そんなななか、楽しくて絵になるギア選びの達人、スタイリスト平 健一氏が推すのは、オリジナル電動バイクを開発するスタートアップ企業、ICOMA(イコマ)の「タタメルバイク」。その魅力を解説する。
スタイリスト平 健一のイチオシODギア
「タタメルバイク」のデザインと機能にひとめぼれ
キャンプやフェスで移動するときの足は、もっぱら徒歩。移動に楽な自転車を車載するなら収納しやすい折りたたみ型がベストですが、「いいモノないかな~」と思ってウェブを検索していて見つけたのが、「タタメルバイク」。配達用のイメージが強い電動オートバイのラインアップのなかで、これは本気で欲しい! と思いました。
なによりもデザインがいい。直線基調のパーツで構成された車体は、ちょっと先の未来の工業デザインみたいで、モノ好き・メカ好きなら絶対引き付けられるはず。後日、展示イベントに足を運んで現物と対面し、ICOMAのスタッフの方に細かい説明をしてもらいました。主な特徴は……
オモチャのようにたためて小さく変形!
独自設計の可変フレームを採用し、スーツケースサイズになる変形ギミックがみごと。四角い収納状態は秀逸なデザインでいて、当然積みやすい。キャンプ道具がぎっちり詰まった僕のジープの荷室にも収まります。
しっかり走る性能がもたらす安心
変形を可能としながらも、走行中の安定性を追求した設計。前輪は10インチのホイールとサスペンション、後輪はモノタイプのサスペンションを装備し、路面の段差のショックを抑えます。当然、街だけでなく土や砂利で覆われたフィールドでの乗り心地も良好。しいて言えば、もう少し大きいタイヤを履くオプションがあると、より安心感が高まりオフロードもすいすい走れます。
カスタムが楽しい!
車載して2+4ライフを楽しもう
「タタメルバイク」は原付一種規格。つまり、普通自動車免許で公道を走れます。バッテリーの充電はAC100Vコンセントにつなぎ、3時間で満充電。最大約30km、街乗りで約25km走れるので、家の近所のアシ代わりとして、アウトドアでの買い出しなどのアシとしては十分なパフォーマンスです。ミニベロよりも小さくて、ペダルを漕ぐ必要のない電動オートバイですから、アウトドアで遊び疲れたあとの移動にもラクだし、気分もアガります。あとはタイヤのカスタムと、荷物カゴを取り付けることができればいうことなしですね。
新しモノ好きのアウトドアズパーソンにおすすめです!