テントレストランへの電源供給もやっちゃえ日産。都会を離れて行っちゃえ乗鞍。記念日こそ食べちゃえ信州プレミアム牛。乗鞍高原の期間限定レストランは人と土地、車が三位一体となって作られたエコプロジェクトでした。
スキー、登山、自転車レースなどでおなじみの乗鞍高原(長野県松本市安曇)ですが、日本有数の天体観測スポットでもあります。標高が高く、澄んだ空気のこの高原地域では星空がとてもきれいに見れます。もちろん、街の灯りなどの残照もありません。
この山岳景勝地で期間限定オープンするのが「アルプス山岳協 EVツーリズム 乗鞍 星と月のレストラン(以下、星と月のレストラン)」です。
光の演出がグッとくる!
グラマラスなテントで優雅なひと時を
星と月のレストランは乗鞍高原もしくは白骨温泉の宿泊施設利用者向けのサービスで、宿泊施設から会場まで担当コンセルジュの送迎付き。会場は大型なティピー型テント、ロゴス グラマラス(LOGOS GLAMOROUS)がテントレストランとなり、光と温もりで迎えてくれます。まず、ここで演出効果にグッときます。
LOGOS GLAMOROUS 2016秋 Debut | LOGOS:ロゴス
この灯りを演出するのが日産の商用電気自動車「e-NV200」。最大1500Wの電力を提供できるパワープラグにより、屋外でも電化製品を使用できるので、レストランに必要な灯り・冷蔵庫・IH調理器具などが、すべてe-NV200からの給電によってまかなわれています。
日産:e-NV200 [ e-NV200 ] Webカタログ トップ
まるで走る蓄電池!
エコレストランにぴったり!
e-NV200はCO2などの排出ガスを一切出さないゼロ・エミッション車。自然豊かな乗鞍の環境を守る同レストランのコンセプトにぴったりです。会場にいると、こんなところにまでe-NV200の電気が使われているの!? と驚きます。もちろん送迎もe-NV200です。
人も場所も食事もオール乗鞍!
ここでしか味わえないプレミアム
テントの中はラグジュアリーなレストランさながらの雰囲気で、ウェイターさんの細やかな心配りに触れ合いと喜びを感じつつ、地元食材をふんだんに使ったコース料理を楽しみます。
料理に合わせた飲み物は信州産クラフトビール、信州産ワイン、地元の日本酒が飲み放題と、こちらも地元推し。ぶどうジュースなど、各種ソフトドリンクもあります。
メニューの開発は老舗料亭・菊乃常務の堀知佐子先生が手掛け、地元のシェフ、女将さんたちが調理しています。会場設営演出、コンセルジュもすべて地元乗鞍の人たち。食事も飲み物も合わせてオール乗鞍を体感することができるレストランです。
アウトドアファンの心と胃袋をつかむ
絶景ロケーションとスペシャルディナー
前菜は信州サーモンとアボガドの塩麴和え、イクラのせ/ニンジンとレーズン、クコのマリネ/リンゴとじゃがいも、セロリのサラダ。本日の一品(地元料理)。
メインディッシュは信州プレミアム牛のトマトすきしゃぶ鍋。信州牛200g(リブロース・モモ)/新鮮野菜(トマト・レタス・水菜・しめじ・えのき・玉ねぎ・生姜・ハーブ)。
〆の蕎麦は山形村名物やまっち風そば。麵のようにカッティングされた長芋(とろろ)をお蕎麦にのせます。デザートは波田産スイカのジュレ。大人の男性でも十分に満たされる量です。
テントの生地一枚隔てたすぐ外には雄大なアルプスの絶景が広がり、日没とともに月夜へと景観が変わるこのレストラン。食後はテントの外に出て、夜空を見上げます。前述のとおり、乗鞍は国内でも有数の天体観測スポット。条件が合えば肉眼で天の川が見れます。じっと見ていると流れ星も!
食事もさることながら、この満開の星空は人を惹きつける乗鞍の魅力のひとつです。
気になるお値段と利用可能期間は
星と月のレストランを利用できるのは2018年5月21日から10月31日まで。大人ひとりにつき2万5000円(税込み・一部のアルコールは別料金)。対象は12歳以上ですが、特別貸し切りプランで相談可能です。詳しくは下記URLにて。
家族や友人、恋人との記念日はもちろん、流星群の時期に合わせての予約もオススメです。宿泊はペンションや民宿だけど、食事だけはグランピング気分を味わいたい! という人もぜひ。
乗鞍 星と月のレストラン|信州未来づくりカンパニー
http://shinshu.miraidukuri.jp/program/alpsev/
◎構成・撮影/早坂英之