
設営簡単!ワンタッチ・ポップアップテント
ワンタッチテントとは
ワンタッチテントとは、その名の通り、ワンタッチで簡単に設営できるテントのこと。シンプルな構造で、傘を広げる感覚でテントを立てられるのが特徴だ。
ワンタッチテントの最大のメリットは、何といってもその設営のしやすさだ。そこから生まれる時間や気持ちの余裕が、アウトドアでの遊びの選択肢を広げてくれる。
ただ、ワンタッチテントは、安価なものはシングルウォール構造であることが多いので注意が必要だ。シングルウォールとは、ポールとインナーテントのみで完結するテントで、ダブルウォールのテントと違い、テントの上に重ねるフライシートがない。荷物の重量を抑えたいときにはありがたいが、冬など寒い季節には結露しやすい、雨に弱いなど快適性では劣ることも。ワンタッチテントは、あまり過酷な天候下には適さないことを認識しておこう。
▼参考記事
ポップアップテントとは
ポップアップテントとは、布と骨組みが一体になっており、袋から取り出して開くだけで設営ができる簡易テントのこと。
ポップアップテントの最大の魅力は、設置や撤収がとにかく簡単なことだ。また、ピクニックをするときの日よけとして使えるシンプルなものから、キャンプでも使えるものまで種類はさまざまある。
本格的なテントに比べると強度は落ちるが、それでも軽量で女性でも組み立てやすいポップアップテントは普段使いで活躍する。
▼参考記事
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 |
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サイズ | |||
QUECHUA (ケシュア) キャンプ テント 2 SECONDS EASY- 2人用 | ![]() | 本体サイズ:205×145×110cm、重量:4.35kg | |
Coleman(コールマン) クイックアップIGシェード | ![]() | 本体サイズ:200×150×125cm、収納サイズ:約59×59×8cm、重量:約2.7kg | |
FIELDOOR(フィールドア) ポップアップシェルターテント | ![]() | 本体サイズ:230×70×70cm、収納サイズ:(約)70×4cm、重量:(約)1kg | |
FIELDOOR(フィールドア) フルクローズサンシェードテント | ![]() | 本体サイズ:240×190×140cm、収納時サイズ:(約)66×11cm、重量:3kg | |
LOGOS(ロゴス) ソーラーブロック ポップフルシェルター | ![]() | 本体サイズ:(約)235×113×90cm、収納サイズ:(約)70×4cm、重量:(約)2kg | |
LOGOS(ロゴス) ソーラーブロック Q-TOP フルシェード-BA | ![]() | 本体サイズ:(約)200×150×117cm、収納サイズ:(約)12×69cm、重量:(約)3kg | |
モダンデコ 幅200cm ポップアップテント ワイドサイズ | ![]() | 本体サイズ:200×150×130cm、重量:約2.06kg | |
DOD(ディーオーディー) カンガルーテント | ![]() | 本体サイズ:210×210×140cm、収納サイズ:21×77cm、重量:約4.9kg | |
DOD(ディーオーディー) ライダーズワンタッチテント | ![]() | 本体サイズ:243×235×133cm、収納時サイズ:62×20×20cm、重量:4.3kg | |
QUECHUA (ケシュア) キャンプ テント 2 SECONDS EASY- 2人用
フライの耐水圧2000mm、フロアの耐水圧5000mm。十分な防水性があり、キャンプにも使用できるハイスペックなポップアップテント。2人がゆったりと横になれる広さがある。
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Coleman(コールマン) クイックアップIGシェード
「徹底して虫対策をしたい」という人におすすめなのが、コールマンのポップアップテントだ。メッシュ部分に防虫素材を使用しているため、虫の侵入防止効果に期待できる。使用環境によって異なるが、基本的にメンテナンスは不要で使い続けられる。肌が弱い人や小さな子どもがメッシュに触れてしまった場合は、せっけんなどで洗い流すことを推奨している。屋根のベンチレーション部分は、ロープで固定できるようになっており、風でバタつくこともない。また、フロントパネルを閉じても通気性をしっかり確保できる。
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FIELDOOR(フィールドア) ポップアップシェルターテント
