松ぼっくりの下処理をしよう
工作用として売られている松ぼっくりは下処理がほどこされていますが、公園などで拾った松ぼっくりには虫などが潜んでいるかもしれません。使う前に煮沸消毒しましょう。
下処理の手順
【1】沸騰したお湯に松ぼっくりを入れ、5~10分ほどゆでます。
松ぼっくりは水気を吸うと、かさが閉じる性質があります。こんな姿になってもびっくりしないでくださいね。
【2】松ぼっくりを乾燥させます。濡れて閉じてしまった松ぼっくりは、乾かすと、開いてきます。
2~3日天日干ししてもいいですが、ドライヤーで乾かすと、どんどんかさが開いていくのが見られて面白いですよ。
【3】よく乾かしてまつかさが完全に開いたら、下処理完了です。
▼参考記事
小さくてかわいいミニクリスマスツリー
「家に大きなツリーを置かない」という方にもおすすめしたい、松ぼっくりで作れるミニツリーの作り方をご紹介します。簡単なので、親子での工作にもおすすめです。大人だけの世帯でも、玄関先や食卓の片隅にちょっとした季節感を演出してくれるミニツリーがあると素敵ですよ。
準備するもの
松ぼっくり(大きさや個数はお好みで)
ペンキ(緑、白がおすすめ。ゴールドやシルバーも素敵です)
ペンキ用の筆やハケ
ツリーの土台になるもの
ツリーの飾りつけ
スプレーのり、接着剤
松ぼっくりは基本的に1年中採集可能です。新しい松ぼっくりが松の木にできるのは10~12月ごろですが、多くは木にそのままくっついており、数か月~数年後に地面へ落ちてきます。そのため、採集自体は1年中可能なのです。大きな公園や海岸沿いによくある松の木の下を探してみてください。
なおクリスマスの1か月ほど前になると、100円ショップや手芸店、ホームセンターなどで工作用のきれいな松ぼっくりが出回ります。巨大な松ぼっくりなど、近所では手に入らないようなものが売られていることもありますよ。
ツリーの土台になるものは、木片や小さな植木鉢がおすすめ。今回は植木鉢と、小さなキャンドルを使ってみました。
飾りつけはスパンコール、ビーズ、モールなどお好みのものを使ってください。羊毛やリボンなどもかわいいですよ。接着剤は飾りつけるものに応じたものを用意してくださいね。軽く、くっつけやすいものならスプレーのりが便利です。木工用ボンドでくっつかないような、重く、ツルツルしたものをつけたい場合は、強力な接着剤やグルーガンなどがあるといいでしょう。
作り方
1.着色する
まずは着色していきます。松ぼっくりに筆でペンキを塗っていきます。
ペンキは松ぼっくり全体にまんべんなく塗るもよし、まつかさの端だけにチョンチョンと塗るもよし、全体を緑に塗ったあとに雪がうっすら積もったように白を散らしてみるもよし。お好みで塗ってください。
2.土台をつける
塗り終えたら土台をつけます。今回は小さなキャンドルを土台に使いました。キャンドルにしばらく火を灯し、ロウが柔らかくなったら火を消して松ぼっくりを置くだけです。接着剤不要で、少しいびつな松ぼっくりでも手軽にまっすぐセットできるので、初心者におすすめの方法です。
木片や小さな植木鉢などを土台に使う場合は、強力な接着剤やグルーガンを使って固定してください。
3.飾り付けをする
最後に、飾りつけの工程に入ります。スプレーのりを全体に吹きかけ、乾く前にスパンコールを飾ります。
今回は軽いスパンコールを使うためスプレーのりで十分ですが、もし重いビーズなどを使う場合は、接着剤やグルーガンなどを使ってくださいね。
▼参考記事
自然素材と100均アイテムで作るクリスマスリース
キャンプやアウトドアへ出かけた際に持ち帰った、木の枝や落ち葉、松ぼっくり、どんぐりなど、どうしていますか?自宅では飾る場所も限られてしまい、せっかく持ち帰っても、クローゼットや倉庫などにしまい込んであるという方も多いようです。
そんなときには、持ち帰った思い出の自然素材を活用して作る、簡単クリスマスリースがおすすめです。世界にひとつだけのオリジナルのクリスマスリースは、自宅のインテリアや、サイトのデコレーションにも活躍します。
準備するもの
キャンプ場やアウトドアで手に入れた、松ぼっくり、ツル、どんぐりなどを用意します。
松ぼっくりなどの木の実に合わせて、お好みでクリスマスグリーンを用意しましょう。ヒムロスギや、ヒバ、モミなどもおすすめです。フェイクグリーンを利用してもいいでしょう。
