ブリスベンの裏山「マウント クーサ」と植物園をWで楽しむハイキング!【「海外書き人クラブ」お世話係・柳沢有紀夫の世界は愉快!】
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    2025.01.07

    ブリスベンの裏山「マウント クーサ」と植物園をWで楽しむハイキング!【「海外書き人クラブ」お世話係・柳沢有紀夫の世界は愉快!】

    ブリスベンの裏山「マウント クーサ」と植物園をWで楽しむハイキング!【「海外書き人クラブ」お世話係・柳沢有紀夫の世界は愉快!】
    市街を一望できる裏山っていいですよね。てなわけで今回は私が住むブリスベンの裏山とそのふもとにある植物園を一挙に楽しめるハイキングを紹介しましょう。

    どうも。オーストラリア在住ライターの柳沢有紀夫です。

    まさに「灯台下暗し」でしたよ。笑

    以前紹介した【世界遺産「タスマニア原生地域」を6泊7日で縦走ハイク1】の記事で、「出発点のローンセストは人口9万人弱の小都市だけどジェットスターを利用すれば、成田とか関空で夜に出て朝ブリスベンに到着。そこで国内線に乗り継ぐだけで行ける。日本とブリスベンはボーイング787での運航ですし、時差ボケの心配もほぼない」という話を書きました。

    遥かなるタスマニア〜世界遺産を威風堂々トレッキング!【「海外書き人クラブ」お世話係・柳沢有紀夫の世界は愉快!】 | 海外の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

    で、気づいたんです。「ん? 地元のブリスベンのことを紹介してないじゃん」と。ふりかえってみるとこの「BE-PAL.NET」でブリスベンの「沖合」にあるモートン島での「砂すべり」の記事は書いたのですが、ブリスベンそのものに関しては街の中心部を流れるブリスベン川沿いのウォーキングコースを5ヵ所紹介したのみ! 「山」に関してはまったく触れてこなかったのです。

    というわけで今回紹介するのは「マウントクーサ」(クーサ山)。ちなみにスペルは「Coot-tha」で地元の人以外は絶対に想像がつかないと思います。笑 

    その「頂上展望台」から「ブリスベン植物園マウントクーサ園」まで下って行って、一挙両得するというハイキングコースです!

    もちろん植物園から登っていくのも可です。いずれも市の中心部から471番のバスで1本(植物園までは27分、頂上展望台までは36分)で着きます。

    で、その頂上展望台からの景色が冒頭の写真。

    別の日に撮った雲一つない青空の写真。個人的には雲があったほうがいい景色に思えます。

    同じオーストラリアにあるパースのキングスパークからの「間近に見える市街地」もいいですが、こんなふうに「山から一望できる市街地」もいいですね。これを紹介してこなかったのは…まさに「灯台下暗し」ですな。

    ちなみに本当の「山頂」は別のところにあるようですが…どこにあるのかよくわからない。一説にはいくつかのテレビ局とその電波塔があるあたりだとも言われていますが、いずれにせよ見晴らしはまったくよくないです。というわけで地元に住む私たちが「マウントクーサに登る」というと、通常のこの「頂上展望台」に行くことを意味します。

    ちなみに山頂展望台には写真のような「広場」の上に「東屋」的なものもあります。

    上記の写真はその「東屋」から撮ったもの。その東屋の写真がこちら。

    すっ、すみません。「東屋」そのものの写真が見つからないので、「東屋での自撮り」で許してくださいな。

    その山頂展望台にはカフェもあります。

    テラス席からは市の中心部を眺めることもできます。

    トレッキングルートで植物園へ

    さてこの頂上展望台の周辺からいくつかトレッキングルートがあるのですが、その中の「スポッテドガムトレイル(Spotted Gum trail)」が植物園の裏門に向かう道です。

    何回か分かれ道があります。ここはまっすぐ行くと間違い。

    「Spotted Gum trail」とか「Botanic Gardens」の標識に従って進んでください。

    ちなみにこの「スポッティドガムトレイル」は数年前にできたばかりのコースです。

    階段をガンガン降りる場所もあります。

    最後の最後に階段の連続があって、しばらく進むと左側に植物園の裏門が見えます。

    ただしこの裏門、午後4時に閉まってしまうので要注意です。

    見所満載の植物園

    さて植物園に到着。正式名称は「ブリスベンボタニックガーデンズ マウントクーサ(Brisbane Botanic Gardens Mt Coot-tha)」です。市の中心部に「シティーボタニックガーデンズ(City Botanic Gardens)」というのがあり、それと混同されないように「マウントクーサ」とつけているのだと思います。

    ここは本当に広いし起伏もあるので、ぜひ地図を入手していただきたいです。ただ裏門に入ったところに置かれていることが多いですが、品切れになっていることもしばしばです。

