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手作りで虫除けスプレーを作ってみよう
10月に入り、徐々に涼しく感じられるようになってきた今日この頃。
これから、登山やキャンプなどのアウトドアに出かける方も多いと思いますが、その一方で多い悩みが虫刺され。
市販品の虫除けスプレーを使うことが一般的ですが、実は手作りでも虫除けスプレーを作れることを知っていましたか?
今回の記事では、強力なものから子ども向けの刺激を抑えたものまで、手作りで作れる虫除けスプレーについて紹介します!
手作りで虫除けスプレーを作るメリットは?
自身で素材を選ぶことで子どもに安心の虫除けスプレーを作れる
化学物質を使った殺虫剤や虫除けスプレーを、子どもや赤ちゃんに使うことに対して抵抗を感じる方は多くいます。
市販の虫除けスプレーは忌避薬の「ディート」が主成分のため、乳幼児や小児への使用には以下のような注意書きが書かれていることもあります。
「6ヵ月未満の乳児には使用しない、6ヵ月~2才未満は1日1回、2才~12才未満は1日1~3回」
しかし、手作りであれば自身で素材を選べるため、子どもや赤ちゃんでも安心して使える虫除けスプレーが作れます!
好みの香りや強さに調整可能
市販の虫除けスプレーの場合、鼻につくような独特な香りがするものもありますよね。
そのため、虫除けはしたいものの、スプレーの臭いに抵抗がある方も多くいらっしゃいます。
しかし、手作りであれば自分の好みの香りが選べるため、例えばレモンやラベンダーといった香りにすることも可能です。
また、市販のものでは刺激が強すぎるという方でも、手作りであれば材料の量を調整することで好みの強さにできる点も魅力です。
手作り虫除けスプレーに必要な材料と道具
今回の記事では、ハッカ油で作る虫除けスプレーについて解説します。
必要な材料
- ハッカ油……5滴ほど
- 無水エタノール……10ml ※消毒用エタノールでも可
- 精製水……90ml ※水道水でも可
無水エタノールを入れる理由としては、ハッカ油を水が混ざりやすくするためです。
なお、消毒用エタノールの場合、アルコール度数がやや低めとなっています。
水とハッカ油が分離しやすくなるため、使うたびによく振るとよいでしょう。
必要な道具
- スプレー容器 ※100均などで購入可
- 計量カップ
スプレー容器を選ぶ注意点として、ハッカ油もエタノールもポリスチレンを溶かす性質があります。
そのため、ポリスチレン(PS)製以外のもの、あるいは、アルコール液対応の表記があるものを選ぶとよいでしょう。
おすすめの容器としては、遮光性のあるガラス瓶となります。
手作り虫除けスプレーの作り方
手順①
無水エタノール10mlを準備して、ハッカ油を少量(5滴ほど)垂らしてまぜます。
この際、刺激が強くなりすぎないように、ハッカ油の量は少しずつ入れることをおすすめします。
手順②
水90mlを入れて混ぜ合わせ、スプレーボトルに移し替えたら、あっという間に完成です!
手作り虫除けスプレーを作る際に気をつけたいポイント
保存方法
直射日光が当たらない、なるべく涼しい場所に保管しましょう。
ハッカ水には引火性があり、日光が当たると引火する可能性があるためです。
使用期限
1週間から10日ほどになります。なぜなら、防腐剤や保存料が入っていないためです。
また、精製水を使う場合は一度開けると菌が増えるため、すぐに使い切る必要があります。
使いきれる分だけをこまめに作ることがおすすめです。
使用する環境に合わせた材料の選定
ハッカ油は防虫効果が高く、ゴミ箱にスプレーしておけば小バエの発生を防ぐ効果も期待できます。
人への毒性も低いため、この場合は濃度や使用量について気にする必要はありません。
また、猫はハッカ油に限らず精油を少量舐めるだけでも中毒を引き起こす可能性があります。
猫を飼っている方は使用しない方が良いでしょう。
自作で安心の虫除けスプレーを作ろう!
市販の虫除けスプレーが子どもの健康に悪影響を与えることについて、知らなかった人も多いのではないでしょうか。
今回紹介した手作りの虫除けスプレーは材料費も2,000円程度で、すべて薬局で購入可能なものです。
自宅の網戸に吹きかければ、害虫の侵入を防ぎつつ、風が吹くと好みの香りでリラックス気分が味わえますよ!