目指す山が決まったら、トレッキングシューズのBESTヒット10にランクインしたプロダクトを参考に、履き比べてみよう。
第1位
メレル/
モアブ 3 ミッド ゴアテックス
¥24,200
機能性と履き心地にこだわり2007年の登場以降、ラスト(木型)の進化を続けるメレルハイキングシューズのアイコンモデル。
アッパーは撥水ピッグスキンレザーとメッシュ素材のコンビで、ゴアテックスメンブレンを搭載し活動時をドライにキープ。疲労軽減を期待できるエアクッションやアーチシャンクも見逃せない。
重量片足490g(27cm)。全3色(写真はウォルナット)。多くの日本人の足にフィットすることもヒットの理由だ。
【問】丸紅コンシューマブランズ https://merrell.jp
第2位
スポルティバ/
トラバース X5 GTX
¥35,200
ビブラム社と共同開発したラグパターンを採用し、ブレーキ性能とトラクション力、衝撃吸収性を備えた一足。足首の安定感をもたせつつ、しなやかさをもたせることで不整地でもソール全体で地面をつかむ3D FLEXシステムを搭載。
安全性はもちろん、疲労軽減にも役立つ。アッパーはヌバックレザーで縫い合わせを極力減らし、脚になじむようデザインしている。重量片足530g。
【問】スポルティバジャパン https://www.sportivajapan.com
第3位
サロモン/
Xウルトラ4ミッドGORE-TEX
¥24,200
新しいアドバンスドシャーシを採用。足の外側を安定させることで歩行時のねじれを防ぎ、傷めやすい関節を保護する。アウトソールはぬかるみや滑りやすい地面でもグリップ力を発揮するオールテレーン・コンタグリップを採用している。
残念ながら2025年は販売終了。春にはアップデートした「Xウルトラ 5 ミッド GORE-TEX」が登場だ。
【問】サロモン https://salomon.jp/
第4位
スポルティバ/
エクイリビウム ST GTX
¥61,600
マウンテンブーツに求められる機能を、等しく(エクイリビウム)高めたマウンテンブーツ。カモシカの蹄のように斜めにそぎ落としたヒールは、推進力を高めて長時間の歩行での疲労を低減。
一方、進行方向と逆向きに成形したヒールバイトが下りでのブレーキ性能に貢献する。アウトソールとミッドソールを一体化させる革新的な構造も衝撃低減に大いに役立つ。重量片足630g、全2色(写真はブラック×イエロー)。
【問】スポルティバジャパン https://www.sportivajapan.com
第5位
キャラバン/
C1_02S
¥20,900
悪路でもグリップ力の高いキャラバントレックソール、やわらかなクッション材で足首をホールドしつつ動きやすさを考慮した後部浅めカット、足指まわりにゆとりを持たせるなど、日本人の足と体格、歩き方を熟知したキャラバンシューズの代表モデル。
メッシュポリエステル/合皮のアッパーにゴアテックスメンブレンを組み合わせており、蒸れにくさと防水性を両立させている。重量片足590g(26cm)、全5色(写真はブラックシルバー)。
【問】キャラバン https://www.caravan-web.com/
第6位
スカルパ/
ラッシュトレックGTX
¥35,200
土踏まずからかかとにかけて内蔵されたDST TPUフレームがねじれを抑えて安定性アップ。立体的なアンクルデザインとともに長時間の歩行をサポートする。
スカルパオリジナルのアウトソールはトレランシューズにも使われているPRESAでやや硬め。低山だけでなくちょっとした岩場でもグリップする万能ブーツとなっている。重量片足555g(#42)。
【問】ロストアロー https://www.lostarrow.co.jp/store/
第7位
サロモン/
XA プロ 3D V9 GORE-TEX
¥22,000
アウトソールとミッドソールの間に薄くて軽い3Dアドバンスドシャーシを採用。強力にかかとをサポートしつつ正確で安定した走りを実現する。
アウトソール足裏の保護と安定性を確保。ラグパターンを最適化しグリップ力も向上している。写真のカラーはフリントストーン/ブラック/ゴーストグレー。
【問】サロモン https://salomon.jp/
第8位
アルトラ/
ティンプ ハイカー
¥25,850
アウトソールにあらゆる地形に対応するビブラム・メガグリップ採用し、乾いた大地も濡れた路面もがっちりグリップ。ミッドソールはフカフカとしたクッション性で知られるアルトラ・イゴ マックスを搭載し、軽快に歩いていける。
重量343g(28.5cm)。ゴアテックスメンブレンを搭載した防水モデル「ティンプ ハイカー GTX」(2万7500円)もあり、山で雨にあたる確率が高いと感じる人はこちらを選ぶのもテ。
【問】ロータス https://stride-world.com
第9位
AKU/
アルバトレックGTX
¥35,200
職人が手がけたトレッキングシューズで、軽さ・歩きやすさ・ソールの硬さのバランスよし。ビブラム社のクルクマソールを採用し、片足570g(UK8)でありながら多少の岩場にも対応していて里山歩きから富士山まで幅広いシーンに対応する。
ソールのブロックパターンは小石や泥が自然に落ちていくセルフクリーニング効果あり。ワイドなモデルや細身のモデルもあり、足幅に合わせて選ぶことができるのもポイントだ。
【問】ICI石井スポーツ http://www.ishii-sports.com
第10位
ザ・ノース・フェイス/
クレストンハイクミッドウォータープルーフ
¥21,890
着地時の衝撃を吸収して横ブレを軽減するCRADLEヒールテクノロジーを搭載し、安定した歩行をサポート。足指で地面をつかむようなグリップ感覚を得られるようつま先にゆとりを持たせたラストでもある。
アッパーは環境に配慮しつつ耐久性と軽さを備えた「コーデュラエコ」。オリジナル防水透湿メンブレン「ハイドロシール」を備えており雨と蒸れに対応する。3シーズンの低山ハイク向き。全4色(写真はTFNブラック×TFNブラック)。
【問】ゴールドウイン https://www.goldwin.co.jp/tnf/
☆☆☆
2024年ベストヒット
アウトドアショップへのアンケートを集計し、本当に売れた商品をジャンルごとに上位10位まで発表(一部ジャンル除く)。
アンケートに協力してくれたアウトドアショップ17社
APORITO
アルペンアウトドアーズ フラッグシップストア
石井スポーツ
WEST
Orange
CAMP DEPOT
GOOD OPEN AIRS myX
グリーンハウス
好日山荘
さかいやスポーツ
シェルパ
SWEN
秀岳荘
sotosotodays
ナムチェバザール
ベースキャンプ
WILD-1
(五十音順)
(BE-PAL 2025年1月号を元に大幅加筆しています)