参加者は、ときに登山道を外れながらライチョウの個体や痕跡を探し、個体を見つけた場合は、性別、足環の有無とパターン等を確認し、写真撮影をしてGPSで位置を記録。羽や糞などの痕跡の場合も同様にします。このようにライチョウ探索者の一員となり、火打山を登ります!
ツアー開催の時期、ふもとは紅葉真っ盛り。赤や黄色に色づくブナやミズナラの林を抜け、落ち葉を踏みしめて高谷池ヒュッテの高層湿原へ。ライチョウが生息するのは常緑のハイマツが茂る稜線付近で、調査は火打山の山頂を目指しながらおこなわれます。
ツアー中にライチョウが見られる確率は五分五分でしょうか。
2014年秋に同ツアーが開催された際には、オス・メス2羽と、羽、糞を発見。2羽とも研究者によるその年の調査では確認されなかった個体で、ライチョウ探索に使命感を燃やした参加者たちにとって、うれしい結果でした。
ライチョウを発見しやすい季節は春と秋。この秋のツアーも十分期待できますよ。