初心者必見!テントを張るための手順を解説!
テント設営は手順とコツさえ押さえれば、意外と簡単にできます。
初心者の方はポイントを確認して、ぜひチャレンジしてみてください。
テントを張る際はどんな所に張るべき?
平坦で水はけが良い場所を選ぶ
テントは平らで、水はけの良い場所に設営しましょう。
特に少し高台に張ると、急な雨でも水が溜まりにくく安心です。
木の下や低地は避ける
木の下は落ち枝のリスクがあり、低地は水がたまりやすいので避けましょう。できるだけそのような、リスクの少ない場所を選ぶのがおすすめです。
自然の風よけがある場所を選ぶ
風が強い日や季節では、自然の風よけがあると安心です。風向きに注意しながらテントの出入り口が風下になるよう設営するのがポイントです。
初心者でも簡単にテントを張るコツ
テントの設営は昼間に行い明るい時間に完了させる
設営は明るいうちに行い、周囲の環境も確認しましょう。
暗くなると視界が悪くなり、設営に時間がかかる原因にもなります。
設営前にテントの構造や設営方法を事前に確認しておく
あらかじめテントの設営手順を確認しておくと、当日の作業がスムーズに進みます。
初心者の方は、説明書や動画で事前に確認しておくのがおすすめです。
初めてのテント設営は慣れた場所や天候が良い日に練習する
初めてテントを設営するという場合は、家の庭や公園などで練習しておくのがおすすめです。天候が安定している日に行うことで、練習がしやすくなります。
実際にテントを張ってみよう!テントの種類別に手順を解説!
ここからは、代表的なテントの種類ごとに設営手順を紹介します。
テントのタイプによって設営手順は異なりますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
ドーム型テントの張り方
もっともコンパクトな登山用のドームテントで設営の仕方を紹介します。もうすこし大きなドームテントの場合も、基本は同じです。
手順①本体を広げる
設営場所を決定したら、まず、テント本体を広げます。
汚れや劣化が気になる人はグランドシートをしいてからテント本体を広げるといいでしょう。
手順②フレームを組み立てる
次に、ポールをつなげてフレームを組み立て、テント本体とフレームを固定します。
テントによって、吊り下げ式と、スリーブ式があります。
スリーブ式の場合、フレームをテント本体に入れる時は必ず押して入れましょう。フレーム側を引っ張って入れると外れてしまうので注意が必要です。
手順③テント本体を立てる
テント本体を立てて、ペグなどでしっかりと固定しましょう。
ドーム型テントは自立するので設営が比較的簡単です。
手順④フライシートをかける
本体の出入り口と向きを合わせてフライシートを被せます。
手順⑤ 張り綱でしっかり固定する
張り綱でテントとフライを固定したら完成です。
ワンポール型テントの張り方
ワンポールテントは、中央に一本のポールを立てて設営するシンプルな構造が特徴です。
軽量かつ設営が簡単なため、初心者にも人気のテントタイプです。
手順①本体を広げる
設置場所を選び、地面にテントの幕体を広げます。全体がしわなく均等に広がるように調整しましょう。
手順②フロアをペグダウンする
テントのコーナーをペグで固定します。ポールを立てた後に微調整する場合がありますので、5分から7分くらいの深さにペグを打ち込んで仮止めします。
テントの形状によってペグダウンする数が変わります。フロアがシワなくしっかりと張るようにしましょう。
手順③ポールを立てる
テント中央にポールを立てて、テント全体を持ち上げます。ポールはしっかり固定し、テントが自立するようにします。
テントによってはポールの上下が決まっているものがあるので、向きにも注意しましょう。
ポールを立てた後で、ペグの位置を微調整し、テントがぴんと張れる位置でしっかりとペグを固定します。
手順④張り綱で固定する
張り綱を使って、テントを安定させます。全体を確認して、張り綱のテンションを調整し、完成です。
ツールームテントの張り方
ツールームテントは、リビングスペースと寝室スペースが分かれているため、広々とした空間を提供してくれます。
以下の手順で設営しましょう。
手順①パーツがそろっていることを確かめる
ツールームテントは部品が多いので、設営前にテントのパーツが全て揃っているか確認しましょう。
手順②フレームを分類して伸ばす
フレームを各パーツごとに分け、ジョイント部をつなげて長いポールにします。その際、ポールを踏みつけないように置き場所に注意が必要です。
手順③フライシートを広げる
テントのフライシートを地面に広げ、全体を均等に広げます。この時に、入り口などテントの向きを確認しておきましょう。
手順④フレームとフライシートを組み合わせる
ツールームテントには、インナーテントにフレームを通してフライシートを取り付けるものと、フライシートを立ててからインナーテントを取り付けるものがあります。
紹介するのは、フライシートを先に組み立てるタイプのテントの手順です。
このタイプはフレームをフライシートに差し込み、しっかりとテントを立てていきます。この時、フレームが色分されているものはフライ側のスリーブの色と合わせます。
色分けされていないものは、ポールとスリーブの長さが合っているかどうかで判断したり、取扱説明書を確認したりしてください。
手順⑤ペグと張り綱で固定する
テントを張り綱とペグで固定します。この時、フライシートのファスナーを全部閉めるようしてください。さもないと、「入り口が閉まらない!」ということがありえます。
また、ツールームテントはペグの数が多いので、固定し忘れないように注意が必要です。
手順⑥インナーテントを吊して完成
最後に、インナーテントを吊り下げて設置完了です。
テントの張り方をマスターしよう!
テント設営はコツをつかむとどんどん楽になります。今回紹介したポイントを押さえ、テント泊を楽しんでみてください!
初心者でも自分でテントを張れるようになれば、アウトドアの楽しみが増えること間違いなしです。