    ではいくつかの見所を紹介しましょう。

    日本庭園。

    盆栽ハウス。

    なんか手水(ちょうず)っぽいものもあります。

    私はときおりここに来て「和(わ)」に「和(なご)む」のですが…日本からいらっしゃる皆さんには見慣れた風景かもしれないですね。すみません、すみません。

    入り口付近には「ラグーン」と称されている広い池があります。

    ちょっと洗足池っぽいですな。…ローカルなたとえですみません。

    ラグーンのまわりで植物園の正門に一番に近いあたりの竹林付近も見事な景色です。

    水面へのリフレクションがいい具合です。

    竹林のアーチ。

    私のいちばんお気に入りの場所です。

    運が良ければワライカワセミや他の野鳥に出会えることもあります。

    まあ、本当に「運が良ければ」ですが。

    集合体恐怖症の方は閲覧注意です!

    さてこの植物園ではいろいろと不思議なモノにも出会えます。でも集合体恐怖症の方を恐怖のどん底に陥れると思うので、ご注意ください。まずは…。

    幹に直接鈴なりになったイチジク。なんだか皮膚の下がムズムズしてきませんか。

    ムズムズ具合は、某海賊映画に出てくる「イカ船長」に勝るとも劣らない。これを発見したときは「たっ、頼むから枝に成ってくれ~っ」と懇願したくなりましたよ。

    さて次は…。

    一見何の変哲もない木ですが…。

    目。

    目にしか見えない幹の節(?)です。この目に見つめられるとウソがつけなくなるという言い伝えから「真実の木」と呼ばれているそうです。…はい、まるっきりのデタラメです。

    悪趣味の連発はこれくらいにしておきましょうかね。「わかってるなら最初から載せるな」という声も聞こえてきそうですが。

    さて最初のほうで書いたように「頂上展望台」までバスで行けます。でも「せっかくだから自分の脚で登って降りてしたい」という人はもちろん様々な地点からアプローチが可能です。

    一応このあたりのトレッキングルートを記したマップのリンクを貼っておきます。ただ新しいルートができたりしてマップもアップデートされると、リンクが切れてしまうこともあると思います。その場合は「Mt Coot-tha Reserve」で検索して、「Brisbane City Council(ブリスベン市役所)」の当該ページを探すと、そこからマップに飛べると思います。

    その中でオススメは「ザ・ハット・エンバイロンメンタル・センター」からのルート。

    ちょっと見づらいですが地図の中央一番下、B地点からA地点に向かいます。…「ザ・ぼんち」かっ!

    相変わらずたとえが古くてすみません。

    このルートだとバス停から一般道をほとんど歩かずにすぐにトレッキングルートに入れて、しかも「頂上展望台」経由で「植物園」まで、南西から北東への縦走ルートになるからです。

    かわいい橋なんかもあったりします。

    他に地図の右側のほう「JC Slaughter Falls Picnic Area」から始まるルートも人気。ちなみに「Slaughter」は「家畜を食肉用に解体する」という以外に「虐殺する」という意味があるので、「JC Slaughter Falls」を日本語にすると「女子中学生虐殺谷」という猟奇事件の現場のような名前になります。

    …はい、もちろん私の誤訳でブリスベンの町役場の書記官であったJames Cameron Slaughterという人の名前の頭文字をとっただけみたいです。あたりまえですね。

    ちなみにこの道はその名も「Summit Track(頂上トラック)」という名で、山頂展望台へのメインルートになっています。

    以上、ブリスベンの裏山「マウントクーサ」の紹介でした。近くにこんな裏山があってうらやましいですか? 

    …ううっ、ここまで我慢して封印してきたのに最後の最後にオヤジギャグを漏らしてしまった。

    【柳沢有紀夫の世界は愉快!】シリーズはこちら

    Mt Coot-tha Reserve (Mt Coot-tha Forest)
    https://www.brisbane.qld.gov.au/things-to-see-and-do/council-venues-and-precincts/mt-coot-tha-precinct/mt-coot-tha-reserve

    ジェットスター
    東京(成田)、大阪(関西)からブリスベンへ直行便運航中。しかも燃油サーチャージは不要!
    https://www.jetstar.com/jp/ja/Fly-Australia

    私が書きました!
    オーストラリア在住ライター
    (海外書き人クラブ)
    柳沢有紀夫
    1999年からオーストラリア・ブリスベン在住に在住。オーストラリア関連の書籍以外にも『値段から世界が見える!』(朝日新書)、『ニッポン人はホントに「世界の嫌われ者」なのか?』(新潮文庫)、『日本語でどづぞ』(中経の文庫)、『世界ノ怖イ話』(角川つばさ文庫)など著作も多数。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」のお世話係

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