手に入らない場合や、デザインによって、グリーンはなくても大丈夫です。
シーズンになると、100均の店頭にも様々なクリスマス用の飾りが並びます。松ぼっくりやどんぐりに合わせて、いくつかの素材を用意しましょう。
素材の接着作業にはグルーガンと、グルースティックを使用します。グルースティックは5本程度使用しますが、リースの大きさにもよるので、予備の分も用意しておきましょう。
葉物を留めるため、ワイヤーを使用します。緑や茶色のものを用意すると、目立たなくておすすめですが、針金などで代用することもできます。
作り方
1.土台を作る
ツルを、好みのリースサイズになるようにぐるぐると巻きつけて、円形状にまとめます。
ツルの先を巻きつけるようにすると、形が安定しやすいです。
2.ワイヤーでグリーンを固定する
グリーンをワイヤーで巻きつけて止めます。グリーンは、飾っているときや、素材を固定する際にズレやすいので、しっかりと固定するようにしましょう。
3.素材をグルーガンで固定する
どんぐりや、松ぼっくりをグルーガンで接着していきます。
全体のバランスを見ながら、赤やゴールドなどの100均の素材もグルーガンで接着します。
クリスマスリースの完成です。
▼参考記事
ツリー形の壁掛けクリスマスオーナメント
市販のオーナメントも素敵ですが、材料集めから始める手作りオーナメントは、休日に親子で作るのにぴったりです。
今回は、少ない材料で手軽にできる、ツリー形の壁掛けオーナメントを作っていきます。制作する前に、できるだけまっすぐな木の枝や飾り付け用の木の実を拾っておくと、スムーズに作れますよ。
準備するもの(長さ30cm程度のオーナメントの場合)
木の枝(5~6本)
飾り付けの材料(松ぼっくりやどんぐりなど)
麻紐 1mを2本
軍手
グルーガン
ハサミ
スムーズに作るためのポイント
枝を拾う際に、あらかじめ形を決めておくとスムーズにオーナメントを作ることができます。
そうすることで欲しい太さや長さの棒が選びやすくなり、制作時間が短縮できます。
上の写真のように枝を拾いながら地面に並べ、あらかじめ全体のイメージを作ってから持ち帰ると、室内で切り揃える手間が省けておすすめです。
作り方
1.作りたいツリーのサイズを決める
まず、拾ってきた枝を適当な長さに折ります。
ツリーの底辺が一番長い枝になるようにし、次は、2番目に短い枝、3番目に短い枝……というように、だんだん短くなるように枝を折っていきます。
木の枝を折る時は、怪我防止のために軍手をするのがおすすめです。
2.全体像をイメージする
木の枝が思ったより太い場合は細い枝に変えてみたり、もっと大きなオーナメントを作りたいと思った場合は、枝をさらに追加したりして全体のイメージを作っていきます。
今回は、5~6本の枝を使い作っています。大きくなればなるほど、インパクトのある大ぶりの飾りができます。
飾りたい壁の空きスペースを考慮して作ってみるといいですね。
3.麻紐で枝を繋ぐ
続いて、麻紐で枝を繋いでいきます。
まず、一番長い枝に麻紐を片結びで結びます。
次に2番目以降の枝を順番に結びつけていきます。
片側が終わったら、反対側も同様に結びます。
枝の両端をそれぞれ結び終えたら、余っている紐が三角形の頂点になるように結びます。
最初から左右を同じ位置に結びつけるのは、結構難しいです。
そのため、一度枝を結びつけた後に、枝を上下してちょうどいい位置に調整するのがおすすめです。
「サンタクロースが登る階段みたい!」と一緒に制作している子どもも大喜び。完成形が見えてくると嬉しいものですよね。
4.飾り付けする
ここまでできたら、最後に飾り付けを行っていきます。
拾ってきた松ぼっくりやどんぐりをグルーガンで飾り付け。どんぐりなど小さい木の実を貼り付ける時は、枝にグルーガンをつけてから、木の実をくっつけるとうまくいきます。
今回は、クリスマスの雰囲気を出すために、実が付いている緑色のヒノキの葉を使いました。ハッキリした色が入ると見た目の印象がぐっと締まります。
グルーガンは熱くなるので、親子で一緒に使ってくださいね。
また、天然素材だけの飾り付けも素敵ですが、手芸用の綿やカラーボールを貼り付けると色のメリハリがつき、違った可愛らしさが楽しめます。
▼参考記事