【内房・君津市】千葉県の川遊びスポット
千葉県の房総半島の南西部にある内房エリアには、豊かな自然が残されています。君津市は、房総半島の中央部に位置し、小櫃川(おびつがわ)や小糸川などが流れているエリアです。豊かな景観を楽しめる、君津市の川遊びスポットを紹介します。
清水渓流広場(君津市)
清水渓流広場は、房総半島内陸部の笹川上流にあり、四季折々の景色が楽しめるスポットです。
6月下旬には蛍が舞い、秋になると紅葉が美しい場所として知られています。遊歩道が整備され、濃溝の滝・亀岩の洞窟・幸運の鐘などの見どころがあります。
洞窟内に光が差し込むと、水面に反射してハート形に見えるフォトスポットが有名です。ハート形が見える時期は、3月・9月ごろの早朝とされています。
清水渓流広場(濃溝の滝・亀岩の洞窟) – 君津市公式ホームページ
豊英大滝(君津市)
豊英大滝(とよふさおおたき)は、木和田川流域にあります。滝が多い君津市の中でも、代表的な存在です。夏になると、川遊びをする多くの家族連れでにぎわいます。
滝がある場所は、湯の沢橋の下です。『清和県民の森』の林間広場からロッジ村方面へ向かうと、橋の脇に入り口の階段があり、滝まで下りて行けます。
滝は、上段・下段の2段構造です。1段目は滝つぼが広いくぼみになっており、泳げるほどの深さがあります。2段目の滝は、緩やかな滑り台のような形状になっていることが特徴です。
千石台オートキャンプ場(君津市)
県立養老渓谷奥清澄自然公園の中央部、小櫃川最上流部に位置するキャンプ場です。山と川に囲まれた秘境といった雰囲気があり、大自然を満喫できます。
キャンプ場から歩いて約7~8分の場所に河原があり、水が澄んでいる川で遊べます。水生生物を観察したり泳いだりと、自然の中ならではの遊び方を楽しめるでしょう。
キャンプ場から車で約5分の場所には『七里川温泉』があり、川遊びの後でリフレッシュできるところも魅力です。
千葉県君津市のキャンプで川遊びなら – 【千石台オートキャンプ場】
柿山田オートキャンプガーデン(君津市)
キャンプ場を囲むように、小糸川が流れていることが特徴です。初夏から秋にかけて、川遊びや釣りを楽しもうと多くの人が訪れます。浅瀬が多く、川遊びがしやすい環境です。
上流や下流へ歩いて行けるので、川幅や流れの違いなどを観察できるでしょう。敷地内には竹林もあり、春にはたけのこ掘りもできます。
バドミントンコートやドッグラン、五右衛門風呂、足湯などもあり、さまざまな楽しみ方ができるところも魅力です。
【内房・市原市】千葉県の川遊びスポット
市原市は、千葉県のほぼ中央にあり、県内で最も広い面積を持ちます。市の北部は工場地帯となっていますが、南部には豊かな水と緑があり、里山の風景を楽しめます。市原市にある、川遊びを楽しめるスポットを見ていきましょう。
集い広場 へいさん(市原市)
市原市平蔵にある、旧平三小学校の跡地を利用した施設です。地域活性化のための場所として活用され、里山市やアートフェス、納涼大会などさまざまな地域のイベントが開催されています。
学校の下に川が流れており、川へ降りる階段が整備されています。イベント時にのみ川が解放され、川遊びを楽しめる穴場的なスポットです。
例年7月ごろに、川遊びや釣り体験が企画されています。公式ページのお知らせから、イベントの予定をチェックしてみましょう。
集い広場 へいさん | たくさんの人が集まる場所【旧平三小学校】
奥養老ヴィレッジ(市原市)
こちらは『奥養老バンガロー村』を改修した施設です。自然とのつながりを感じながら、心地よく過ごせるキャンプ場を目指して作られました。
川のすぐ近くにフリーサイトがあり、敷地内に流れる夕木川で川遊びができます。水深が浅く流れが穏やかなので、子ども連れでも遊びやすいでしょう。
川の音を聞きながら、のんびりとした時間を過ごしたい人にもおすすめです。手ぶらでキャンプ体験ができるプランもあり、必要な道具を全てレンタルできるため初心者でも安心です。
また、ピザ釜の貸し出しも行っており、薪釜で本格的なピザ作りに挑戦できます。
【外房・南房総】千葉県の川遊びスポット
南房総エリアは、房総半島の富津岬と太東岬を結ぶ線から南の地域を指します。夏は涼しく冬は暖かい気候で、年間を通して霜が見られない場所も少なくありません。
