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ハクキンカイロは繰り返し使えるエコなカイロ!
ハクキンカイロはベンジンの気化ガス(水素)がプラチナと接触して発熱する化学原理によるもので、繰り返し使えるのが特徴。
使い捨てカイロと違い、ゴミを減らせてエコなので環境にも優しいアイテムです。
そしてこのハクキンカイロ、1923年に開発され、なんと100年以上の歴史をもつすごい商品なんです。
ハクキンカイロの魅力
それでは、100年以上の歴史をもつ、ハクキンカイロの魅力を3つ紹介していきます。
発熱量が高い!
一般的な使い捨てカイロと比較して発熱量が格段に高く、寒冷地や冬のキャンプなどの場面でしっかりと暖かさを保ちます。
寿命が長い!
耐久性に優れており、適切なメンテナンスを行うことで長期間使用可能。コストパフォーマンスが高い点も大きな魅力です。
環境に優しい!
繰り返し使えるため廃棄物を減らせるのはもちろん、使用する燃料も少量で済むのでエコな選択肢と言えます。
ハクキンカイロの使い方
以下の手順に沿ってハクキンカイロを安全に使用しましょう。
手順① 火口を取り外す
火口の金属部分を持って、火口を取り外します。プラチナ触媒には直接触れないでください。
手順② 注油カップの底部を挿入し注油カップにベンジンを注ぐ
タンクのクチに注油カップの底部を挿入します。注油カップをカイロ本体と平行にして、ベンジンをカップの上の線まで注いでください。
手順③ 注油カップを回転させカイロにベンジンを注ぐ
注油カップを90度回転させると、ベンジンがカイロ内に注入されます。カップ1杯のベンジンで約12時間、2杯で約24時間もちます。それ以上絶対に入れないでください。
また、新しい商品は綿がなじむまで、注油カップを30度程度回転させてゆっくりと注入ください。注油時に燃料があふれる可能性があります。
手順④ カイロ本体を逆さまにして中央を軽く押す
注油カップを取り除き、カイロ本体を逆さまにして余分なベンジンが出ないか指先で中央を軽く2、3回押してご確認下さい。この工程はベンジンの入れすぎを防ぐために必ず実行してください。
手順⑤ ベンジン容器を安全な場所に保管する
ベンジン容器にキャップをして、火気のない安全な場所に保管し、ベンジンを拭き取った布も引火しやすいので、正しく処分してください。
この時、火口がベンジンでぬれていないか確認してください。
火口がぬれていると、点火時に燃え上がったり、故障の原因になります。万一火口がぬれた場合は、ドライヤー等の温風で乾燥させてください。
手順⑥ 火口をはめて炎を上からプラチナ触媒にあてる
火口をはめカイロを立てて持ち、マッチかライターの炎を上から3~5秒プラチナ触媒にあててください。
カイロをさかさまにして、点火しないでください。ススで火口が黒くなり、傷みがはやくなります。
手順⑦フタをしてカイロを袋に入れて使用する
最後にカイロ本体のフタをし、専用の袋に入れて使用します。袋は火傷防止と適切な温度維持に役立ちます。
ハクキンカイロの種類
ハクキンカイロには、筆者所有の「ハクキンカイロ STANDARD」を含めて、代表的な3つのモデルがあります。
ハクキンカイロ STANDARD
最大24時間保温可能で、汎用性が高く日常使いからアウトドアまで幅広く活躍します。初めての方にもおすすめのモデルです。
ハクキンカイロ mini
コンパクトで持ち運びやすく、ポケットにすっぽり入るサイズ感が魅力。ちょっとした外出や短時間の利用に適しています。18時間保温可能です。
ハクキンカイロ PEACOCK GIANT
大容量で最大30時間保温と発熱時間が長く、寒冷地や長時間の使用にぴったり。輸出専用カイロをネットのみで販売しています。
ハクキンカイロを使う上での注意点
使用時には以下の注意点を守り、安全に活用しましょう。
注意点①:火気厳禁の場所では使用しない
火災ややけどの危険性があるため、火気厳禁の場所での使用は避けてください。特に室内や密閉空間では十分に注意しましょう。
注意点②:低温やけどに注意する
体温以上の温度に長時間接触すると低温やけどのリスクがあります。使用時は専用袋に入れ、直接肌に触れないようにしてください。
注意点③:燃料は専用ベンジンを使用する
ガソリン、灯油、シンナー、シミ抜き専用ベンジン、アルコールなどは絶対に使用しないでください。不適切な燃料を使用すると、故障や事故の原因になります。
ハクキンカイロの正しい使い方を知って快適なアウトドアを!
ハクキンカイロは高い保温性能で繰り返し使えるエコなアイテムです。
正しい使い方や注意点を守り、冬のアウトドアや日常の冷え対策に取り入れてみてはいかがでしょうか。
環境にも優しく、快適な暖かさを手に入れることができますよ。