阿部友希氏も参加!TAKIBISM x ISHINOMAKI第2弾
TAKIBISMは、アウトドアライフアドバイザーの寒川一氏と香川県高松市の槙塚鉄工所が手掛ける焚き火ブランド。焚き火には欠かせないギアを販売していて、他メーカーにはない洗練されたデザインが人気だ。
このTAKIBISMと宮城県石巻市の三和工業をはじめとする企業がコラボしたプロジェクトが「TAKIBISM x ISHINOMAKI」。
今回は新たに、石巻在住のデザイナー阿部友希氏が加わり、新コンセプトの焚火台と五徳が開発された。
キーワードは「小さな焚き火、美しい焚き火の深化版」。寒川一氏が長年温めてきたコンセプトを踏襲し、試行錯誤の末、商品化したという。
第一弾に引き続き、今回のギアも三和工業の石巻工場で生産。実用性やデザイン、歩留まりやコストを高次元で満たすので、図面を元に熟練の技術者により、設計と試作を何度も繰り返し商品化を実現させている。
新登場の4ギアをチェック!
それでは早速、焚き火台3種と五徳1種の4ギアのこだわりをチェックしていこう。
石を味方にする焚き火台「STONE QUEST」
「TAKIBISM JIKABI STONE QUEST ISHINOMAKI」は石を味方にするという焚き火台。
焚火台の脚は従来のネジ式に加え、折りたたみ式も開発。収納性、運搬性、強度を満たしている。格納時や使用時にしっかりと固定されるロック機構も搭載。
「火の周りに石を置くことで、風を防ぎ、鍋をかけたり、食べ物や飲み物を温めることができます。石は古来より私たちの味方。自分の目的に合った石を探す=STONE QUEST(ストーン クエスト)です。買うのではなく、探す。正解は、最初からそこにあったのです」(寒川氏)
石は焚き火にとって身近なものだが、今まで石に注目した焚き火台はなかった。
そこでこの新製品は石を焚き火台の一部として構成し、その石を自分で探すことで、世界に一つだけの焚き火台を創ることができるというもの。
焚き火を環境や料理などとともに考えながら、その時々に適した石探しの経験を重ね、石への理解や発見を深めるのも「STONE QUEST」の楽しみとなりそう。
直径はJIKABI Lに肉薄する直径47.5cm 、炉皿はJIKABI Lよりも大きいJIKABIシリーズ最大の33cmで、余裕を持って焚き火を楽しめる。
従来型のネジ式脚モデルに加え、収納や持ち運びに役立つロック機能付き折りたたみ式脚モデルの2種がラインナップされている。
おりたたみ式脚タイプ
ECサイト提供価格:39,800円(税込)
ネジ式脚タイプ
ECサイト提供価格:34,800円(税込)
2種類の火を同時に楽しめる「TWIN」
「TAKIBISM JIKABI STONE QUEST ISHINOMAKI」は2種類の火を同時に楽しめる焚き火台。
2つの炉を持ち、今回のキーワードである「小さな焚き火」と「美しい焚き火」の2種類を同時に楽しめるモデル。人数や料理、環境などに合わせて自由な使い方ができる。
展開時87.5㎝にもなる大きさの本体フレームは中央部分にヒンジを採用し、折りたたみが可能で持ち運びも楽に行うことができる。
三和工業の緻密な設計と精緻な加工技術により製造。槙塚鉄工所の魂を込めて打ち出すハンドメイドの炉皿(1つはJIKABIシリーズ最大の33cm)と本体フレームが互いを引き立て美しいプロダクトとなっている。
ECサイト提供価格:69,800円(税込)
商品ページ
火との距離を調整できる五徳「GOTOKU EXPAND」
「GOTOKU EXPAND ISHINOMAKI」は、火との距離を調整できる伸縮式の五徳。
すべてのTAKIBISM JIKABIシリーズに対応し、火からの距離を調整できる。
石巻の三和工業の職人が発案し、焚火台と共に石巻市在住のデザイナー阿部友希氏がデザインした。
耐荷重10kgとGOTOKUシリーズ共通のスペックを持ち、重たいやかんや鍋を組み合わせる楽しさをプラスできる。
STONE QUEST ISHINOMAKIでは最大に伸ばした状態でのみ使用可能。
ECサイト提供価格:17,800円(税込)
商品ページ
別売りで焚火台用キャリーバックも
今回発売された焚火台と五徳には、別売りの専用キャリーバック「鹿の骨」も販売されている。これは、下北沢の服飾ブランドMONSTROUSAと石巻市の作家 福田美里氏がコラボしたもので、衣裳の端材を利用したものだ。
ECサイト提供価格:29,800円(税込)
職人が焚火台「STONE QUEST」のフレームに合わせ加工
上記の写真は世界一高価な墓石材と言われる香川県産の「庵治石」を三好石材(香川県高松市、代表取締役 三好正人)の職人が焚火台「TAKIBISM JIKABI STONE QUEST ISHINOMAKI」のフレームに合わせ、細部を加工し配置したもの。
自分だけの焚き火台を作るうちに、石の思いがけない能力や魅力に気づけそうだ。