山岳遭難の救助費用を補償!YAMAPの歩行距離データに基づき保険料が変動する「山歩(さんぽ)保険」って?
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    2024.12.21

    山岳遭難の救助費用を補償!YAMAPの歩行距離データに基づき保険料が変動する「山歩(さんぽ)保険」って?

    山岳遭難の救助費用を補償!YAMAPの歩行距離データに基づき保険料が変動する「山歩(さんぽ)保険」って?
    登山地図GPSアプリ「YAMAP」の歩行距離データに基づいて保険料が変動する損害保険商品「山歩(さんぽ)保険」が、ヤマップネイチャランス損害保険から登場した。

    名前のとおり、「歩行距離データと連動」して保険料が決まる保険で、世界初(ネイチャランス損保調べ)となるという。

    GPSアプリ「YAMAP」とは

    保険を発売をしたヤマップネイチャランス損害保険は、「地球とつながるよろこび。」を企業理念に掲げアウトドア事業を行うヤマップのグループ会社。健康増進型保険など顧客ニーズの変化に伴う保険商品の多様化が進む中、登場した。

    このヤマップが運営するGPSアプリ「YAMAP」は、電波が届かない山の中でも、スマートフォンのGPSで現在地と登山ルートがわかる、登山を楽しく安全にするアプリ。

    山行の軌跡や写真を活動記録として残したり、山の情報収集に活用したり、全国の登山好きと交流したりすることもできる、日本最大級の登山・アウトドアプラットフォームだ。

    「山歩保険」のお得ポイント2つを解説

    2023年の山岳遭難は全国で3,126件・3,568人。統計の残る昭和36年以降でいずれも過去最多となっている。

    ヤマップでは2019年9月より「遭難者情報提供依頼フォーム」を設置。遭難者の家族や警察などから遭難者に関する情報照会依頼を常時受け付け、対象アカウントの特定から、軌跡ログの取得、最新位置情報の確認まで、臨時での人命救助対応を行い、遭難者の居場所の特定および人命救助に貢献するケースも増えているという。

    こうした状況を踏まえ開発された「山歩(さんぽ)保険」のポイントを2点、解説しよう。

    1、保険料は年間2,800円〜5,350円程度

    「山歩(さんぽ)保険」は、ネイチャランス損保が2024年5月より販売を開始した「外あそびレジャー保険」「アウトドア家財保険」に続く新たな損害保険商品。

    主に自動車保険業界で普及が加速するテレマティクス保険(端末で計測したデータを保険会社が取得し、その情報に基づいて保険料を算定する)で、活動中の歩行距離を自動で計測し、1年間の歩行距離を合算して保険料が決まる。

    一例として、山での年間歩行距離が100km程度であれば追加保険料は570円程度(保険料の合計は3370円程度)。保険料の合計は最大でも5350円程度となるのだそう。

    参考:1年間に1回以上登山・ハイキングに行ったYAMAPユーザーの年間歩行距離(2023年)の平均=156km

    2、最大300万円補償・目撃情報収集など 登山・ハイキングに特化

    「山歩(さんぽ)保険」では遭難捜索の補償(最大300万円)に、YAMAPのユーザー規模(2024年11月データで累計470万ダウンロード)を活かした目撃情報収集の仕組みを付帯。データを活用している。

    補償範囲を登山・ハイキングに特化することで、YAMAPアウトドア保険(ヤマップグループが提供する保険の総称)のひとつ「外あそびレジャー保険」の最大年間保険料(個人プラン)5,840円との比較しても、より安価で公平な価格設定となっている。

    特に行動量・登山頻度の少ない登山者は、従来よりも低コストでの加入ができる。書類手続きもなく加入はスマートフォンで完結。登山当日に加入することも可能。

    「山歩保険」発売を記念した特別キャンペーンを実施

    「山歩保険」とYAMAPのアップグレード版サービス「YAMAPプレミアム」の新規加入者様を対象に「YAMAPプレミアム」を6ヶ月間無料で利用できる特別キャンペーンを2025年の1月31日まで実施している。

    概要:山歩保険とYAMAPプレミアム年割プランの同時加入で「YAMAPプレミアム料金6ヶ月分(4,680円相当)」をプレゼント
    期間:2024年12月11日〜2025年1月31日

    なお、キャンペーンには対象外のケースもあるので、必ず事前に注意事項などの詳細をWEBサイトで確認してほしい。

    ビッグデータを活用した保険

    今後もネイチャランス損保では遭難事故およびYAMAPのデータを活用し、アウトドア活動における事故を減少・抑制する、よりよい保険を目指し「保険の加入者が増えるほど遭難事故が減る」仕組みを確立し、社会課題の解決に取り組んでいくとしている。

    今後の登場する保険にも注目していきたい。

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