ソロキャンプにぴったりのポップアップテント。シェルターとしてもちょうどよいサイズ感で、大型テントやタープと組み合わせたカンガルースタイルにもおすすめだ。コットを使用すれば寝心地もよくなり、地面からの冷えを回避できる。コットとの接続には、テントの下部にある固定用バンドを利用する。側面が大きく開き座りやすいが高さが約70cmなので、頭上まではカバーできない。日中の日よけには、別途タープを用意すると良いだろう。
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FIELDOOR(フィールドア) フルクローズサンシェードテント
UPF50+の生地を採用しており、しっかりと紫外線から肌を守ってくれる。裏面は遮熱性シルバーコーティングが施されており、暑さ対策も十分だ。遮熱性試験では、コーティングなしの生地と比較して、内部の温度の上昇を約5度抑えられたとのこと。背面のメッシュパネルは大きく開口でき、前後どちらも開けると開放感が増す。熱さを抑えつつ風通しもよいため、真夏のアウトドアでの熱中症予防に役立つ。
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LOGOS(ロゴス) ソーラーブロック ポップフルシェルター
高さがないので、比較的風の影響を受けにくく、安定感があるコンパクトなポップアップテントだ。フルクローズできるので、テント泊はもちろん、レジャーの着替え場所としても活躍するだろう。ソーラーブロック加工が施されており、UVカット率は99.9%を誇る。遮光性は100%なので締め切ったときはもちろん、換気した状態でもテント内はかなり暗くなる。明るいと眠れない人でも、ゆっくり昼寝を楽しめる。
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LOGOS(ロゴス) ソーラーブロック Q-TOP フルシェード-BA
30秒で組み立て・撤収が可能で、公園やビーチ、キャンプ場での日射しや、紫外線を強力に防ぐことができる機能性抜群のサンシェードとなっている。シートとフレームは一体化しているため、パーツを紛失する心配もいらない。生地の表には白を採用し、生地の裏側にはUV-CUT率99.9%以上、遮光率100%を誇るソーラーブロックコーティングを施すことで、日向と日陰で-15℃の温度差を生み出している(※LOGOS調べ)。
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モダンデコ 幅200cm ポップアップテント ワイドサイズ
フルオープンとフルクローズド両方に対応しているポップアップテント。メッシュスクリーンを閉じれば、通気性を確保しながら虫を避けることもできる。設置も30秒でできる簡単な設計。
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DOD(ディーオーディー) カンガルーテント
大型のテントの中に就寝用スペースとして入れ込むことを想定して作られた、カンガルースタイルに最適なワンタッチテント。生地は透湿性に優れたコットン100%。結露を最大限まで抑えることで、テント内の快適性を向上させている。
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DOD(ディーオーディー) ライダーズワンタッチテント
突然の雨でも心配のないダブルウォールのワンタッチテント。紐を引くだけでアウターテント、インナーテント、グランドシートが同時に立ち上がる。ソロキャンプでの使用なら、ゆったりと手足を伸ばして寝られるサイズだ。
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おしゃれなティピー型小さめテント
ティピーテント(ワンポールテント)とは
ティピーテント(ワンポールテント)とは、中央に1本のポールを立てた円錐型のテントのこと。アメリカの先住民が住居として使っていたテントに由来するもので、モノポールテントとも呼ばれている。
魅力のひとつは、キャンプ場やフェス会場などでも目を引くおしゃれさ。アレンジ次第で形状もさまざまになり、個性が出しやすいのも特徴だ。とんがり屋根のかわいらしい見た目から女子やキッズ人気も高い一方、こだわりが発揮されやすいソロキャンプなどでも選ばれる機能性の高さが、ワンポールテントの真骨頂といえる。
自立式のドーム型テントしか使ったことがないという人にはペグ打ちがネックになるかもしれないが、設営方法に慣れれば1人でも素早く簡単に組み立てられるのもメリットだ。
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 |
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サイズ | |||
Tentipi(テンティピ) オリヴィン2 ライト | ![]() | 本体サイズ:280×170cm、収納サイズ:41×15cm、重量:1.9kg | |
