【2024年BESTはこれ】本当に売れたバーナー&クッカーランキング発表!小型バーナーと小さなクッカーが勢揃い

バーナー・燃焼器具

2025.01.06

【2024年BESTはこれ】本当に売れたバーナー&クッカーランキング発表!小型バーナーと小さなクッカーが勢揃い



【2024年BESTはこれ】本当に売れたバーナー&クッカーランキング発表!小型バーナーと小さなクッカーが勢揃い
アウトドアソロ活が本格化し、2024年に売れたクッカー&バーナーは、低山ハイクやソロキャンプを意識したコンパクトなものがズラリ。コンテナとしての役割を持たせたクッカーもヒットした。

大きめの鍋が載る「フラットバーナー」や「カセットフー"タフまるJr."」はツーバーナーほど大げさではなく、ソログルやソロ車中泊にちょうどいいと話題になった。

【バーナー】登山にCB缶!? 画期的な新作バーナーがトップ

持ち運びやすいシングルバーナーがトップを独占。トップは話題の新作「レギュレーター ストーブTriTrail」と燃料缶のおトクなセット。

「ハイカーの愛されバーナー「P-153ウルトラバーナー」とキャンパー憧れのビルトインキッチンを作れる「フラットバーナー」も堅調だ。

第1位

SOTO/
レギュレーター ストーブTriTrail・CB TOUGH 125セット
¥9,900

 

コスパがいいけれど登山には不向きと言われてきたCB缶を燃料とする軽量ストーブと、OD缶同等のパフォーマンスを発揮する「CB TOUGH」の125g入りが1本付属する数量限定のお得なセット。

ストーブは高さを抑えたデザインでクッカーを載せたときの安定感はさすが。ゴトクをチタンとすることで重量は135gに抑えられている。すり鉢状のヘッドで風にも強い。使用サイズ13.8×15.6×H11.1cm(本体のみ)。

▲遮熱板のデザインも一新し、コンパクト収納を実現。

【問】新富士バーナー https://soto.shinfuji.co.jp

第2位

スノーピーク/
フラットバーナー
¥14,520

大きなゴトクをもつ分離型バーナーは、安定感が高くやけどの不安なく火力調節できる人気者。バーナーヘッドが露出せず、耐風にすぐれているのも特徴だ。

単独でテーブルに載せて使うほか、スノーピークの1ユニットサイズで「アイアングリルテーブル」にはめてもOK。その場合、ガス缶をレールに取り付けられるのはさすが。使用サイズ27×41×H11cm(ホース、器具栓のぞく)、重量1.9kg。

▲対応するクッカーはφ23cmまで。

【問】スノーピーク https://www.snowpeak.co.jp

第3位

プリムス/
P-153 ウルトラバーナー
¥11,000

 

コンパクトに持ち運べるのに、ゴトクを開くとφ148mmとなりクッカーをしっかり支えてくれる登山シーンの定番バーナー。シェラカップなど小さなクッカーを載せるときはゴトクを畳んだままでもOK。

安定性の高い4本ゴトクはバーナーを4つに区切り、たとえ1区画が風で消えてもほかの区画は着火をキープするプリムス独自の構造だ。パワフルな炎は外側に向かって広がり、鍋全体に熱が届きやすい。圧電点火装置付き。重量116g、使用サイズφ148/90×H88mm。

【問】イワタニ・プリムス https://www.iwatani-primus.co.jp/

第4位

SOTO/
レギュレーターストーブ ST-310
¥6,985

マイクロレギュレーターを搭載し、低温時や連続使用しても火力低下しにくいシングルバーナー。大型の4本脚兼ゴトクを備えていてソロはもちろん3〜4人用のクッカーにも対応する。

バーナーヘッドは中央が高くなったドーム型で全体に火口が備わっている。やわらかい炎が立ち上がり、クッカー全体に届く設計だ。CB缶を燃料とし、自動点火装置も付いているので誰もが恐れず扱える。使用サイズ16.6×14.2×H11cm(本体のみ)、重量330g。

▲大型の遮熱板を備え、安全性にも配慮

【問】新富士バーナー https://soto.shinfuji.co.jp

第5位

イワタニ/
カセットフー”タフまるJr.”
オープン(参考価格¥10,978)

燃焼に必要な空気は通しても風は通さない”ダブル風防ユニット”を搭載した小さなタフまる。コンパクトでも耐荷重は余裕の10kgで、8インチまでのダッチオーブンで調理を楽しめるスゴイやつだ。

