まだ捨てないで!野外活動で色褪せた服や小物を復活させる方法とは?
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    2025.01.01

    まだ捨てないで!野外活動で色褪せた服や小物を復活させる方法とは?

    まだ捨てないで!野外活動で色褪せた服や小物を復活させる方法とは?
    日焼けや漂白剤などで色褪せてしまった衣類や小物を自分でリペイントし、元の状態に近い状態まで戻す方法をお伝えします! 色落ちた捨てられないお気に入りのアイテムをお持ちの方はぜひご一読くださいね。

    色褪せた衣類や小物を復活させる方法とは?

    日焼けや度重なる洗濯によって、色褪せてしまった衣類。「せっかく気に入っていたのにもう使えない」「見た目が悪くて使えない」と、あきらめて捨ててしまってはいませんか? 

    今回ご紹介するのは、染めQテクノロジーの「染めQ」とKIYOHARAの「布用染色ペン ツイン」を使用して、色褪せた衣類や小物の色褪せを復活させる方法です。誰にでもできる簡単な方法なので、ぜひ色褪せたアイテムを捨てる前にお試しください!

    リペイントに使用する道具の詳細

    染めQテクノロジー「染めQエアゾール」

    染めQの缶がウッドデッキの上に置かれている。

    「染めQエアゾール」。

    一般的な布類に、普通の塗料を吹きかけた場合、布が折り曲がった際には、塗料にひび割れが出てしまい、そこからポロポロと塗料がはがれてしまいます。その点、「染めQ」は、ナノ単位の微細な粒子が素材の表面に密着するため、まるで素材を染めたかのようにペイントが出来ます。

    ペイントした後に折り曲げても、塗料が落ちることがありません。合皮・革・ジーンズ・ナイロン・綿などのさまざまな素材をペイントできます。カラーバリエーションもかなり豊富なので、リペイントに使用する場合の選択肢が多いのも嬉しいポイント。

    ただし、撥水・防水加工が施されているものにはペイントが出来ないのでご注意ください。また、厚く塗り重ねると素材がゴワゴワした質感になることがあります。

    使い方

    1. 1分ほどよく振ってから使用しましょう。
    2. 素材から15cmほど離してスプレーする。
    3. 厚塗りは厳禁。一度に大量に同じ場所にスプレーすると液だれしてしまい、色ムラの原因になりはがれやすくなります。薄くムラなくを心がけて、腕をすばやく動かしながらスプレーしましょう。
    4. 薄く塗ったら3分時間を空ける。
    5. 再度、薄くスプレーする。
    6. 3分時間を空ける。
    7. あとはこの繰り返しです。お好みの濃さに仕上がるまで繰り返しましょう。
    8. スプレーし終わったものは、24時間放置してから使用しましょう。

    KIYOHARA「布用染色ペン ツイン」

    布用染色ペンが机の上に置いてある。

    「布用染色ペン」。

    布用の染色ペンです。1本に太字・細字のあるツイン仕様。耐水性顔料インクを使用しており、布に描いてもにじみにくく、耐水性、退行性に優れています。漂白剤で一部色褪せてしまった衣類や、色褪せた柄物のリペイントに便利です。

    布用マーカー 『布用染色ペン ツイン 黒 MFPW』 KIYOHARA 清原 雑貨,雑貨| ホビー材料の通販「ユザワヤ公式ネットショップ」

    実際に色褪せた小物をペイントしてみました!

    「染めQ」や「染色ペン」以外に必要な道具

    ・ペイントするものが入るサイズの段ボール箱や新聞紙
    ・マスキングテープ
    ・軍手

    「染めQ」はスプレーのため、屋外で使用するとほかの場所を汚してしまうことがあります。下に新聞紙を敷いたり、ペイントするものの周囲をカバーできる段ボール箱を用意しましょう。

    マスキングテープはブランドのタグなど、染めたくない場所をカバーするのに役立ちます。染めている最中に素材を持ち上げて位置を変える場合に、手が汚れることがあるため、軍手も用意しておきましょう。

    キャップ

    色あせたキャップと染めQの缶の様子。

    色褪せたキャップを染める。

    もともとは真っ黒だったのに夏の使用で色褪せてしまった、ナイロン製のキャップ。気に入っていたのに全体的にグレーになってしまい、使用頻度が減って箪笥の肥やしになっていました。

    帽子にスプレーしている。

    上下左右、まんべんなくスプレーする。

    キャップを段ボールの底に設置して、スプレーを吹きかけていきます。薄くムラなく、まんべんなくスプレーしていきます。

    スプレーし終わったキャップの様子。

    写真は塗り終えた直後で、表面がテカテカとしているが、しっかり乾くと落ち着く。

    こちらが4回に分けてスプレーした結果です。どうでしょう? かなり黒くなったと思いませんか?少し厚く塗りすぎてしまったようで、多少質感がゴワゴワと硬くなりましたが、使用に支障はないほどに綺麗に仕上がりました。

    ウエストポーチ

    ウエストポーチがウッドデッキ上に置かれている。

    色褪せてしまったウエストポーチ。

    こちらもお気に入りなのに色褪せてしまったナイロン製のウエストポーチ。ロゴの部分は染めたくないので、マスキングテープをカットして貼り付け、保護した上でスプレーしていきます。

    カバンにスプレーしている様子。

    ロゴの部分をマスキングし、スプレーした。

    4回に分けてスプレーした後の様子です。黒色になって、購入した当時の色に近くなりました。ちなみに今回使用した「染めQエアゾール」は70mlのもの。キャップ1つとショルダーバッグが、ぎりぎりペイントできる容量でした。

    柄物のキャップ

    色あせたキャップの表面の様子。

    もはや元の色が何色かわからなくなってしまった、柄物のキャップ。

    もともとは紫と水色の柄で色鮮やかだった柄物のキャップも、日焼けで薄くなってしまい、「そろそろ潮時かな」と感じていました。こちらは細かい作業が必要になるため、「染色ペン」を使用します。紫・水色・黒の染色ペンで地道に色塗りしました。

    染色ペンとペイントしたキャップ。

    染色ペンのペイントで、色鮮やかに戻りました。

    その結果がこちら。もともとのキャップのカラーと、用意した染色ペンのカラーがかなり似ていたので、新品購入当時のカラーと同じぐらいに元に戻りました。ただ、細かい作業なので1時間以上の作業時間を要しました。もし柄物のリペイントにトライされるなら、かなり根気が必要です。音楽でも聴きながら、気長に作業するのをおすすめします。

    色褪せた小物は捨てなくて大正解!リペイントして再度活用しよう

    色褪せた小物や衣類は、「染めQ」と「染色ペン」を使って、リペイントが可能。元の素材の色と近ければ、購入当時とほぼ近い状態まで元に戻すことが出来ます。「染めQ」は塗りすぎてしまうと、ゴワゴワとした質感になりますが、そのまま使用していくうちに、また柔らかい質感に戻ります。もちろん、洗濯を繰り返すと色落ちしますが、極端に色が落ちることはありません。

    買い直すよりもコスパがよく、同じものを長く使用できるため、環境にもやさしいDIYです。もしも、自宅に色褪せてしまったものがあれば、あきらめずにトライしてください。

    のまどうさん

    アウトドアライター

    行く先のあてもないバックパッキング、ソロキャンプ、登山が大好物です。とはいえフラフラは出来ず、最近は子供とのキャンプと自宅に並べたギアを眺めての想像の旅に夢中です。千葉の最南端在住。田舎暮らし満喫中。

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