この地域にある勝浦市や南房総市にも、川遊びができる場所があります。レジャーと川遊びの両方を楽しめる、おすすめのスポットを見ていきましょう。
勝浦つるんつるん温泉直営オートキャンプ場(勝浦市)
勝浦つるんつるん温泉に隣接したオートキャンプ場です。こちらの温泉は、日帰り入浴や貸し切り風呂も利用でき、地元のお年寄りや観光客に親しまれています。
勝浦温泉は、美容と健康に良い湯とされ『名湯百選』にも選ばれました。釜で炊き上げたこだわりのご飯など、食事のメニューも充実しています。
オートキャンプ場のほかに、ログキャビンやロッジなどの利用も可能で、キャンプ場から徒歩約1分の場所にある川で遊べます。川には腰下程度の深さがある場所もあり、泳いだりもぐったりと思い思いに楽しめるでしょう。
勝浦つるんつるん温泉-日帰り入浴可、オートキャンプ、勝浦タンタンメン
千葉県 酪農のさと(南房総市)
南房総市大井にある、山に囲まれた牧場です。牧草地ではヤギが放し飼いにされ、牛舎には日本では珍しい白牛という真っ白な牛が飼われています。
江戸時代に、この白牛の乳を利用して乳製品を作ったことから、日本酪農の発祥の地としても有名です。
施設内を流れる丸山川には遊歩道が整備され、川遊びができます。川には飛び石があり、暖かい季節には子どもたちが水遊びを楽しんでいます。
川遊びの必需品3選
自然の中にある川で遊ぶ際は、事前の準備が大切です。管理されたプールや海水浴場などとは違い、安全面を考えた持ち物が必要になります。最後に、川遊びを楽しむためのアイテムをチェックしておきましょう。
事故に備える「ライフジャケット」
ライフジャケットは、事故防止のために必ず身に着けたいアイテムです。浅瀬で遊んでいても、岩場の複雑な水流などによって深いところに流されてしまうことがあります。
ライフジャケットを着用していれば浮力が生まれ、沈んでしまうのを防げるでしょう。ライフジャケットにはさまざまなタイプがあり、自分で膨らませるものや、水に落ちた際に自動で膨張するものなどがあります。
ベスト型になっているものや腰に巻き付けるものなど、デザインも豊富です。浮力材が固定されているタイプがおすすめですが、川遊びの際に動きを邪魔しない肩掛け式のライフジャケットも便利です。
足元を快適にする「ウォーターシューズ」
川遊びの際は、家族人数分のウォーターシューズを用意しておきましょう。ウォーターシューズは、水辺での活動に適したデザインの靴です。
滑りにくく速乾性の高い素材で作られ、『マリンシューズ』『アクアシューズ』と呼ばれることもあります。サンダルとは違い、爪先・甲が覆われたデザインになっていて、川底にある石・砂で足が傷つかないように作られているのが特徴です。
普通の靴だと、水や砂が入り込んだ重みで動きにくく、脱げてしまう恐れがあります。ウォーターシューズがあれば水や砂が入り込みづらく、水中でも快適に動けるでしょう。なお、ビーチサンダルは足をケガするリスクが高く、川遊びには不向きです。
貴重品を守る「防水ケース」
自然の川では、近くに荷物を預けられる場所がないことが大半です。スマホや財布など、ぬれたら困る貴重品は防水ケースに入れて持ち運びましょう。
川遊びのシーズンは川辺が混雑しやすく、荷物を放置していると紛失や置き引きのリスクがあります。防水ケースがない場合、荷物番をするために誰かが残っていなければならないでしょう。
一口に防水ケースといっても、防水等級はさまざまです。水をはじく程度のものもあれば、水没に耐えられるものもあります。
川遊びの際は、サコッシュやボディーバッグのような形状で、完全防水になっているタイプが便利です。中には、水に浮くように設計されたものや、ケースに入れたままスマホの操作ができるものなどもあり、ニーズに合わせて選べます。
まとめ
千葉県の内房エリアには川遊びができるスポットが多く、南房総エリアにもおすすめの場所があります。
自然の滝・川に面したキャンプ場や整備された水辺の広場など、バリエーション豊かな場所で遊べるところが魅力です。初夏から秋にかけて、川遊びや釣りを楽しむ人が多く訪れます。
自然の中にある川では、天候や川の様子の変化に気を付けながら遊びましょう。雨が降りそうなときや、増水時には立ち入らないことが大切です。
ライフジャケットやウォーターシューズなど、川遊びに欠かせない必需品の用意も忘れずに、安全で楽しい時間を過ごしましょう。