焚き火本の著者・長野修平さんがレクチャー!焚き火の前で読書をするためのアイデア&テクニック集
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  • 2024.12.16

    焚き火本の著者・長野修平さんがレクチャー!焚き火の前で読書をするためのアイデア&テクニック集

    焚き火本の著者・長野修平さんがレクチャー!焚き火の前で読書をするためのアイデア&テクニック集
    本を読んだり、温かい飲み物を飲んだり。焚き火があるだけで、そこは快適な居場所になる。達人たちの焚き火スタイルを紹介しよう。今回は本誌でおなじみのネイチャークラフト作家、長野修平さんに、焚き火で本を楽しむために知っておくといいテクニックを教えてもらった。

    極上の“野外”読者空間を作ろう!

    「焚き火は自分にとって狼煙のようなもの。『ここはオレの住処だぞ!』って、キャンプサイトに着いたら、すぐに火をおこすんですよ」という、本誌でもおなじみの長野修平さん。誰もが認めるアウトドアの達人に、焚き火の前で本を読むためのアイデア&テクニックを教わった。フィールドではもっぱら地べたスタイルで、トナカイの毛皮を敷く。

    「椅子は持って行かずに、地べたで過ごすことが多いですね。焚き火との距離感も近くて、火と一緒にいる感じが好きだし、火も扱いやすい。眠くなったら、そのまま寝られるしね」
     
    そんな修平さんは、アウトドアの実用書をフィールドに持っていくことが多いのだそう。

    「フィールドで実用書を読んでいると、本に書かれていることを、その場ですぐやってみようとなる。実際に試すことで、本とフィールドがリンクする。本を読むだけなら、それはただの知識に過ぎないけど、実際にやってみることで、自分の知恵になっていく。フィールドに本を連れていく意味はそこにあると思っています」
     
    今回教えてもらったアイデアは、どれもフィールドで調達できる素材が中心で、時間をかけずに作れるものばかり。ぜひ、参考にして、極上の読書空間を作ってみてはいかがだろう。

    焚き火で読書を楽しむためのアイデア術

    まずはここから!炎が高くなるティピー型に組めば明るい

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    ネイチャークラフト作家 & アウトドア料理人 長野修平 自然素材や古材で暮らしの道具を作るクラフト作家。山菜料理や焚き火料理も得意で、執筆やワークショップ講師など様々なジャンルで活躍。自身監修の焚き火本も絶賛発売中!

    焚き火の炎は明かりとしても活用。薪を円錐状に高く組むティピー型は、炎が高く上がるため、周囲を明るくできるとともに、暖房効果も高いというメリットがある。

    ブックスタンドを作る

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    両サイドの木に2本の短い木を渡し、紐でテンションをかける構造。本をのせられて、後ろを支える木で角度調整も可能だ。

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    紐に巻き付けた小枝をネジのように巻いて締める。

    効果は?

    両手が空くので、飲み物を飲んだり、寝ながら本を読むのに便利!

    リフレクターを作る

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    3本の木を縛るだけで完成する、白いお皿を使ったリフレクター。木は、お皿を引っかけるための枝が付いたものを選ぼう。

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    3本の木の上部を三脚結びでしっかり固定する。

    効果は?

    ランタンの明かりを反射させられるので、手元を明るくできる!

    ランタンスタンドを作る

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    よくしなる細い木を利用したランタンスタンド。木を地面に挿し、その先端付近をチェーンで引っ張るようにしならせてペグダウンすれば完成。

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    チェーンの代わりに紐やロープを使ってもOK。

    効果は?

    チェーンの調整で、明かりの高さを簡単に変えられる機能性も◎!

    灯明を作る

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    貝殻を皿に使用した灯明。竹に4つの切れ込みを入れて、貝殻を竹の節部分にセット。貝殻にオイルを入れ、たこ糸に火を灯して使用する。

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    たこ糸は太いものほど、炎もその分大きくなる。

    効果は?

    ランタンよりも雰囲気のある明かりで、心地よい空間作りに貢献!

    長野修平さんが焚き火の前で読みたい本を聞いた

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    アイヌ式エコロジー生活
    治造エカシに学ぶ、自然の知恵

    作者:さとうち藍(著)、関戸 勇(撮影)
    出版社:小学館

    長野修平さんの焚き火本はこちら

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    焚き火大事典

    監修:長野修平 
    出版社:成美堂出版

     

    ※構成/風間 拓 撮影/三浦孝明

    (BE-PAL 2024年12月号より)

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