率を大幅に軽減できます。

    下側1本のハリを折ったトレブルフック

    ハリやカンナを折る際は、ニッパーなどを使用して怪我に気を付けよう。

    ハリの本数が減ることで「魚にハリが掛かりづらくなるかも……」という不安は生まれますが、根掛かりが発生することによる時間のロスや、外そうとしている間にルアーを魚がじっくり見てしまうことの方が、釣果に影響を及ぼします。

    根掛かりを回避することは、釣果を伸ばす上でとても大事なことであると言えるのではないでしょうか。

    絶対に根掛かりさせてはいけない場所

    釣りを続けていると、誰しもが経験する根掛かり。

    魚がよく潜む岩場や障害物を狙う釣りでは気を付けなければなりませんが、なかでも絶対に発生させてはいけない場所、それは船の係留ロープです。

    ロープなどの繊維に刺さったハリは、まず外れることはないと言っても過言ではありません。

    もし係留ロープに釣り針を残してしまった場合、船の持ち主が係留ロープを手繰り寄せる際に怪我をする可能性があり、大変危険です。

    船や係留ロープの付近では、そもそも釣りをしないことが大事です。

    根掛かりを回避して気分よく釣りを楽しもう

    水中の障害物にルアーや仕掛けを引っかけてしまう根掛かりは、釣りの大敵です。

    なんとか外そうと時間を割いてしまっては、釣果も気分もダダ下がりです。

    さらに、どうしても外れない場合には水中にルアーなどを残すことになり、釣り人としてこれだけは避けなければならないことです。

    根掛かりを回避し、気分よくその日の釣りを終えられるようにしましょう。

    志田 こうたろうさん

    釣りの探究者

    30代、2児の子育て中の釣り大好きパパ。 幼少から釣りに触れていたものの、”趣味としての釣り”をするようになってからは10年を越えたところ。 子どもたちの成長と共に少なくなる一方の釣行を、可能な限り有意義なものにしようと奮闘中。 シーバス、ライトソルト、渓流・本流トラウトなどのルアーフィッシングを楽しみ、夏は特に好きな鮎の友釣りで川に入り浸る。

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