野遊びで拾った松ぼっくりで!クリスマスリースの作り方【災害救助犬コアと家族の日記 Vol.23】
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    2024.12.16

    野遊びで拾った松ぼっくりで!クリスマスリースの作り方【災害救助犬コアと家族の日記 Vol.23】

    野遊びで拾った松ぼっくりで!クリスマスリースの作り方【災害救助犬コアと家族の日記 Vol.23】
    長く暑かった夏がやっと終わったと思ったら、さわやかな秋を楽しむ間もなく、一気に冷えこんで冬の気配になりました。里山のお散歩ではたくさんの木の実や松ぼっくりが落ちているのを見かけます。コアとの野遊びやキャンプの時に拾い集めた松ぼっくりや木の実で、クリスマスリースを作るのが私の恒例行事になっています。

    旅先やいつものお散歩コースで拾った思い出のつまった松ぼっくりを、かわいいクリスマスリースにしてみませんか?

    愛犬とクリスマスリースに欠かせない松ぼっくりを探す楽しみ

    晩秋の野遊びでは松ぼっくりや木の実を拾うのも楽しみのひとつです。

    私が森の中で松ぼっくりを探して拾っていると、コアも一緒になってクンクン何かを探しはじめます。一緒に松ぼっくりを探すというと童話のようでかわいいイメージなのですが、コアが先に松ぼっくりを見つけるとかじってしまうことがあるので、どちらが先に見つけるか競争のようになることもあります。

    でも、私が探していない時は、コアは松ぼっくりに興味が無いようです。私と一緒に探すのが楽しいようで、この犬の本能が救助犬にも生かされているのだなと思います。

     

    リースに使う松ぼっくりはカサやお尻の部分が壊れていないもの、手に持った時にふにゃふにゃしておらず、しっかりしているものを選ぶと長持ちします。大きさや数は作りたいものに合わせて選びましょう。デザインによりますが、私の場合はリースひとつに松ぼっくりを5~10個くらい使います。

    拾った松ぼっくりの下処理

    1.拾った松ぼっくりは刷毛などで汚れを払い落し、水洗いします。

    2.不要になった鍋にたっぷりお湯を沸かして、5分くらい松ぼっくりを茹でます。煮沸消毒することで、松ぼっくりについた虫や卵の除去、雑菌などの殺菌をすることができます。煮沸消毒せずに飾っているとカビたり、虫が出てくることがあるようです。

    3.ザルにあげて水を切ります。茹で上がった松ぼっくりは笠がキュッと閉じています。

    4.3日くらい天日干して、しっかり乾燥させます。乾燥すると松ぼっくりの笠が開きます。

    松ぼっくりに装飾をする 

    そのままでもナチュラルで素敵ですが、リースのイメージに合わせて、お好みでアクリル絵の具やカラースプレーで松ぼっくりに装飾をします。

    私は雪が好きなので、今回は、白のアクリル絵の具で雪をかぶったようなペイントをして、長持ちするようにマットタイプのニスを全体にスプレーしました。ニスをスプレーする時は、周りを汚さないよう、不要な段ボールの中で作業するといいでしょう。

    クリスマスリースを作る

    【松ぼっくりの他に必要な材料】

    リースの土台、グルーガンとグルー(グルーガンとは樹脂製の接着剤であるグルーを溶かすアイテムのこと) 、リボン、好みの造花やパーツなど、材料は手芸店の他、ダイソーやセリアなどの100円ショップでも全て揃います(グルーガンも100均で200円程度で購入できます)。

    またパーツは古くなって飾らなくなった造花やクリスマスオーナメントの装飾品をはずして、リメイクして使っても良いと思います。私は何年も前に購入してちょっとデザインが古めかしくなったクリスマスリースからパーツを分解して使っています。

    【作り方】

    1.リースの土台の上に装飾品や松ぼっくりをバランスを考えながら配置してみます。この段階ではまだ接着せず、イメージ通りになるまで、いろいろ楽しみながら配置してみます。私はいつも拾った松ぼっくりを主役になるようにしています。大きな葉物を下に、華やかな細かい飾りを上に配置するとバランスが取りやすいでしょう。

    2.配置が決まったら、下に配置する大きな葉物から順番にグルーガンを使って接着していきます。土台に凹凸がある時はグルーをたっぷりめにつけると安定して接着できます。グルーガンは熱くなるので火傷に気をつけて!

