どちらもアンティーク感があるだけではなく機能性も高く、タフに活用することができそうだ。
LEDだからこそできたセルロイド製のランタン
LEDランタン「38kt THE RICH」で採用されているセルロイドは160年以上前に誕生した、世界で初めて作られたプラスチック。時代とともに安価で大量生産ができる石油ベースのプラスチックにポジションを奪われてしまい、1960年以降は日本でほとんど生産されていないという。
しかもセルロイドは燃えやすく、170℃を超えると自然発火するリスクがある。そのためランタンはもちろん、電球や照明には火災の危険性で使われることはなかった。
しかしLEDだと、光自体はごく少量しか発熱しない。もちろん焚き火の近くに置くなどで170度近いことになれば発火のリスクも生じてしまうが、38kt THE RICHでは、セルロイドは内側に入っている。そのため雨で濡れても気にせずに使うことが可能となった。
セルロイドならではの立体感や発色は、現在のプラスチックにはない唯一無二のもの。また経年劣化が楽しめる真鍮が使われていることで、アンティーク感がより楽しめるデザインとなっている。
一方、へら絞りによるシエラカップ「AND」は、日本で昔から用いられている「ハンマートーン」加工が特徴。今回のRAVENシリーズでは黒を基調としたシリーズで、真鍮製の「SIERRA CUP 480ML (BRASS) CALMA STORE RAVEN」と銅製の「SIERRA CUP 480ML (COPPER) CALMA STORE RAVEN」が展開される。
SIERRA CUP 480ML (BRASS) CALMA STORE RAVENは無垢の真鍮を使って製造しており、空気や熱に触れることで酸化するので経年変化が楽しめる。SIERRA CUP 480ML (COPPER) CALMA STORE RAVENも新品の状態では綺麗なピンク色だが、開封した瞬間から指紋や空気、水に反応して経年変化が始まる。ただし素材が柔らかいので傷がつきやすく、その点も含めて楽しむシエラカップとなっている。
どちらの商品もオフィシャルオンラインストアで取り扱い中。アンティーク好きの人はぜひ注目してほしい逸品だ。