SOTO(ソト) HORUS SOLO T/C | ![]() | 本体サイズ:300×250×160cm、重量:約9.3kg | |
tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン) サーカスTC DX+ | ![]() | 本体サイズ:420×442×280cm、収納サイズ:27×63cm、重量:約12.3kg | |
BUNDOK(バンドック) ソロティピー | ![]() | 本体サイズ:240×240×150cm、重さ:約4.8kg | |
ogawa(オガワ) タッソT/C | ![]() | 本体サイズ:480×480×195cm、収納サイズ:74×24×24cm、重量(付属品除く):約7.4kg | |
Tentipi(テンティピ) オリヴィン2 ライト
バックパッキングでも持ち運べる軽量コンパクトな2人用ティピー形テント。生地はシリコンコーティングしたナイロン製。出入り口にはモスキートネットが付き、風雨の吹き込みを防ぐスカートは巻き上げて通気性を高めることも可能だ。六角形にきれいに張るためのガイドとなる付属のテンプレートを使い、テント本体の裾6か所をペグダウンしてからセンターポールを突っ張れば、初めてでも簡単に設営できる。
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SOTO(ソト) HORUS SOLO T/C
標準装備の陣幕と本体を連結すると、写真のように天井をパカッと全開することができるユニークなワンポールシェルター。この状態であれば、SOTO製ガスストーブや燃焼器具を使うのも安心。大きめな望遠鏡を設置して、星空観測だってできる。テント生地は火の粉に強いTC(テトロンとコットンの混紡)素材。
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tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン) サーカスTC DX+
同社製品サーカスTCの出入り口の片方にサイドフラップがついた、ポリコットンのワンポールテント。別売りのポールを使ってサイドフラップを跳ね上げるとタープがわりになり、居住空間が広がる。サイドフラップは取り外し不可だが、くるくる巻いてトグルですっきりまとめられる。
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BUNDOK(バンドック) ソロティピー
焚き火に強いTC生地を使ったワンポールテント。サブポールが付属するので、フライシートを広げて簡単な前室を作ることもできる。インナーテント付き。
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ogawa(オガワ) タッソT/C
テントの形状を六角形、七角形、八角形に変えることで使用面積を選ぶことができ、それと同時に天井高も3段階で変わるというおもしろいアイデア。前面を高く上げると風を呼び込むこともでき、これからの暑い時季に良さそう。今季から加わったコットンとポリエステルを混紡した素材は、たしかに通気性や吸湿性に優れている。焚き火から火の粉が付着しても燃えにくそうなのもいい。
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デュオで仲良く「二人用テント」
二人用テントを選ぶ5つのポイント
1.テントの種類で選ぶ
使い勝手や設営方法により、テントの種類は『ドームテント』『ワンタッチテント』『ワンポールテント』の三つに大きく分けられる。
ドームテントは2本のポールを天井で交差させて設営する、定番のタイプ。内部が広いため、居住性に優れている。軽量かつコンパクトに収納できることもメリットだ。
ワンタッチテントは袋から出して広げるだけで、簡単に設営できる。多くの商品は、フライシートの付いたダブルウォールなど、本格的なタイプのテントだ。
中央を1本のポールで支えた円すい形のテントが、ワンポールテント。デザイン性が高く持ち運びしやすい反面、内部が狭く中央にポールがあるため、居住性は低くなる。
2.サイズをチェック
2人用のテントでストレスなく過ごすためには、最低でも就寝時に大人が足を伸ばせる広さが必要だ。荷物を置く場所も考慮し、200cm強程度の長さがあると良い。
テントの幅は、就寝時に大人2人が並んで余裕のあるサイズが理想。最低でも約130cm、ゆったりと過ごしたいならば200cm程度の商品が向いている。
さらに、立ち上がれるほどの高さがあると、空間に余裕を感じられる。ただし、高さのあるテントは、風の影響を受けやすい点にも注意が必要だ。
多くのテントには、目安となる定員が記載されている。『1~2人』と『2~3人』で迷う場合は、余裕がある2~3人用を選ぶのがおすすめ。