    3.一度離れて、全体のバランスを確認。OKだったらリボンを結んで完成です。リボンの色でもイメージはかなり変わります。

    シックなブラウンのリボンを結んで完成!

    毎年、クリスマスの音楽が流れ始めると、今年のリースはどんなイメージにしようか考えて、わくわくします。 グリーンとブラウンで森をイメージしようか、赤と金で正統派にしようか、ホワイトで統一してみようか…12 月は忙しい時期なのですが、松ぼっくりを茹でいている時に部屋いっぱいにひろがる松脂の香りにも癒されます。

    わたしは毎年、クリスマスリースを飾るだけではなく、愛犬にリースをかけたり、リースを咥えて運んでいる姿を撮影して、クリスマスカードにしています。

    愛犬の首にリースをかけてみたい場合は、当たるとちくちくするようなパーツもあるので、製作段階でパーツを付ける位置に気を配りましょう。

    毎年、手作りのリースと愛犬の写真を撮影して、家族や友人へのクリスマスカードを作っています。今年はこの写真。

    プレゼントにおすすめ!あっという間に作れるミニクリスマスツリー

    松ぼっくりをひとつだけ見つけたので何か作ってみたい。そんなときには、“松ぼっくりのミニクリスマスツリー”がおすすめ。私はいつも、クリスマスリース作りで余ってしまった松ぼっくりで作っています。森の中からいただいてきた松ぼっくり、全部を大事にしてあげたいですね。

    【必要な材料】 

    煮沸消毒して装飾した松ぼっくり、グルーガンとグルー(木工ボンドで代用できます)、お好みのビーズ、 ペットボトルのふた。

    【作り方】

    1.煮沸消毒した松ぼっくりをクリスマスリースに見立てて、ビーズなど好きなものをグルーガンで接着します。 ビーズなど転がりやすいものは、目の細かいタオルハンカチなどの上で作業すると、転がることなく扱いやすいです。

     

    2.ペットボトルのふたで植木鉢を作ります。そのままでもいいのですが、好きな色にペイントしてもOK。今回、私は半端に残っている毛糸をぐるぐる巻いてみました。

    3.植木鉢に松ぼっくりを乗せて接着したら完成です。

    松ぼっくりひとつあれば、あっという間に気軽に作れます。デスクに飾ってもいいし、クリスマスツリーのオーナメントにもなります。友人へのクリスマスプレゼントのラッピングにつけてもかわいくなります。

    小さなクリスマスツリーは、ちょっとしたプレゼントにもぴったり。

    野遊びで拾ったものから、何かを作るのはとても楽しいもの。松ぼっくりのクリスマスリースは初めてでも2時間くらいで簡単に作れるのにゴージャス。ちょっと失敗してバランスが悪くなっても、ナチュラルな感じがして素敵なので、ぜひ作ってみてください。

    旅先や愛犬とのキャンプの時に森で拾い集めた、松ぼっくりや木の実がついたクリスマスリースを玄関やリビングに飾ると、見るたびにその時の楽しさを思い出すことができます。クリスマスが過ぎたら、リボンやオーナメントを少し変えてお正月飾りにもできますよ。

    楽しい年末年始をお過ごしください!

    かとう まさみさん

    救助犬ハンドラー

    子供の頃から動物とアウトドアが大好き。ロサンゼルスのアニマル・シェルターでボランティア・スタッフをしながら犬のことを学ぶ。コアとお互いに良いバディでありたいと日々奮闘中。

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