極上サバイバル飯第16弾では、飯盒で手軽につくれる「メープルタフィー」を紹介します!
16膳目「メープルタフィー」
どーもこんにちは!元自衛隊芸人のトッカグン小野寺耕平です!
「戦場でもコメが食いたい!」という兵士達の声を叶えるために日本軍が開発し、ドイツ軍のメスキットM1893を参考にして明治31年に誕生した機能美溢れるそら豆型の日本の飯盒。
円形より省スペースで携帯性よし、熱効率が高く角がないので洗浄が容易で使い勝手良しと、開発の際に当時の日本軍がこだわった数々のポイントが現代のキャンプ事情にもマッチし、今なおアウトドア界隈で愛されています。
そんな飯盒を使用して作る極上サバイバル飯第16弾は、この時期のキャンプで遭遇するかもしれない、雪の日に楽しくおやつを作ろう!カナダの伝統的お菓子のメープルタフィーだ!!
最初にお伝えしますと、今回のメープルタフィーを作るにあたって使う調理器具は飯盒である必要はありません。ただ!気分が上がるので、是非ともお手持ちの飯盒を役立ててください。
今回の材料は100%メープルシロップのみ!
この100%というのが曲者で、実はスーパーに並ぶシロップは原材料名の欄をよくよく見てみるとメープル『風』シロップだったりします。ほぼどこのスーパーでも100%メープルシロップ取り扱っているので探せないということはありません。でも、複数並んでいるメープルシロップのコーナーでお手頃価格のものを選ぶと100%ではないこともあるので、購入前にしっかりチェックしてください。
そして、今回用意するのは綺麗な雪と枝!
自然のものを活かして作るおやつ、サバイバルでしょう?
ただし、雪は真っ白で綺麗なように見えて細かい塵やホコリで汚れてしまっているので、喉が渇いたからと直接雪をモリモリ食べたりしてお腹を壊さないように気をつけてくださいね。もし雪を飲み水として使う場合は一旦煮沸しましょう。
では、早速作っていきましょう!!
【作り方】
※事前準備:落ちている枝の先を軽く削り、アイスの棒のように平たく整えておく
①飯盒の蓋でメープルシロップを煮詰める
②泡が消えないくらいトロミがついてきたら火を止め、熱々のうちに中蓋に敷き詰めておいた綺麗な雪に帯状に垂らす
③すかさず枝で巻き取っていく
シロップを枝でサッと巻きとっていくと緩く柔らかめに、雪にしっかり置いて巻こうとすると冷えて硬く仕上がりました。
のんびり雪に置いてしまうと歯にくっつきやすかったり口の中に刺さるほど硬くなるので、適度に硬さを調整しながら巻き取るのが良さそうです。
また、しっかり煮詰めていないと雪に垂らす際にただただ染みてしまって帯状にならないのでトロミがつくまでしっかり煮詰めるのがコツ。
ちなみに、今回の飯盒の蓋のように浅めのもので何かを煮詰めたりするときに吹きこぼれないか心配なときは、鍋のふちにバターを塗ると吹きこぼれ防止になりますよ。
年末年始に冬キャンプを楽しもうと考えている皆さん、是非100%メープルシロップを荷物に加えてください。もし雪が降ったらメープルタフィーを作ってみましょう。
本日はこれまで、それじゃーまた!
今回紹介したレシピ含め、飯盒を使った様々な料理レシピは、動画(公式チャンネル:トッカグンの東京サバイバル)でもご覧いただけます。