ライチョウは国指定特別天然記念物であり、環境省絶滅危惧種リストIB類の指定を受けています。個体数の減少から保護増殖の対策が急がれる一方で、その生息調査は長年の課題でした。ライチョウは日本アルプスなどの2千m以上の高山帯に広く生息するため調査にはさまざまな条件で高山に登れる技術が必要ですが、それができる専門家は限られているのです。
もし一般の登山愛好家から、ライチョウの生息を確認できる目撃情報などを寄せてもらえたら!
そんな思いから、登山ガイドと参加者が協力してライチョウの生息調査をおこない情報収集の可能性を検証するモニターツアーが企画されました。
「ライチョウを一緒に守りませんか」を合言葉に、妙高・火打山(ひうちやま)周辺のライチョウ保全と調査をおこなう登山イベント「ライチョウ調査モニターツアー」が10月10日から2泊3日で開催。9月30日まで参加者を募集しています。