圧力感知安全装置などを搭載しておりアウトドアだけでなく自宅ダイニングでも使えるのも人気の理由。対応する鍋は鍋底φ11cm以上、鍋上部φ20cmまで。発熱量2.3kW。使用サイズ28.6×19.3×H12.2cm、重量約1.6kg。公式オンラインストア限定カラーを含め、全3色(写真はブラック)。

【問】岩谷産業 https://www.iwatani.co.jp

【クッカー】軽くて扱いやすいアルミ製のクッカーがズラリ

鉄やステンレスのクッカーも魅力的だけれど、2024年のクッカー部門トップ5はすべてアルミ製。バーナー部門では小型シングルバーナーがヒットしたが、クッカー部門でもトップ4アイテムがソロ向きだ。

第1位

スノーピーク/
アルミパーソナルクッカーセット 
¥5,544

軽く、熱伝導性の高いアルミ製の広口クッカー。ソロならそのままカトラリーをつっこんで食器としてもよし。Lポット(1150mL)とふた(550mL)、Sポット(800mL)とふた(350mL)からなっており、Sポットとふたで1合分の炊飯、Lポットは袋麺やスープにちょうどいい。

ふたはフライパンとするほか取り皿としても使える。収納サイズφ15.5×10cm、重量500g。

【問】スノーピーク https://www.snowpeak.co.jp

第2位

JHQ/
鉄板マルチグリドル フラット 33cm
¥9,130

高い熱伝導率をもつアルミ合金製グリドル。収納しやすいフチなしだがよく見ると中心に向かってくぼんでいるため、炒め物だけでなく余分な油を落としながら焼く、ちょっとした揚げ物や煮込みをするなんてことも可能だ。

さびや傷に強く、耐摩耗性にすぐれた高級硬質特殊フッ素樹脂加工「イノーブルコーティング」を施しており、手入れが簡単なのもアウトドア向き。サイズ40×33cm、重量1kg。ほかにサイズ違い(19cm、25cm)もある。

▲深さ2cmでフチがなくてもソースや油を受け止める。

【問】JHQ https://jhq.co.jp

第3位

パーゴワークス/
トレイルポットS900

¥7,370 

満水容量900mLの角型・深型アルミクッカーで、1合分の炊飯にちょうどいい大きさ。ふたは皿としても使えるようフチを立ち上げていて、皿として使ったときには長めのつまみがスッキリおさまる。

鍋内側はフッ素樹脂コーティングを施しており、水が少ない環境でもサッと拭き取るだけで片付け完了。サイズ15.6×10.7×H8cm、重量225g。シリーズの「トレイルポット S1200」とスタッキングすれば2〜4人分の調理にも対応する。

【問】パーゴワークス https://www.paagoworks.com

第4位

トランギア/
メスティン 
¥2,420

1970年代にスウェーデンで生まれた食器&飯盒。角型なので四隅に熱が届きにくく思えるが、熱伝導のよい薄いアルミ製で弱火でも全体に熱が届くのはさすが。とくにご飯を美味しく炊けると評判だ(炊飯目安は1.8合)。

パッキングしやすく小物の持ち運びにも便利。容量750mL、重量150g。2025年はトランギア誕生100年を記念した限定メスティンが登場予定だ。

【問】イワタニ・プリムス https://www.iwatani-primus.co.jp/

第5位

プリムス/
ライテックトレックケトル&パン 
¥4,950

250サイズのOD缶と小型バーナーが収まるクッカーとふた兼フライパンのセット。ハードアノダイズ加工を施したアルミ製で、内側は焦げ付きにくいノンスティック加工。

底面には同心円の細かな溝を刻んでいて、調理中、不意にバーナーから滑り落ちる危険を低減している。クッカー容量は1L、炊飯目安は2合だ。収納サイズφ13×14.5cm、重量280g。

【問】イワタニ・プリムス https://www.iwatani-primus.co.jp/

☆☆☆

2024年ベストヒット

アウトドアショップへのアンケートを集計し、本当に売れた商品をジャンルごとに上位10位まで発表(一部ジャンル除く)。

アンケートに協力してくれたアウトドアショップ17社

APORITO
アルペンアウトドアーズ フラッグシップストア
石井スポーツ
WEST
Orange
CAMP DEPOT
GOOD OPEN AIRS myX
グリーンハウス
好日山荘
さかいやスポーツ
シェルパ
SWEN
秀岳荘
sotosotodays
ナムチェバザール
ベースキャンプ
WILD-1
(五十音順)

(BE-PAL 2025年1月号を元に、大幅加筆しています)

大森 弘恵さん

ライター

フリーランスのライター、編集者。主なテーマはアウトドア、旅行で、ときどきキャンピングカーや料理の記事を書いています。

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