3.設営のしやすさや収納サイズ
キャンプ初心者なら、設営のしやすさを重視するのもテント選びのポイントのひとつ。簡単設営をうたっている商品を中心に選ぶと良い。
種類別では、ワンポールテントが比較的簡単に設営できる。ドームテントは構造がやや複雑。ワンタッチテントは設営はしやすいが収納にてこずる場合があるため、収納しやすいかもチェックしよう。
テントを選ぶ際は、収納する際のサイズも意識しよう。重量は軽いに越したことはないが、2人用テントの重量は大半が3~4kg。特に重過ぎると感じる重量ではない。
しかし、収納サイズは他のキャンプ道具とのバランスも考える必要があるため、重要な要素といえる。サイズだけでなく、収納しやすい大きさかを確認することも大切だ。
4.機能で選ぶ
テント内の通気性や保温性は、過ごしやすさを左右する大事な要素だ。暑い時期は風通しがよく、寒い時期は内部の暖かさを保てるテントを選ぼう。
通気性が悪いと内部に湿気がこもり、結露しやすくなることもデメリット。換気を行うベンチレーションの場所や数を確認すれば、通気性の程度を判断しやすくなる。
雨が降ってきたときに、水が浸入しにくいテントを選ぶことも重要だ。耐水圧が1500~2000mmのテントなら、比較的強い雨にも耐えられる。
ただし、耐水圧が高いほど通気性は下がるため、雨対策と通気性確保のバランスを考える必要がある。
5.価格もポイント
テントの扱いに慣れていないキャンプ初心者なら、最初に購入するテントはリーズナブルな商品がおすすめ。扱いに慣れてきたら、本格的なテントにランクアップすると良い。
高級なテントを販売しているブランドからも、初心者向けのエントリーモデルが多数販売されている。
テントの設営には、テント以外にいろいろな道具が必要になることもポイントだ。テントのみ購入しても設営できないケースが多いため、結果的にある程度の費用はかかる。
初心者がテントを選ぶ場合は、設営に必要な道具がセットになった商品が適している。『エントリーセット』などの商品を中心に探してみよう。
▼参考記事
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 |
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サイズ | |||
Snugpak(スナグパック) スコーピオン2 | ![]() | 本体サイズ:300×130×H105cm、収納サイズ:直径約19×43cm、重量:2.65kg | |
BigAgnes(ビッグアグネス) クラッグレイクSL2 | ![]() | 本体サイズ:218×132×107cm、重量:2kg | |
MOSS TENTS(モステント) スターレット | ![]() | 本体サイズ:214×142×92cm、重量:2.4kg | |
Terra Nova(テラノヴァ) ソーラーフォトン2 サンド | ![]() | 本体サイズ:225×130×100cm、収納サイズ:40×15cm、重量:814g | |
SIERRA DESIGNS(シエラデザインズ) ミーターライト 2P | ![]() | 本体サイズ:250×160×109cm、重量:3.44kg | |
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) エバカーゴ2 | ![]() | 本体サイズ:200×120×125cm、収納サイズ:18×54×18cm、重量:3.2kg | |
finetrack (ファイントラック) カミナドーム2 | ![]() | 本体サイズ:212×130(フライ装着時190)×105cm、収納サイズ:8×17×27cm、重量:1.33kg | |
ogawa(オガワ) ステイシーST-Ⅱ | ![]() | 本体サイズ:【フライ装着時】230×300×130cm【インナーテント】220×150×120cm、収納サイズ52×19×19cm(フレーム折り寸40cm)、重量:3.9kg(付属品除く) | |
RIPEN(ライペン) SLドーム | ![]() | 本体サイズ:210×120×95cm(前室奥行き38cm)、収納サイズ:27×21×9cm(フレーム38cm)、重量:980g(本体+フライシート+フレーム) | |
LOGOS(ロゴス) Tradcanvas オートエアマジックドーム DUO(電動ポンプ内蔵) | ![]() | 本体サイズ:230×290×110cm、収納サイズ:20×49×20cm、重量:(約)4.5kg | |
Snugpak(スナグパック) スコーピオン2
天井をまたぐポール構造で、風の抵抗を受けにくくした自立型テント。フライの耐水圧は他を圧倒する5,000mm! 使う部位がわかるように、ポールごとに色付けしているので、初心者でも組み立てやすい。2本のポールでフライシートを、1本のポールで入口を立ち上げる、2人用テント。インナーテントは205cm×110cmあるので、荷物もたくさん置ける。コンパクトで軽量なので通常のキャンプだけでなく、バイクキャンプ、オートキャンプ、クライマーなどにもおすすめ。
