鬼ごっこは種類が豊富!
鬼ごっこの種類は大変豊富で飽きることがありません。
そのうえルールを組み合わせることも簡単なため無限ともいえる遊び方があります。
鬼ごっこが楽しいワケ
①大人でも思い切りはしゃげる
鬼ごっこに年齢制限はありません。
子どもの遊びとしてはもちろん、大人でも遊ぶことができます。
むしろ大人になってから思い切り遊ぶ鬼ごっこは、いつの間にか子どもたちよりも本気になっていることも……。
子ども同士は仲良しでも、親御さんたちは軽い挨拶を交わす程度の間柄ということもよくあるかと思いますが、何かのイベントで鬼ごっこをすれば一気に距離が縮むかもしれません。
筆者も子どもの運動会で久しぶりに保護者参加種目の「しっぽとり」に参加しましたが、これほど面白いものかと実感しました。
②誰でも参加できる
鬼ごっこは基本的に道具は必要なく身体ひとつで遊ぶことができます。
中には道具が必要な鬼ごっこのルールもありますが、どれも簡単に用意できるものばかりです。
走るのに自信がない人や、年齢差のあるお子さまが混じる場合でも、ルールを組み合わせたりすれば身体能力に関係なく、少数であっても大人数でもフェアに楽しむこともできます。
年齢や性別など関係なく、誰でも遊べるのは鬼ごっこの大きな魅力のひとつといえるでしょう。
③お子さまとの触れ合いにおすすめ
子どもたちは大人が思う以上に鬼ごっこを楽しんでいます。
自身が子どもの頃を思い出してみると、鬼ごっこで本気で逃げたり追いかけたりしているとき、良い意味で周りが見えなかった覚えはあるのではないでしょうか。
また、鬼ごっこは簡単なルールであれば2歳児からでも理解して遊ぶことができ、遊びを通して秩序を学ぶことも期待できます。
子どもたちと外で何して遊ぶのか迷ったら「タッチ!」と鬼ごっこを始めてしまえば一気に盛り上がること間違いなしでしょう。
鬼ごっこの種類【基本編】
①定番鬼ごっこ
一番シンプルなルールの鬼ごっこで小さなお子さまも参加でき、他のアレンジした鬼ごっこにおいても基礎となります。
初めにじゃんけんなどで鬼を決め、鬼は鬼以外の人を追いかけてタッチし、タッチされたら鬼の役を交代します。
大人数で遊ぶ際や走力に大きな差がある場合は鬼を複数人に設定しましょう。
作戦を立てて追いかけることができるようになり、誰が鬼になっても卒なく逃げる人を捕まえることができます。
鬼が交代することから時間が無制限に遊べるため、終えたくなったら鬼を交代ではなく脱落にしたり、鬼が増える「増やし鬼」のルールを取り入れるとよいでしょう。
②高鬼
高鬼は地面より高い場所にいる人に鬼はタッチできないという比較的シンプルで、広く知られているルールのひとつです。
木の上や遊具の上などが高い場所であり、地面は丘や段差であってもタッチできる場所など、ルールを明確にすると遊びやすくなります。
また、逃げる人全員が高い場所に登ると鬼はお手上げとなるので、高い場所の数を制限するなど工夫するとよいでしょう。
お子さまと遊ぶ際は大人がしっかりとルールを決めてあげましょう。
③氷鬼
氷鬼のルールは、鬼に捕まった人はその場で動けなくなり、他の人が動けなくなった人に触れることでまた動けるようになる、というものです。
捕まった人を助けることができることから、逃げる側の人にもチームの一体感が生まれることが魅力です。
また、動けなくなった人を利用して待ち伏せしたり、鬼にも戦略性があります。
ただし鬼が交代しないため鬼の人は終始追いかけ続けなければなりません。
時間制限を設けるか、鬼を複数人にするなどするとよいでしょう。
④線鬼
線鬼は地面に描かれた線の上だけを移動できる鬼ごっこです。
逃げる人を追い詰めることができるため、走力に差があっても比較的簡単に捕まえることができます。
線が交差する箇所であったり袋小路的なポイントを作るなど、アレンジもできます、
また、線から出たら鬼になるなど補足的なルールを設けると遊びやすくなることでしょう。
地面に線を引くなど準備が少々大変ですが、広い範囲に線を引かず、あえて狭い範囲でやることで盛り上がることもあります。
鬼ごっこの種類【アレンジ編】
①影鬼
影鬼は鬼が逃げる人の影を踏むことで捕まえたこととする、逃げる人を直接タッチしない鬼ごっこです。
影がハッキリと出るよく晴れた日に遊ぶのがおすすめですが、真夏の昼間はあまり影が伸びず気温も高いため時間帯の工夫は必要になります。
春先や晩秋の涼しい季節や、真夏であれば影が伸び始める昼下がりもしくは朝方が遊びやすいでしょう。
