意外と快適に過ごせたことから、今では、遠方に仕事で出かけたときなどにも、車中泊をするようになりました。そこで今回は、実際に車中泊仕様にしたクルマと、真夏の暑い季節でも涼しく快適に過ごす方法、肌寒い季節の寒さ対策をご紹介します。
三菱・ジープのJ58からJ24Hへ乗り換え
私は、もともと三菱・ジープ(J58)という幌タイプのクルマに乗っていましたが、コンパクトなので寝られるスペースが荷台にはなく、選択肢はテント泊のみ。
古いクルマということもありサビの進行が酷く、車検が通らなくなり乗り換えることに。
こんども三菱・ジープなのですが、幌ではなく、バンタイプ。そして、少しだけ荷台スペースが広いミドルサイズに。 一旦横になってみると、「車中泊できるかも……?」と思い、木の板を敷いてみると、ジャストフィット。そこから私の車中泊ライフが始まったのです。
広々寝床&収納スペース確保術
寝床はどんなものを使っているのかというと、ホームセンターで手軽に入手できるコンパネです。これを敷くだけで、驚くほど快適な寝床が完成。
私は厚さが10mmのコンパネを使っていますが、もともと家にあった端材で、上に乗るとしなるため少し不安。ということで、下のデッドスペース部分にカゴを入れて、体重を支えて使用しています。(もちろん、耐荷重は自分の体重以上のカゴを選んでいます。)
今のが壊れたら、20mm厚のコンパネを購入するつもりです。また、板の下に生まれるデッドスペースは、収納スペースとして活用できるので、車内をスッキリと保てるのがポイント。
プライバシー保護!銀マットで窓をフルカバー
車中泊では、プライバシーの確保と外からの光を遮断することが快適な睡眠に直結します。とはいえ普段もクルマに乗るので、目隠しは取り外ししやすいものが便利。そこで導入したのが、100円ショップでも手に入る薄い銀マットです。
窓のサイズよりも少し大きめにカットして、磁石で車体に貼り付けるだけで、手軽に目隠し対策ができますよ。ただ、内側からの見た目はあまり良くないので、気になる人は綺麗にカットするといいかも。
エンジンオフでも快適空間!ポータブル電源×ポータブルクーラーで暑さ対策
乗り換えたクルマにクーラーはついていません。これからの時季は平気ですが、いくら北海道とはいっても真夏の車内は30℃を超えます。そこでBougeRVのポータブル電源とポータブルクーラーを積み込んで、運転時はもちろん、車中泊時に使用しています。
ポータブル電源を使うため、クルマのエンジンを切ってもOK! クーラー機能には「おやすみモード」というモードがあるので、それに設定しています。多少稼働音はしますが、私は気になることなく寝られています。ですが、少しの物音でも起きてしまうというには難しいかもしれません。
ダウンシュラフ・湯たんぽで寒さ対策を!
冬季は湯たんぽと、イスカの「Puff810EX」という極寒にも対応するダウンシュラフを使っています。
肌寒い季節くらいではオーバースペックなので、ジッパーを開けて掛け布団のように使用しています。オーバースペックではあるのですが、睡眠中寒くて起きるよりいいかな、と。
湯たんぽは、ポストジェネラルの「電気式湯たんぽ(白くま)」を使っています。
繰り返し充電して使用するタイプの湯たんぽで、水の入れ替えが不要。また、約15分充電するだけで、アンカとして7時間、回路として3時間程度使えるのが嬉しいところです。 充電(蓄熱)が完了すると自動で通電を停止する過熱防止機能を搭載しているのも安心して使えるポイント。
J24Hで始まる車中泊の旅!
J24Hでの車中泊は、J58では叶わなかった自由気ままな車中泊旅を可能にするだけでなく、自分だけの空間で特別な時間を過ごすことができています。とくに仕事柄、遠方へ出かけることも多いので、愛車は私にとってなくてはならないツールのひとつです。
私のクルマと同じようにクーラーがついていない車に乗っている人は少ないと思いますが、少しでも参考になっていると嬉しいです。車中泊ライフ、満喫しちゃいましょう!