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BigAgnes(ビッグアグネス) クラッグレイクSL2
フライシートの大きなベンチレーターと上部がメッシュのインナーのコンビで熱気を逃し、蒸し暑い時季も快適! 出入り口がL字型にガバっと大きく開くのがすばらしく、ゴロっと寝転んで外を眺めながら、春の柔らかな風を感じたい……。そんなことを夢想させるテント。インナーの上部はメッシュで、その下が布地のパネル。通気性を確保しつつ、冷気は遮断する。出入り口が左右に2か所。それぞれが靴置き場などに使う自分のスペースを確保できる。
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MOSS TENTS(モステント) スターレット
テント界の伝説的存在である"MOSS"の復活後、その代表作である"スターレット"も復刻。地を這うようなシルエットはさすがカッコよく、1984年当時のオリジナルカラーも男心をくすぐる! 一方で防水性などは以前よりも向上させ、温故知新とはまさにコレだ! 曲線を描く2本のポールが2か所で交差する“魚座型”の美しいフォルムが一大特徴。開いたフライシートは下部に巻き取る独特のシステム。このあたりもモステントらしい。
▼参考記事
Terra Nova(テラノヴァ) ソーラーフォトン2 サンド
内部の高さは100cmと低くはないが、地面に裾を広げたフォルムで風の影響を最小限に。居住性と軽量性のバランスを考え、出入り口付近が高く、足先が低いというメリハリのあるデザインにした結果、2人用で重量814gに。数量限定の日本別注カラーだ。
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SIERRA DESIGNS(シエラデザインズ) ミーターライト 2P
1987年に開発されたテントの復刻で、ツートーンのカラーリングが目に鮮やか。メッシュパネルを併用したインナーは、開口部が広いフライシートのコンビで涼しい風を呼び込む。生地が少し厚めのために耐久性が高く、破損を気にしないで気楽に使えそうだ。フライシートは大きく巻き上げられ、風通し最高! 内部は広く、小柄な人なら3人でも。3本のポールが交差する変形的な魚座型。フックとスリーブを併用し、設営は簡単だ。
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THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) エバカーゴ2
トンネル形状の2人用テント。吊り下げ式のインナーをはずせば、シェルターとして使用することができる。
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finetrack (ファイントラック) カミナドーム2
4シーズン対応の2人用山岳テント。持ち運びやすい軽さ、コンパクトさ、強度&剛性、快適空間をあわせ持つ。2本のポールで自立するシンプルなクロスドームで、設営・撤収も超カンタン! 開口部が大きく出入りしやすい、長辺側に出入り口があるテント。前室は、登山靴のほかバーナーやクッカーなどを置いてもまだ余裕のある奥行き(60cm)を持つ。インナーテントとフライシート内側にポールスリーブに沿うように施された超高強度なイザナス(旧ダイニーマ)テープにより、軽量テントでありながら優れた強度、耐風性を実現している。
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ogawa(オガワ) ステイシーST-Ⅱ
ソロキャンプや2人キャンプ向きの前室付きテント。130cmもの高さがある広い前室には正面と両サイドに出入り口があり、開放感抜群。ひとりでゆったり過ごしたいソロキャンパーからの絶大な人気を誇る2~3人用テント。そのヒミツは、収納時のコンパクトさからは想像できないほど広く、居住性、使い勝手の良い前室だ。前室の奥行きは110cmもあり、フライ全閉時でもテント内換気がスムーズなビッグサイズのベンチレーターを装備している。
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RIPEN(ライペン) SLドーム
日本が誇る山用テントブランド「ライペン」の最軽量2人用山岳テント。本体に12デニール、フライシートに15デニールという極薄生地を使い、超軽量かつコンパクトに仕上げた。ストレスのかかるグランドシートには30デニールの生地が使われている。
