宿泊者の9割が外国人!那須のキャンプ場「ムースファミリーキャンプリゾート」人気の秘密
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    2024.09.20

    宿泊者の9割が外国人!那須のキャンプ場「ムースファミリーキャンプリゾート」人気の秘密

    宿泊者の9割が外国人!那須のキャンプ場「ムースファミリーキャンプリゾート」人気の秘密
    地方での自然体験を楽しみに来日する外国人が激増している。そんな中、多国籍なキャンプ場が栃木県・那須にあるという話をキャッチし、早速取材を敢行!フレンドリーなオーナー夫妻に、お客さん同士のふれ合いなど、人気の秘密が見えてきた。早速詳細を見ていこう。その他、外国人に大人気のキャンプ場も合わせてご紹介。

    ネットの口コミで訪れる外国人が後を絶たない「ムースファミリーキャンプリゾート」

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    ローレンス夫婦の呼びかけで、宿泊客が大集合。笑顔で「ハイ、チーズ!」

    外国人が心地よく過ごせる"マイホーム"

    入り口にはアメリカ国旗、飛び交う会話は、ほぼ英語。携帯電話の電波がほとんど入らない森の中にあるムースファミリーキャンプリゾートは、異国情緒にあふれている。出迎えてくれたのは、オーナーのローレンス夫妻。旦那さんはアメリカ人で、妻のリカさんは日本人だ。取材日に宿泊していたお客さんの9割が外国人で国籍はさまざま。ネットの口コミを見てキャンプ場を知った人が多いという。

    「ホームページは日本語と英語表記の両方を掲載していて、問い合わせも電話、メールともに英語で受け答えができるので、海外からいらっしゃる方も安心するみたいですね」(リカさん)
     
    英語が完璧に通じるキャンプ場が少ない日本。宿泊者にとって、英語でコミュニケーションが取れるのはありがたい。また場内のルールが少ないのも好評。

    「ルールは、楽しむこと、相手をリスペクトすることのみ。チェックインもアウトもフレキシブルにしています。迷惑にならなければ、夜も朝もプールOKですし、無料のアクティビティーも多い。高規格キャンプ場ではないですが、お客様がのびのびとルールに縛られず、楽しめることをモットーにしています。ある意味で日本らしくないかもしれませんが、それが海外の方に好評な理由かもしれません」
     
    親しみやすいオーナーたちとコミュニケーションを図ることで、場内は和気あいあいとした空気に包まれる。
     
    流しそうめんをしたり、夜にはスクリーンを出しての映画上映会など。お客さん同士の交流も深まっていく。

    「ローレンスは子供が大好きだから、子供たちを集めて遊んでいますしね。宿泊されるみなさんの交流が多ければ、お互いに配慮もしやすくなりますし、帰るころには国籍は関係なく仲良くなっています。キャンプ場名の“ファミリー”には、お客様と私たちがファミリーになるという想いを込めているんです。もちろんお客様同士も。異国の地でも、実家に帰るようにホッとできる場所になればいいなと思っています」
     
    オーナーのふたりが架け橋となってお客さん同士を繋ぎ、日本での思い出も増やしてくれる。
    外国人にとってこれ以上なく居心地の良いマイホームなのだ。

    プールなど遊び場が多くファミキャンにも最高

    ムースファミリーキャンプリゾート

    住所:栃木県那須郡那須町富岡1268
    電話:080-3389-2252
    HP:https://moosefamilycampresort.com/ja/

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    以前のオーナーから買い取って5年前にオープン。フリーサイト、キャビン、トレーラーハウス、グランピング、キャンピングカーサイトがある。プールやジャグジーもあり、料金を支払えば使い放題。通年営業。

    キャンプ場の人気の理由とは!?

    key point 1

    外国人の利用が多いキャンピングカーが停められる!

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    旅の拠点としても便利!

    訪日外国人の中で急増しているレンタルキャンピングカー利用者。それに対応する区画もある。オーストラリア、イギリス、オランダなどの欧米人が多いそうだ。

    key point 2

    一年を通し世界の人が楽しめるイベントを開催!

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    毎年10月は3週間にわたってハロウィンパーティーを開催。お客さんだけでなく、オーナー夫妻も仮装。

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    クリスマスにはローレンスさんがサンタに変身!

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    春はイースターのお祭り。

    key point 3

    英語対応OK!フレンドリーなオーナー夫妻にリピーター多数

    共に遊び、困ったときには助けてくれるふたりの人柄に惹かれてリピートする人が多数。ボランティアで働いているソウタくん(中央)は通訳の助っ人に。

    オーナー
    ローレンス夫妻

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    みんなの笑顔が一番!

    key point 4

    各国の異文化交流が楽しめる!

    フィリピン&ブラジル
    シゲさんファミリー

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    年に3~4回はキャンプを。料理はパパ担当。「ブラジル料理のシュラスコや、豆料理をすることもあります」

    フィリピン
    ユカワさんファミリー

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    グランピングに宿泊の家族。「オーナー夫妻が家族のようにフレンドリーで居心地がいいです」

    フィリピン
    イラオさんグループ

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    3家族合同でキャンプ。「フィリピンのアドボ(肉、野菜の煮込み)、ビコ(ココナッツミルクで炊いたもち米)、メヌド(豚肉トマト煮)を作ってきました」

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    パキスタン
    ジュネードさんファミリー

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    初キャンプという家族。「レンタルがあるので安心。ごはんはビリヤニとマトンカラヒの予定」

    フィリピン
    ロナルドさんファミリー

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    きょうだい家族で参加。「遊具が多くて良かった! フィリピンでもキャンプは流行中です」

    宿泊者国別ランキングもご紹介!

    1位 フィリピン
    2位 パキスタン
    3位 インド
    4位 アメリカ
    5位 ネパール
    6位 ブラジル
    7位 ペルー
    8位 ブータン
    9位 台湾
    10位  イギリス

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    訪れた人には世界地図にチェックしてもらっている。今年はとくに、東南&南西アジアの団体客が多く、南米の利用者も目立つ。

    まだまだあった! 外国人に大人気のキャンプ場3選

    約2割が欧州人客でサイクリストも多数

    南阿蘇
    パワースポットキャンプ場

    住所:熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陰字小畑2908-5
    電話:080-6415-3541
    HP:https://organicjapan.net/powerspot/

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    ミニロッジにフリー、オートサイトあり。バイクでのソロキャンユーザーから人気だ。なかには、飛行機に自転車を積んでくるサイクリストもいる。

    約7割が外国人客の里山キャンプ場

    ties Camp
    Ground Nagiso

    住所:長野県木曽郡南木曽町読書4698-2
    電話:0264(24)0332
    HP:https://tiescamp.com/

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    「サムライ・トレイル」と呼ばれる中山道のトレッキングルートに面する。古民家の管理棟など、日本の原風景が残る場所。欧米客に大人気だ。

    約2割が外国人! 道内旅の拠点に

    かみふらの
    日の出公園オートキャンプ場

    住所:北海道空知郡上富良野町東2線北27号
    電話:0167(39)4200
    HP:http://kamifurano-hokkaido.com/

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    富良野や美瑛などの道内の観光地へ近いため、キャンピングカーの利用客も多い。宿泊客は台湾、中国、韓国といったアジア系が中心。

    ※構成/中山夏美 写真/高橋郁子

    (BE-PAL 2024年10月号より)

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