「NV200バネットMYROOM」を見てきたぞ
キャンプ好きの方々には注目の、日産ディーラーで買えるキャンピングカー「MYROOM」。今までは「NV350キャラバン」がベースになっていたのだが、キャラバンの4695×1695×1975mm(全長×全幅×全高)というサイズはやはり普通の人には大きすぎる。ユーザーの声として「もう少し小さければ運転しやすいのに」とか「一人で使うには大きすぎる」とか「家の周りが狭い道なので無理」など、大きいことに拒否反応や心配の声があったそうな。
まぁ大は小を兼ねるんだけど、このクルマを発売するにあたり、最初に発売になったローンチエディションは、そもそも最上級グレードをベースにして、4輪駆動だと714万円という高額車でもあり、もっと価格もサイズもお求めやすい「MYROOM」を求める声が上がるのは織り込み済みだったんでしょう。
「NV200バネットMYROOM」の大きさは全長4400x全幅1695x全高1850mmなので、キャラバンより295㎜短く、幅は一緒で高さが125㎜低い。それでもベッドにしたときの長さは1840㎜で、幅も1200㎜あるので、大人2人が寝ることは可能……だけど、カップルならいいがおっさん2人はイヤだなぁwww
室内は「MYROOM」シリーズの公式通り
木目パネルの内装
合板だからギシギシしない
木の1枚板に見えるが実は合板。しかし合板は軽く収縮性が小さいので、クルマの内装には良いそうだ。これが自然木だと反ってきたり、大きさが変わって、ギシギシ音の原因になってしまう。
2in1シート
個別に自由なシートアレンジができる5:5分割シートを採用
このシートはすごくて、座る面はやわらかく、倒して寝る面は硬めになっている。クルマのシートをフラットにしても、体が沈み込んで心地よくないし、体をホールドするためにサイドが盛り上がっていたりして、とてもじゃないが無理なんていうことがあるが、この2in1シートなら大丈夫。
自分の部屋より綺麗な照明
ムーディーな演出も
「MYROOM」っていうけど、これより綺麗なホテルみたいな部屋に住んでる人も少ないぞww 天井にはウッドルーフパネルがついて、スポット照明が照らしてくれるし、ムーディーな間接照明もある。
何かにつけてあると便利な外部給電システム
大容量ポタ電を併用すれば無敵
ただの車中泊仕様と一番大きな違いはここでしょう。「MYROOM」は外部から給電できる入力が一つと、それを出力できるコンセントが車内に3か所装備されている。
RVパークで電気をもらえば、この「NV200バネットMYROOM」は無敵だ。これにリーフの使用済みバッテリーを再利用した、日産オリジナルの「ポータブルバッテリーfrom LEAF」というリチウムイオン充電池を併用すると……。
こちら、633whの容量とAC出力合計600w(最大1200w)という大容量ポタ電。これはエンジンが回っている間は常に充電していて、クルマを止めたあとは、ポタ電のみで3つのコンセント合計で700W。それが外部からのRVパークやキャンプ場で外部給電を活用すると1500Wにもなる。
これなら夏はクーラー、冬はヒーター機能がついたポータブルエアコンが使える。もうFFヒーターとかいらなくなるわけで、これによりキャンピングカーとしての機能は大体揃ってしまうわけだ。
運転のしやすさはバネットベースならでは
まだ運転したわけではないけど、キャラバンに比べてまず運転席での乗り心地が良いはず! キャラバンはエンジンやフロントタイヤの上にドライバーが乗るキャブオーバー型。それに対して、エンジンルームを備え、振動や独特の運転間隔から解放されるバネットの運転しやすさはありがたい。さらに横風に強くなるので、高速道路の長距離移動も楽になるはず。
資料によると積載に応じてバネ乗数が変化するサスペンションが装備されているので、商用車独特のゴツゴツ感がなくなり、高速道路も安定して走れるだろう。もちろん後ろの席は快適性が上がるはず。
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