車中泊しやすい車のポイント
フルフラットになるかをチェック
車中泊を想定して車を選ぶ場合においてはフルフラット、つまりほぼ平らなスペースを作り出せるかどうかが重要なポイント。ラゲッジの後端からリヤシートの背面にかけて、大きな段差や溝がないことを確認しよう。床がフラットかつ水平だと、なお理想的だ。
仮に段差があったり水平でなかったりしても、市販のベッドキットを導入したり、ベッドを自作したりして、快適な就寝スペースを作ることもできる。
十分な奥行き・高さがあるか
快適な車中泊を実現するために、脚を伸ばせるほどの奥行きも欲しいところ。奥行きが足りないと脚に疲れを感じ、よく眠れない可能性がある。仮に、縦方向に寝た状態で脚を伸ばせなくても、斜めに寝た状態では脚を伸ばせる場合も。奥行きをチェックする際は、斜めの長さも忘れずに確認しておこう。
天井も高いほうが快適だ。実際に座ってみて、頭上に握りこぶし1個分以上の空間があれば窮屈に感じることはないだろう。座椅子やクッションに座りたいのであれば、その厚みの分も計算に入れることを忘れずに。
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BE-PALアウトドアアワードにもノミネート!「ランドクルーザー70」の魅力
「第3回BE-PALアウトドアアワード モビリティ部門」ノミネート!
クロスカントリー車の性格を色濃く残す70型が、初代をほうふつさせる丸目ライトとなって再びの復刻。2.8lディーゼルターボ+6速ATで快適だ。
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「ランクル70」の魅力を詳しく解説
ランクル70はパワーユニットを刷新して低騒音や静粛性への配慮、燃費性能の向上を追求しているほか、後席の快適性にも力を入れている。
さらに本来の機能として、フェンダーの張り出しはあるものの直線的なボディは特にサイドぎりぎりまでクルマを寄せやすく、障害物が多く道も狭いフィールドでの圧倒的な使いやすさにつながる。
また、観音開きのリアゲートも狭い場所での開閉や積載のアレンジが効くという点で、大きなメリットを感じるだろう。道具としての快適な使い心地は、デザインに現れている。だから角張ったデザインへの憧れだけが購入の動機だったとしても、ランクル70を選んで後悔はない。
【TOYOTA Land Cruiser 70】
●全長×全幅×全高:4,890×1,920×1,870mm
●ホイールベース:2,730mm
●エンジン:1GD-FTV ディーゼル 2.8L ターボ(最高出力 150kW(204PS)最大トルク500N・m)
●トランスミッション:6 Super ECT
問い合わせ先:トヨタ自動車
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ランクル70は車中泊もOK!BE-PALスタッフが試乗レポート
並外れた悪路走破性をベースに、厳選した先進運転支援システムをトッピング
基本設計は’84 年にデビューした当時のまま。世界中の過酷な道で、生死をかけた移動を助けてきたランドクルーザー70が、現在の安全基準を満たして再発売された。頑丈なフレーム構造や卓越したパートタイム式の四輪駆動装置は継承。しかし、プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビーム、発進遅れ告知機能など、時代のニーズに合った先進運転支援システムを備えて新登場となった。
クルーズコントロールは定速のみで、前走車を追従する機能はない。「高速道路での渋滞時を考えると、アダプティブクルーズコントロールは欲しいかも。でも運転していて楽しいから気にならない」(オーシタ)
遊び道具を積めて、車中泊も快適。そのうえ、キャンプ場を行き来する運転が楽になる、安全なクルマがあれば言うことなしだ。
カメラとレーダーで周囲を監視
車中泊・荷室…ランクル70の車内をチェック!
「後部席をたたんでも荷室でまっすぐ寝られないのは意外。斜めで1人なら寝られる」
試乗車に積んだのはこちら。ファミキャンを想定した3人分の最小限の道具。
3ナンバー乗用車仕様に変更されても、装飾を省いた荷室の広さと使いやすさは健在。3人分のキャンプ道具も楽々。
アナログメーターやゴツいサブシフターがあるなど、ランクルらしい世界観がたまらない。
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