そこで今回は、そんな冬の白菜消費にピッタリの簡単キャンプ飯レシピをご紹介。シャキッと歯ごたえのある外葉で中華炒めを、甘みの強い内葉でポトフを作ります。
白菜の外葉で作る中華炒めのレシピ
材料(2人分)
- 白菜(外葉) 200g
- 牛こま切れ肉 180g
- ごま油 小さじ1
- 塩コショウ 少々
★合わせ調味料(あらかじめ混ぜておく)
- 酒 大さじ1
- しょうゆ 大さじ1
- 鶏がらスープの素 小さじ1
- おろしにんにく 小さじ1
- 片栗粉 小さじ1
白菜の外葉は硬く、捨ててしまっている方も多いのではないでしょうか。しかし、じつはシャキッとみずみずしい食感は炒め物にピッタリ。今回は牛肉と合わせ、うま味の引き立つ炒め物に仕上げます。
白菜の外葉で作る中華炒めの作り方
まずは、白菜は横に5cm幅程度に切り、さらに縦1cm幅に切りましょう。繊維に沿って長めに切ることで、よりシャキシャキ食感が引き立ちます。
フライパンにごま油を引いて中火で熱し、牛こま切れ肉を色が変わるまで炒めましょう。
さらに、白菜の芯を加えてしんなりするまで炒めたら……
白菜の葉を加えてサッと混ぜ炒め、合わせ調味料を回し入れて全体になじむまで炒めましょう。片栗粉でとろみを付けることで、白菜のうま味を閉じ込めてしまいます。
塩コショウで味を調えたら火から下ろし……
お皿に盛り付けて完成です!
一口食べれば、牛肉のジューシーな口当たりと白菜のシャキッとした食感の相性バツグン。さらに、しょうゆベースのタレに牛肉のコクと白菜のうま味が溶け込んで、材料2つだけとは思えないほど奥深い味わい。しっかり濃い目の味付けで、ごはんのお供やおつまみにもピッタリの炒め物に仕上がっています。
白菜の内葉で作るポトフのレシピ
材料(2人分)
- 白菜(内葉) 約300g
- にんじん 1/2本(約90g)
- 玉ねぎ 1/2個(約100g)
- ウインナー 1袋(90g)
- 水 500ml
- コンソメキューブ 1個
- 塩 適量
★トッピング
- 黒こしょう 少々
- 粒入りマスタード お好み
白菜の中心から内側にかけての葉は、柔らかくて甘みも強いのが特徴。今回は玉ねぎ、にんじんと一緒にじっくり煮込んで風味を引き出し、優しい味わいが楽しめるポトフに仕上げます。
白菜の内葉で作るポトフの作り方
まずは、白菜をざく切りにしましょう。
さらに、にんじんは乱切りにします。
玉ねぎは3等分のくし切りにしましょう。
クッカーににんじん、玉ねぎ、白菜の芯、白菜の葉の順に入れ、さらに水とコンソメキューブを加えて煮立たせたら、フタをして弱火で15分ほど煮ます。
フタを取ったら、ウインナーを加えてさらに5分ほど煮ましょう。
塩で味を調えたら火から下ろし、お皿に盛り付けて、黒こしょうをちらし完成です!
一口食べてみると、白菜と玉ねぎはとろ~り食感、にんじんもほろりと舌で崩れていくような柔らかさで甘みたっぷり。さらに、ウインナーの塩気とコンソメのコクが全体のバランスをうまく調和してくれています。少し単調になってきたところで粒入りマスタードを付ければピリッと味を引き締めてくれて、二段階で美味しさが楽しめるポトフに仕上がります。
白菜で冬のキャンプ飯レシピのレパートリーを増やそう!
紹介した通り、白菜は外側の葉と内側の葉ではまったく別の野菜のような食感を楽しむことができる食材。意外とあまらせてしまうことも多いですが、それぞれの部位が持つ特徴を知っておけば、鍋物以外の料理へのアレンジもしやすくなるはず。ぜひ、うま味たっぷりの白菜を利用して、冬のキャンプ飯レシピのレパートリーを増やしてみてください!