
レモングラスを育てるよろこび、使う楽しさ
生のレモングラスは、日本ではなかなか手に入りにくい食材のひとつです。そこで、料理にフレッシュな葉鞘(根元)を手軽に使えるように、今年の春からレモングラスを育て始めました。
レモングラスは、料理やハーブティーを楽しむだけでなく、お風呂に浮かべたり、葉を編み込んでリースやスワッグを作ったり、お正月のしめ縄の材料にしたりとさまざまな楽しみ方ができる植物です。

ドライにしたレモングラスは干し草のような、どこかホッとする香り。指で葉をくしゃっと揉むと、ふんわりとレモンに似た爽やかな香りが広がります。
はじめての越冬! 冬が来る前に、レモングラスを大収穫

4月に苗を植え付けたレモングラス。

どどーーーーん!夏を通して病気もなく、ぐんぐんと成長し、ススキのように立派に育ちました。夏の間はハーブティーやスープ、炒め物などにして、おいしくいただきました。
レモングラスの収穫時期は、6~10月ごろがよいとされています。収穫は、枝元から10~15㎝くらいのところでバッサリと、ハサミなどを使って刈り取ります。外葉は、とくに鋭利なので必ず手袋をして作業しましょう。

夏の炎天下での畑仕事の合間に、レモングラスの葉をちぎり、爽やかな香りでリフレッシュしていました。
レモングラスを保存する方法~「葉」「茎」「根元」に分ける
乾燥保存~葉を長期保存したいときにおすすめです。
きれいに洗ったレモングラスの葉は、室内に吊るしたり、ドライネットに入れて、1週間ほど日陰で乾燥させます。十分に乾燥したら、密閉できる保存容器に乾燥剤と一緒に入れて冷暗所で保存します。自然乾燥させることで香り、味わい深いドライハーブに仕上がります。
葉はお茶にしたり、お風呂に浮かべて(布袋などに入れて)使います。ちなみに葉に少し傷をつけることで香りがより引き立ちます。ハーブティーは、鍋で煮出すと香りがより豊かになります。

ハーブティー用は、葉先も畑でカットして持ち帰りました。外葉は除いて内側の葉のみにしました。
ドライハーブにする場合は、乾燥させる前に、はさみなどで使い勝手がよい長さにカットしておきます。

風通しのよい場所で陰干しします。
冷蔵&冷凍保存~1週間程度で使い切る場合は、野菜室に入れて冷蔵保存します。1週間以上保存したいときには、冷凍保存がおすすめです。

保存用に収穫した根元から茎の部分。根っこと格闘しながら茎を外す地道な作業。これがなかなか大変で、地味にカラダに効いてきます。
レモングラスの使い方
レモングラスは、焼く、炒める、煮る、揚げる、蒸すなど万能に使えるハーブです。にんにくや唐辛子などと相性がよく、魚介類やお肉、とくに鶏肉とよく合います。
茎はスープなどの香りづけ用に

ラップに包み、保存袋に入れて、冷蔵または冷凍保存。
根元に近い白く柔らかい葉鞘(ようしょう)といわれる部分は、レモンの香りが強いので料理用に

繊維質でかたいので刻んだり、叩いて潰したものを風味付けに使います。
茎から根元まではお鍋など、香りづけプラス調理用に

香りづけ、臭み消しなどにも使えます。
レモングラスの越冬方法
レモングラスを越冬する方法は2つあります。
1つ目は、苗を土から掘り起こし、鉢植えにして室内で管理する方法。2つ目は、地植えの状態で15㎝ほどに刈り込み、苗の上から、わらなどをかぶせて越冬させる方法です。

私は、鉢植えにして、室内で越冬させることにしました。

鉢の大きさは、株の2周りほど大きめのものがよいそう。鉢が小さそうなので、大きめの鉢が準備でき次第、移す予定。
株分けする方法
- 枝元10㎝くらいのところで葉を切り取ります。
- 掘り起こし、ある程度、土を落としたら水洗いします。
- はさみなどで株を分けながら、1株、または3株程度に分けます。
株分けしたものを植え付けするタイミングは、春から夏前(GWくらいの時期がおすすめ)です。
ポットへ鉢上げし、新芽が出てくる前までは日陰で管理します。新芽が出てきたら、日当たりのよい場所へ移してあげましょう。
レモングラスの魅力と楽しみ方
日中の気温がぐっと下がり、空気も乾燥してくる季節の変わり目。この時期には、レモングラスが持つ抗菌・殺菌作用や血行促進作用が頼りになります。乾燥させたレモングラスをお風呂に浮かべたり、ハーブティーにしてリラックスするのもおすすめです。フレッシュでもドライでも、葉、茎、根元までまるごと活用できるレモングラスは、まさに万能なハーブ。自分で育てたレモングラスなら、香りも味わいもまたひとしおです。ぜひ一度、育てる楽しさから体験してみてください。