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LOGOS(ロゴス) Tradcanvas オートエアマジックドーム DUO(電動ポンプ内蔵)
スイッチを押すだけで約90秒で設営できる、電動ポンプ内蔵式の2人用エアーテント。空気が十分に入ったら自動で止まるセーフモードを搭載されていて、空気を入れすぎて破裂する心配がなく、設営中は目を離して他の作業をすることができる。電動ポンプは内蔵されているので、従来の手動のエアポンプは不要。その上、Type-C端子による蓄電タイプの付属バッテリーは手のひらサイズ、持ち運びもラクラクだ。
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ひとり時間を楽しむ「一人用テント」
失敗しない!ソロテントを選ぶポイント
1.軽さ
ソロキャンプは、道具の搬入から設営、撤収まですべて1人でやることになる。そのため、負担を少なく抑えることが、ソロキャンプ成功の第一歩だ。1人で持ち運ぶことを考えると、荷物はコンパクトに、できるだけ軽くする必要がある。UL(ウルトラライト)という、荷物を極限まで超軽量化するスタイルを目指すなら、1人用でとにかく軽くコンパクトに収まるものを選ぼう。
2.設置しやすさ
慣れるまでは、テントは1人でも簡単に設置できるものを選ぼう。軽さやコンパクトさも大切だが、1人で設営できないことには始まらない。ワンタッチ式テント、ワンポール式テントなどを選ぶと設営しやすい。また、ポップアップ式は設置しやすいが、風や雨などの悪天候に弱く、撤収にコツがいるため、苦労することがある。撤収方法までチェックした上で選ぶようにしよう。
3.前室付き
どうしても荷物が増えてしまいがちなキャンプでは、雨よけや荷物置きとしても活用できる前室付きのテントが便利。2~3人用のテントをソロで使えば、急な雨や夜露から荷物を守れる。雨や風があってもテント内で簡単な調理ができるなど、キャンプの幅も広がる。前室がない場合は、タープを組み合わせることも可能だ。
4.耐水圧や通気性もチェック
その他にも、ソロテント選びで気をつけたい機能面でのポイントがある。「耐水圧」「通気性」「防寒性」などは見落としがちだが、野外で寝泊まりする上ではとても重要だ。
耐水圧
耐水圧とは、テントに水が侵入してくる度合いを数値化して表現したもの。数値が小さいと水が浸透しやすく、数値が大きくなるにつれ水は浸透しにくくなっていく。高ければ高いほどいいように思えるが、耐水圧が高いと通気性が悪くなり、テント内が結露しやすくなるため、バランスが大切だ。耐水圧の高いフライシートと、耐水圧は低くても通気性のいいインナーテントの組み合わせのダブルウォールテントなら、急な天候の変化への対応と快適な居住空間の確保が同時に叶えられる。
通気性
通気性は、テント内で快適に過ごすためには欠かせない。テント内に人がいる状態で閉め切っていると、かなり湿気が溜まる。また、温度や湿度だけでなく、テント内での一酸化炭素中毒による事故や酸欠になる恐れもある。テントの開口部が広いものや、メッシュになっていて風が通るもの、ベンチレーターがあり常に換気ができるものなど、通気性が高いものが望ましい。
防寒性
野外で眠るのは、思っている以上に冷える。春や秋など、日中の気温が過ごしやすい季節だからと油断していると、夜に寝ていられないほどの冷気に悩まされることもある。フライシートにスカートのついた4シーズン用のテントなら外気の侵入を防げるが、3シーズン用でスカートもなしとなると、冬キャンプはもちろん春先や晩秋でもかなり厳しくなる。夏しかキャンプをしないと決めているなら通気性重視で選んでもいいが、気温が5度を下回る季節にもキャンプも楽しみたいなら防寒性も意識して選ぼう。
5.素材
防寒性を考えるなら、テントの素材選びも大切だ。延焼しにくく焚き火と相性のいいポリコットン素材のものは、幕質が厚く暖かい空気が外に逃げにくいため、薪ストーブや石油ストーブが使え、真冬のキャンプで重宝する。ただし、テント内でストーブを使う場合は、一酸化炭素中毒に注意を。石油などの燃料系のランタンもテント内では使わないようにしよう。
テントに防寒性がある素材を選んだ上で、断熱性があり、地面からの冷気をシャットアウトしてくれるマットを敷く、低気温でも使用可能なシュラフを利用するなどの対策も併せて考えておけば、寒い季節のキャンプも安心だ。
▼参考記事
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 |
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サイズ | |||
RIPEN(ライペン) SLソロ | ![]() | 本体サイズ:205×90×95cm、重量:900g | |
NEMO(ニーモ) ドラゴンフライ オズモ バイクパック1P | ![]() | 本体サイズ:224×89×102cm、重量:1kg | |