影と鬼の位置関係をよく見て、自身が逃げるよりは影を逃がしてやるという一風変わった感覚が魅力のひとつです。
②増やし鬼、手つなぎ鬼
手つなぎ鬼と増やし鬼は鬼が交代していく基礎的なルールと違い、鬼がどんどん増えていく特徴があります。
タッチで鬼が増える増やし鬼は、最初の1人にタッチできればどんどん逃げる人を追い詰めていき、最後には全員が鬼になり終わるので、遊びの区切りをつけやすい鬼ごっこです。
手つなぎ鬼は増やし鬼の発展型で、増えていく鬼が手を繋いで追いかけるというルールです。
走りづらいと感じますが手を伸ばす範囲が広がるのは意外とタッチする効果が高く、鬼が増えれば地形を利用して逃げる人を追い詰めることもできます。
③隠れ鬼
隠れ鬼はかくれんぼの要素を取り入れた鬼ごっこです。
かくれんぼのルールから開始し、見つけてからタッチするまでは捕まえたことにならない、というのが隠れ鬼です。
1対1の鬼ごっこになることが多かったり、見つかっても逃げきればまた隠れることができるので、逃げる人の方がかなり有利になります。
鬼と逃げる人の人数を半々くらいにする、増やし鬼のルールでやるなど工夫をすればフェアに楽しむことができます。
また、走るのが苦手でも隠れ上手であれば有利に遊べる点も魅力です。
④傷鬼
傷鬼は定番鬼ごっこに少しアレンジを加えた鬼ごっこで、タッチされた箇所を負傷したということにして、そこを手で押さえながら鬼をするというルールです。
一風変わったルールに感じますが、脚まわりなどタッチする箇所によっては走りにくくなる面白い特徴があります。
特定の箇所を手で押さえながら走るのはハンデとなり、ひとりの鬼が交代するだけだと逃げる人が有利になってしまい後が続かなくなることがあります。
複数人の鬼を設定するか、増やし鬼のルールを取り入れるとよいでしょう。
多数の鬼が負傷箇所を押さえながら追いかけてくる様子は面白い光景となることうけあいです。
鬼ごっこの種類【道具利用編】
①ボール鬼
ボール鬼はタッチの代わりにボールを当てるというルールの鬼ごっこです。
タッチがボールに代わる以外は定番鬼ごっこと同じですが、走るのが苦手な人でも逃げる人を捕まえる機会があります。
ボールの数が鬼の人数となり、当てられたら鬼を交代するのが前提となるため鬼役は大変になりがちです。
大人数で遊ぶなら複数人の鬼を決めておくといいかもしれません。
他人に当ててしまう恐れのある場所や、道路にボールが飛んでいく恐れのある場所で遊ぶ場合は十分注意しましょう。
②ドッヂビー鬼
ドッヂビー鬼とはボール鬼のボールの代わりに、ソフトディスク種目「ドッヂビー」で使用するソフトディスクを使う鬼ごっこです。
ボール鬼との違いとしてはドッヂビーはフリスビーの一種であることから、投げるのにテクニックが要ることです。
ちなみにドッヂビーとはドッヂボールのソフトディスク版で、キャッチできればセーフというルールも鬼ごっこに取り入れてみると面白いかもしれません。
キャッチされないために狙いを定める必要があり、よりテクニカルな鬼ごっことなることでしょう。
③しっぽとり
しっぽ取りもタッチをしない鬼ごっこのひとつです。
ズボンにタオルを挿すなど、おしりに「しっぽ」となる物をつけて、それを取るために追いかけ合うというルールで、全員が逃げる人であり鬼でもあるという特徴を持ちます。
しっぽを取られたら脱落となり、より多くしっぽを取った人が勝ちです。
真正面からしっぽを取りにいくよりも気付かれないように背後から接近するのがコツです。
遊ぶ範囲をあえて狭くすると常に背後を取られる可能性にさらされ、スリル満点で大盛り上がり間違いなしです。
④ひょうたん鬼をロープで
ひょうたん鬼とは地面にひょうたん型の目印を描き、ひょうたんの範囲内に逃げる人、外側に鬼を配置する鬼ごっこです。
どこにいても鬼の手が届くくらいの大きさのひょうたんにすることが楽しむコツで、くびれ部分は鬼がジャンプで飛び越えられるなどの戦略的な面白さもあります。
ロープでひょうたんを描けば芝生でも遊ぶことができ、簡単に形状を変えられるので鬼が捕まえるのが難しいと感じたらその場でひょうたんのアレンジもできます。
鬼ごっこを極める!種類豊富で飽きない!
子どもたちの定番の遊びである鬼ごっこですが、大人が一緒に参加したり、大人同士でも大変盛り上がること間違いなしです。
ただでさえあらゆる種類がある鬼ごっこですが、それらのルールを組み合わせれば子どもたちはもちろん、大人も飽きることなく遊ぶことができるでしょう。
子どもたちと外遊びをするならぜひ大人も一緒に、面白いルールをつくりながら鬼ごっこをしてみてはいかがでしょうか。