ただし、未登録の新車にこだわらなければ、即納も不可能ではない。それが新古車だ。ナンバーが付いているので中古車には違いないが、欲しいときに手に入るのは魅力。
そこで今回はピストン西沢さんが、BE-PAL向きソト遊びグルマの中古車相場をリサーチ!
納車待ちは当たり前。なかには注文を受け付けていないクルマも
BE-PALの読者のみなさんこんにちは。今回はクルマが欲しいけど、頼んでもなかなか納車されない中で、すぐ買えるBE-PAL的人気車のお話です。すぐ買えるクルマっていうと、いわゆる新古車……登録済み未使用車ってやつですね。西沢もこいつが大好物でこれまででも何台も買ってきました。
納得できる価格の未使用車はあるか?
そもそもどうして登録済み未使用車が出てくるんでしょう。様々な理由がありますが、例えば正規販売会社が何かの理由で大量に仕入れ、ナンバーを自分の会社名義で先につけて、販売台数を上げておいて、それを中古車屋さんに流したもの。
または転売目的で購入して、プレミア価格で商売できる販売店が委託や購入して売っているもの。まあそこらへんの是非はまだしも、欲しくて買えなくて納得できる価格のクルマを調べてみようっていうのがテーマです。
ホンダ・フリード クロスター
「2024‐2025日本カー・オブ・ザ・イヤー」受賞車。アウトドアテイストがBE-PAL的で、なおかつ3列シートとスライドドアで広い室内は車中泊可能。
いま販売店でオーダーすると3か月以上の納車待ちだけど、カーセンサーで探してみたら……
なんと販売店の在庫処分か、登録済み未使用車が300台(12月上旬時点)も掲載されてるじゃないの! その中のクロスターe:HEV4WD(一番高いやつ)を見つけて、メーカーサイトと比べてみると、タマ数豊富ながら大体10~20万高いプレミアム価格が目立ちますな。
三菱・デリカミニ
アウトドア系軽自動車の人気ナンバー1。4WDモデルは一回り大きいタイヤで安定性、乗り心地、走破性文句なし。いま新車をオーダーすると3か月待ちの模様。カーセンサーで調べると登録済み未使用車と言える、走行距離30キロ以下の車両が山ほど出てますがな。
価格は新車より10万~安くなっていて(※)、エントリーモデル「G 2 WD」のカーナビ、ETCなしの素だし仕様だと、諸経費込みで185万円! 一番高いターボ4WDの「Tプレミアム」でも約230万円とそそられる金額。これは欲しくなる。
※編集部注:中古車情報メディアに掲載される車両価格は車両本体価格だけでなく、諸費用が含まれた総額表示が主流になっています。
トヨタ・ランドクルーザー 250
発売前から購入希望が殺到し、発売した瞬間に受注停止になったクルマwww。 いろいろ言われているが、現実にはいまだに注文を受けてもらえない状況にあるようです。例えば2026年生産分まで埋まっているとか、海外の発売を優先しているとか、それが本当かどうかはともかく、いずれにしろ買えないのは間違いないw。
ではカーセンサーで調べるとどうなっているのか? 走行50キロ以下の登録済み未使用車は40台以上出品されている。高いのは相変わらず1000万円以上の価格で、これは発売初期の個体に多いようだ。やはり最初のプレミア市場で売り切れなかったクルマが、高いまま在庫されちゃっているのかな? このへんは定価の6割増しが多い。
支払い総額が安いのはVXグレードの250で、約760万円から選べるようだが、それでも定価の3割増しで、どうしても欲しいなら止めないが、私なら買いません! って価格。
トヨタ・ランドクルーザー 70
こちらも300、250に負けず劣らず入手困難ですw。販売店でも注文は受けるけど約束はできないとか、いろいろ説があり実際にご自分の買う販売店と相談するしかありませんが、基本的には注文の確約や納期はわかりません。
カーセンサーで調べてみると、高いのは約2倍の価格が付いているやつ! 480万円がほぼ1,000万円ですよ。出品台数も少なく走行30キロ以下の個体は2台しかありませんが、両方とも100パーセント以上のプレミア価格が乗っています。
メルセデス・ベンツ Gクラス
BE-PAL読者には関係ないかもしれませんが、プレミア価格の王様SUVはやはりメルセデス・ベンツ様のGクラス。G 450 dローンチエディションは定価で2,110万円。カーセンサーで調べてみると、ひええええええ! 7割増しの3,650万円でいらっしゃいました。
大本命はあのピックアップトラック!
三菱・トライトン
気を取り直して……ランクルが買えなかった人が殺到しているとネットに出ていた、三菱・トライトンはどうか? カーセンサーに出ているのは約60台で、出品されているのは上級グレードのGSRが中心。プレミア率はほぼなく、大体定価±ちょっとという優等生。これは買いかもしれないですよ。
そのほかにも走行距離が短い上玉が多数出ていて、そそられる品揃えです。なんでだろう? 買ってみたけど、大きすぎた? 荷台の使い道がなかった? 考えたらアウトドア趣味って自分にはなかった?……などかどうかわかりませんが、とりあえず選び放題です。
他にもトヨタ・ハイエースは、現在法規対応などの改良で受注は受けていない模様で、中古車も高止まり。ワゴンはみんな価格応談になってる。他にもこういうクルマがあることと、サニトラみたいな旧車も入れて、第2弾レポートを書くつもりですが、この記事がウケないと編集部からい要らないと言われちゃうので、拡散をぜひお願いいたします。