ZEROGRAM(ゼログラム) エルチャルテン1Pゼロボーン | ![]() | 本体サイズ:210×80×96cm、収納サイズ:10×17×34cm、重量:1.1kg | |
MSR(エムエスアール) ハバハババイクパック1 | ![]() | 本体サイズ:216×76×、97cm、収納サイズ:36×17×11cm、重量:1.1kg | |
MSR(エムエスアール) エリクサー2 | ![]() | 本体サイズ:279×213×102cm、収容サイズ:17×51cm、重量:2.77kg | |
Coleman(コールマン) ツーリングドーム/ST | ![]() | 本体サイズ(フライ装着時):約210×265×100cm、収納サイズ:直径約19×49cm、重量:4kg | |
鎌倉天幕(カマクラテンマク) ソリスト | ![]() | 本体サイズ:215×110×120cm、重量:約1.5kg | |
ogawa(オガワ) ホズST | ![]() | 本体サイズ:約255×245×120cm、収容サイズ:約20×18×52cm、重量:3.58kg | |
RIPEN(ライペン) SLソロ
日本の山岳テントを代表する質実剛健なメーカーの製品ゆえに、超軽量に仕立てたテントでも高い耐久性をキープ。誰でも簡単スピーディーに設営できるシンプルさがうれしく、悪天候時や一刻でも早く眠りたいときなどには感謝したくなるはず!
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NEMO(ニーモ) ドラゴンフライ オズモ バイクパック1P
パッキング性に優れた自転車ツーリング向きモデル。その軽量性と携行性の高さは登山など荷物をコンパクトにしたいときに適している。前室の荷物置き場も便利な、使って楽しいテントだ。
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ZEROGRAM(ゼログラム) エルチャルテン1Pゼロボーン
インナーテントとフライシートが連結され、いっしょにポールに掛けるだけで設営完了。特筆すべきは特殊なメッシュともいうべき“モノフィラメント”がインナーに使用されていることで、風を通しながら水をシャットアウトする様子は、まるで魔法! ※実際のインナーはフライシートと同系色
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MSR(エムエスアール) ハバハババイクパック1
216×76cmというソロサイズのインナーテントだが、天頂部のリッジポールが前後のウォールを立ち上げてくれるので閉塞感の少ない居住空間を持つ。奥行き76cmの前室もあり、バイクツーリストにウケること必至だ。コンパクトなスタッフサックは、付属のステイとベルトを使ってハンドルバーに取り付けられる。
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MSR(エムエスアール) エリクサー2
2本のポールと、天井に短いポールを追加して組み立てる自立型テント。天井とサイドの計4か所に収納ポケットを装備。室内に入る光がナチュラルで、気持ちよく過ごせる。初心者でも簡単に設置できる、丈夫でコスパのよいモデル。他のモデルよりも厚手の生地を使っているので耐久性も高い。台形の前室は広くて使いやすい。付属のフットプリントを使用すれば、フライシートとポールのみでの設営も可能。
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Coleman(コールマン) ツーリングドーム/ST
1人用ながら前後どちらにも出入り口があり、使い勝手の良さに定評のあるツーリングテント。ひとりでも設営しやすいポールポケット式で、荷物を置くのに十分な広さの前室を装備。ソロキャンプやツーリング用途向き。
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鎌倉天幕(カマクラテンマク) ソリスト
フライシートとインナーテントが一体化した1~2人用シングルウォールテント。テント本体を広げて、周囲6か所をペグダウンしてから、オプションの専用ポールまたは120cmに調節したトレッキングポールを前後の庇(ひさし)部分にセットして、ガイラインを固定すれば設営完了。
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ogawa(オガワ) ホズST
3本のポールで構成する自立型テント。従来品と比べて高い耐久性の生地に変更し、天井の透明パネルを省いた。インナーはフライに引っ掛けられるので、付けたまま設営、撤収できるのが便利。魚座型フレームなので強くて丈夫。ソロキャンプはもちろん、ツーリングにも最適。
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