免疫力アップ！冬のアウトドアとも相性がいい「はちみつ大根スパイスシロップ」の作り方

小牧由美

冬場の健康維持に。温活にもおすすめ！スパイス香る～はちみつ大根シロップ

はちみつ大根は、江戸時代から親しまれてきた日本の伝統的な民間療法です。これにインドのアーユルヴェーダの知恵を加えて、スパイス香るシロップに仕上げました。

【はちみつ×大根】

はちみつの保湿・抗菌効果と、大根の抗炎症作用が組み合わさることで、喉やカラダに優しい相乗効果を生み出します。

【大根×ターメリック】

たくあんで知られる日本の伝統的な組み合わせが、現代の栄養学でも注目されています。大根の酵素が胃腸の働きを助けるのに対して、ターメリックの主成分クルクミンには腸内の炎症を抑える働きがあります。

【はちみつ×ターメリック】

インドのアーユルヴェーダでは「ゴールデンコンビ」として知られています。喉の痛みや風邪の予防に効果が期待される組み合わせです。はちみつ大根にターメリックを加えることで、さらに健康的なシロップに仕上げます。

【ターメリック×ブラックペッパー】

ブラックペッパーは、ターメリックのクルクミンの吸収率を高める必須のスパイスです。この「フードシナジー（一緒に食べることで栄養効率を高める）」の組み合わせが、免疫力をサポートし、カラダの内側からケアします。ブラックペッパーを少量加えることで、スパイシーなアクセントが生まれ、味に深みが増します。

【はちみつ大根スパイスシロップレシピ】

今回使用した材料です。

【材料】作りやすい分量

• 大根　150～200ｇ
• 純粋はちみつ　大根がかぶるくらいの量
• ターメリック　小さじ1～大さじ1
• ブラックペッパー（ホール）　3～5粒程度

＜下準備＞

• 大根はきれいに洗い、角切りや、いちょう切りにします。
• 清潔にした保存容器を用意します。

＜作り方＞

（1） 大根を約1㎝角にカットします。

細かく切ることで大根のエキスが出やすくなります。

（2） 保存容器に大根を入れてから、はちみつを加えます。はちみつは、大根が浸かるようにたっぷりと注ぎます。

大根からエキスが出るので、大きめの容器を用意します。

（3） ターメリック、ブラックペッパーを入れます。

ターメリックの量は、少なめ（小さじ1）から試すのがおすすめ。

ターメリックが全体になじむよう混ぜ合わせます。

（4） 蓋をして、常温で4～5時間ほど置きます。

時間が経つと大根からエキスが出てきます。

大根から出たエキスと、はちみつをよく混ぜ合わせたら、大根を取り出し、蓋をして冷蔵庫で保存します。保存は冷蔵庫で5日程度です。

はちみつ大根スパイスシロップの使い方

【飲み方】

そのまま飲んでも、お湯やハーブティー、水、炭酸水などで割ってもおいしくいただけます。

• 温かくして飲む場合：すりおろした生姜やシナモンパウダーを少量加えるとさらにカラダが温まります。
• 冷たくして飲む場合：レモン果汁を少量加えると、酸味がプラスされて飲みやすくなります。

【食べ方】

• ヨーグルトやサラダにかけて
• ドレッシングやマリネの甘味料の代わりに
• 取り出した大根は、軽く塩を振りお漬物にしても

【注意事項】

はちみつを使用しているので、1歳未満のお子様には与えないでください。

温活にもどうぞ

ターメリックの量は、多すぎると苦みが出たり、慣れていないと少し粉っぽく感じるかもしれません。まずは小さじ1程度から試して、慣れてきたら少しずつ量を増やし、好みの味に調整してください。はちみつ、ターメリック、ブラックペッパーでベースを作っておくと、とても便利に使えます。大根のほか、すりおろし生姜やレモン果汁だけでもおいしく仕上がります。また、シナモンやカルダモンなどのスパイス、好みのミルクを加えてターメリック・ラテにアレンジするのもあり。この冬の温活にもおすすめです、ぜひお試しください。

私が書きました！

料理研究家

小牧由美

名古屋市在住の料理研究家。東京を拠点に食に携わる仕事で20年以上活動。その間、銀座のヴィーガンカフェでは立ち上げから店長を務め、レシピ・商品開発から体調改善に特化したメニューを考案し、カウンセリングにも従事。現在は、プラントベースの料理や旬の素材を使ったレシピの提供、商品開発などをおこなっている。http://yamabon.jp/